COLUMNJavaプログラミング能力認定試験とは?難易度から勉強法まで解説

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Javaプログラミング能力認定試験とは?難易度から勉強法まで解説

Javaはプログラマーにとって重要なプログラミング言語の1つであり、Javaプログラミング能力認定試験に興味がある人も多いのではないでしょうか。
オランダのTIOBE Softwareが毎月発表している「TIOBE Index」によると、Javaは2023年1月におけるプログラミング言語の人気ランキングの4位にランクインしており、世界中のシステム開発現場で使われている言語といえます。
  • 「Javaプログラミング能力認定試験に合格するメリットは?」
  • 「Javaプログラミング能力認定試験の難易度は?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問点に役立つ内容を
・Javaプログラミング能力認定試験に合格するメリット
・Javaプログラミング能力認定試験の概要や難易度
・Javaプログラミング能力認定試験の勉強法
の順番に解説していきます。
Javaプログラミング能力認定試験の受験を検討している方に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

Javaプログラミング能力認定試験とは?

Javaプログラミング能力認定試験とは、一般社団法人サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する民間の資格です。
サーティファイ情報処理能力認定委員会は他にも様々なIT系試験を実施している団体です。
Javaプログラミング能力認定試験はJavaにおける知識やスキルレベルを測定する資格であり、サーティファイ情報処理能力認定委員会が実施する試験の中で最も受験者が多くなっています。
レベルは1級から3級の3段階に分かれており、階級によって難易度や試験形式も異なります。

Javaプログラミング能力認定試験に合格するメリット

Javaプログラミング能力認定試験はIT系検定の中でも人気の試験で、Javaの知識レベルの証明や転職に有利になるといったメリットがあります。
合格することで得られるメリットを紹介します。

Javaやオブジェクト指向に関する知識の証明になる

Javaプログラミング能力認定試験に合格することで、JavaやJavaが取り入れているオブジェクト指向についての知識を保有している証明になります。
サーティファイ情報処理能力認定委員会は試験の目的について以下のように定義しています。
Java™に関する基本知識を有し、オブジェクト指向に基づくアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力を認定します。
試験に合格すれば、Javaやオブジェクト指向に関する知識を理解していると認定されたことになるのです。

転職活動でアピール材料にできる

Javaプログラミング能力認定試験に合格しておくと、IT系の企業へ転職するときのアピール材料にできるメリットがあります。
Javaプログラミング能力認定試験は履歴書に記載できる資格です。
プログラマー経験者であればJavaの知識があると示すことが可能であり、プログラマー未経験であっても仕事への熱意や意欲の高さをアピールできます。
ITやWeb系の企業に転職したいと考えている方は、プログラマーの経験の有無に関わらず取得しておくと役に立つでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験の概要

Javaプログラミング能力認定試験の概要や試験日程、受験資格について詳しく解説します。
その年によって内容が変更される可能性もあるため、詳しい内容についてはサーティファイ情報処理能力認定委員会のホームページをご覧ください。

試験概要

レベル 出題形式 受験費用 試験時間
3級 多肢選択式 5,200円 60分
2級 6,400円 90分
1級 PCを使用した実技試験 7,800円 150分
2級と3級に関しては多肢選択式で、一般的な公開試験ではリモートWebテスト、団体試験の場合はリモートWebテストもしくは筆記試験で受験します。
1級の試験はPCを使った実技試験で、公開試験・団体試験を問わず全国各地の会場に出向いて受験する必要があります。
受験費用や試験時間もレベルごとに異なるため、これから受験する方はあらかじめチェックしておきましょう。

Javaプログラミング能力認定試験の試験日程

Javaプログラミング能力認定試験はレベルによって試験日や実施される回数が変わります。
目安の時期は以下の通りです。
  • 3級:6月、9月、1月
  • 2級:6月、1月
  • 1級:6月
3級や2級は年に複数回受験が可能ですが、1級は年1回のみです。
受験を検討している方はチャンスを逃さないよう、申込時期を確認しておきましょう。

Javaプログラミング能力認定試験を受けるための条件はある?

Javaプログラミング能力認定試験を受験するために必要な資格は特にありません。
必ず3級から順番に受験しなければいけない規定もないので、Javaの知識や実務経験がある方であれば最初から1級を受験しても良いでしょう。

Javaプログラミング能力認定試験の難易度や合格率

Javaプログラミング能力認定試験は1級から3級まで階級が分かれており「どのレベルを受験すればいいか分からない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
ここではJavaプログラミング能力認定試験の難易度や合格率について詳しく解説します。
これから受験をしようと考えている方はぜひ参考にしてください。

Javaプログラミング能力認定試験で求められる能力・難易度

Javaプログラミング能力認定試験において求められる能力や難易度についてレベル別に紹介します。
自分のレベルと照らし合わせながら、受験する階級を検討してみましょう。

3級

3級はJavaやオブジェクト指向の概念について基本的な知識を身につけており、簡単なプログラムを書くことができる方におすすめの階級です。
Javaの特徴やプログラム、演算子、制御文、クラスやメソッドなどが主な出題範囲です。

2級

2級はJavaについての基礎的なルールを理解しており、Javaで簡単なプログラミングができる方向けの階級です。
2級の試験ではビット演算子やシフト演算子、制御文、コレクションクラス、パッケージ、クラスパス、スレッドなどより細かい内容を問われます。

1級

1級は実技試験ということもあり、Javaでの開発・保守運用経験がある方向けの内容となっています。
サーティファイ情報処理能力認定委員会が認定する基準は以下の通りです。
オブジェクト指向に基づく分析・設計(UML)により業務システムの流れを把握し、変更仕様に従ってプログラムの保守ができる能力を有する。なおUMLの表記はユースケース図、シーケンス図、クラス図などの基本的な知識を有する。
プログラムの仕様変更や仕様追加の課題におけるプログラム作成について出題されます。

Javaプログラミング能力認定試験の合格率

2021年度におけるJavaプログラミング能力認定試験の累計受験者数は65,943名、平均合格率は59.4%で、一般的な検定や資格よりも比較的高めです。
最もレベルが高い1級の試験であってもJavaで十分な実務経験があれば合格可能な資格です。

Javaプログラミング能力認定試験の勉強法は?

Javaプログラミング能力認定試験は対策することで独学でも合格を狙える資格です。
ここではJavaプログラミング能力認定試験の勉強法におけるポイントを紹介します。
独学で受験にチャレンジしようと考えている人はこちらの内容を参考にしてください。

初心者は参考書を使ってJavaの基礎を身につける

Java初心者は3級から受験することが多いので、まず参考書を使って基礎から理解することが大切です。
ある程度Javaやオブジェクト指向について理解できたら、参考書の問題を解いてみましょう。
問題を解いては解説を読むという作業を繰り返していけば、分からない箇所を少しずつ減らすことができます。

過去問を解く

3級や2級を受験する場合は、ある程度Javaの知識がついてきたら過去問を繰り返し解くようにしましょう。
過去問はサーティファイ情報処理能力認定委員会から公式に販売されているため、一通り解いて試験の雰囲気を掴んでおくことが大切です。

公式のサンプル問題にチャレンジする

Javaプログラミング能力認定試験は3級・2級については過去問が市販されているものの、1級はパソコンを使った実技試験となるため過去問が存在しません。
1級の対策を行うのであれば、サーティファイ情報処理能力認定委員会のホームページから無料でダウンロードできるサンプル問題に挑戦するのをおすすめします。
より理解を深めるためにも、参考書を使いながらサンプル問題を活用しましょう。

まとめ

本記事ではJavaプログラミング能力認定試験に合格するメリットや難易度、勉強法などについて詳しく紹介しました。
Javaプログラミング能力認定試験はJavaに関する知識の証明になるため、IT系企業に転職を考えている人に役立つ資格です。
独学でも十分合格を狙えるため、Javaの基礎知識を身につけたい方やJavaのスキルを活かしてスキルアップしたい方におすすめです。
『テクノジョブサーチ』では、Java経験者向けにJavaプログラミング能力認定試験の知識を活かせるプログラマーなどの案件の紹介も可能なので、ぜひチェックしてみてください。

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