Rubyの資格とは？取得するメリットや試験の難易度、勉強法も解説！

「Rubyってどんな資格なの？」
「Rubyの資格を取るメリットはあるの？」

という疑問をお持ちではありませんか？
本記事では、そんな疑問点に役立つ内容を

・Ruby技術者認定試験の概要
・Ruby技術者認定試験の資格を取得するメリット
・Rubyの資格を活かしたエンジニアとして、IT業界で活動の幅を広げる方法

の順番に解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

Rubyの資格とは？

Rubyの資格概要

Rubyとは、日本のIT技術者が開発したオブジェクト指向のプログラミング言語です。
このため、日本人にとっては、プログラミング構造が他よりも理解しやすく、勉強もしやすい、と言われています。
「Ruby技術者認定試験」は、非営利団体Ruby Associationが2007年より運営している資格で、取得するとプログラミング言語Rubyの技術者としての技術力を証明することができます。
実施される資格試験の区分は、現在「Silver」と「Gold」の2段階に分けられています。
また、開設時期は未定ですが、「Silver」と「Gold」よりもさらに高度な知識や技術力が問われる「Platinum」の試験も策定中です。

Rubyの資格種類

ここでは、Silver（シルバー）とGold（ゴールド）の試験概要や、想定される受験対象者について解説します。

Silver（シルバー）

Silverの試験は、システム開発者やRubyを新しく学び始める人、学生などに向けたレベルとなっています。
試験では、Rubyに関する基礎的な知識や技術が問われます。
例えば、変数や演算子、条件分岐などの基礎的な文法や、組み込みライブラリ、オブジェクト指向に関する内容などが出題されます。

Gold（ゴールド）

Goldの試験は、Rubyを仕事で使用する人や、より実践的な技術を身につけたい人に向けたレベルです。
試験では、SilverよりもRubyへの深い理解や知識が求められるでしょう。
具体的には、文法や組み込みライブラリに加えて、Rubyの実行環境や標準ライブラリなどに関する内容が出題範囲となっています。
Goldの資格を取得するためには、SilverとGoldの両方の試験の合格が必要となっており、Goldのみを取得すればGold認定を受けられるわけではないので注意しましょう。

Rubyの資格「Ruby技術者認定試験」に合格するメリット

ここでは、Rubyの資格を取得することのメリットを大きく3つに分けて解説します。

Rubyプログラマーとして技術の証明になる

Ruby技術者認定試験の資格を取得すると、Rubyプログラマーとして十分な技術を身につけていることの証明になります。
エンジニアや開発者として、どのようなスキルがあるのかを言語化することは困難です。
過去の成果物や関わったプロジェクトを示せるほど経験豊富なエンジニアはスキルの証明ができるものの、若手のエンジニアや経験がないエンジニアにとっては、スキルを証明することはハードルが高いでしょう。
そこで、Ruby技術者認定試験に合格していれば、エンジニアに必要な技術力や知識の基礎を身につけていることが明確になります。
自分の技術力に自信をつけたい人や、スキルを明確に示したい人は、Ruby技術者認定試験を受けることがおすすめです。

体系的に学ぶことができる

Ruby技術者認定試験のための勉強を通して、Rubyの基礎を体系的に学ぶことができるでしょう。
試験勉強ではRubyの知識を網羅的に身につけていくため、試験勉強を通して、幅広い知識も身につけられます。
Rubyの基礎を一から学ぶことができるので、経験が浅いエンジニアでも自分のスキルに自信を持つことができるようになります。
仕事で長年Rubyを使用している人でも、試験勉強で基礎的な知識をあらためて勉強し直すことができるでしょう。
経験の豊富さに関わらず、Ruby技術者認定試験のための勉強は、Rubyを使用するエンジニアにとって有意義なものといえます。

転職が有利になる

Ruby技術者認定試験の資格を取得すると、転職が有利になるでしょう。
転職活動で自分のスキルを言語化することは難しいですが、資格を取得していれば、技術力に加えてプログラマーとしての熱意まで企業に証明できます。
特に、自分が関わってきたプロジェクト等を説明するのが難しい若手の人は、転職活動の一環としてRuby技術者認定試験の資格を取得すると良いでしょう。

Ruby技術者認定試験を活かした仕事とは？

Ruby技術者認定試験の資格を活かした仕事として主に挙げられるのは、Rubyを使用したプロダクトの設計や開発、運用を行うエンジニアです。
Rubyは、ウェブサイト開発や、ある機能を別のプログラムで利用できるようにするWeb APIの開発現場で使用されることが多いため、それらを扱う企業で活躍することができるでしょう。
また、企業のエンジニア以外には、Rubyを教えるプログラミング講師になるという選択肢もあります。
資格の勉強を通してRubyの基礎を一から学ぶことにより、初めてRubyを学ぶ人がつまずきやすい内容の理解を深めることができます。
Ruby技術者認定試験の資格を取得することにより、エンジニアやプログラミング講師などのRubyを使用した仕事に自信を持って携わることができるでしょう。

Ruby技術者認定試験について

Ruby技術者認定試験の難易度

Silverは文法の知識や標準ライブラリ、オブジェクトの知識の基礎を身につける必要があります。
Rubyを学び始めて間もない人にとっては、Silver でもRubyの基礎をきちんと押さえる必要があるので、参考書を読み込むなどの対策が必要になるでしょう。
Goldは、Silverより高度な設計技術の知識や応用力が求められます。
業務でRubyを使用している人でも油断せず、確実に対策をしてから試験に臨む必要があるでしょう。

Ruby技術者認定試験の申し込み方法

試験は全国のテストセンターで随時受験可能で、申し込みは公式Webサイトよりオンラインで予約ができます。
受験料は一般の人は税込16,500円、学生は税込8,250円です。

Ruby技術者認定試験の対策とは

【独学でできる】Rubyの勉強方針

勉強の進め方

ここでは、Ruby技術者認定試験のおすすめの勉強方法を3つ紹介します。

Ruby公式のテキスト
参考書を用いた勉強
オンラインスクールや動画教材

公式のテキストを使用すると、試験の問題形式や出題傾向を確認することができます。
ITの知識が豊富な人でも、事前の試験の出題傾向の確認は必須であるため、公式テキストで傾向を確認しましょう。
また、参考書で体系的に勉強する方法もおすすめです。
参考書を用いれば通勤時間などの隙間時間に勉強ができるので、普段の業務で忙しいという人でも効率的に勉強できるでしょう。
独学では疑問点の解決も自分一人でする必要があるため、本を使用した勉強法は既にITの基礎知識がある人におすすめです。
さらに、オンラインスクールや動画教材を活用する方法もあります。
これらなら移動の時間もかからず、効率的に学習することができます。
疑問点があれば担当の講師に質問できるため、独学で勉強するよりもモチベーションを維持しながら勉強できるでしょう。

勉強のポイント

Ruby技術者認定試験の勉強のポイントを3つ紹介します。

試験日までの計画を立てる
隙間時間を有効活用する
実際に手を動かしてみる

独学で勉強する場合、自分で試験日までのスケジュールを立てる必要があります。
自分の知識量にあったスケジューリングをしましょう。
仕事をしながら資格の取得を目指している人は、通勤時間や休憩時間を有効活用して勉強するのがおすすめです。
隙間時間には参考書を使ってインプットをし、時間がある時に参考書を解くようにするなど、効率的に勉強を進めましょう。
参考書や問題集と向き合うだけではなく、実際にプログラムを動かして理解を深める方法も効果的です。
実際に手を動かすことで、知識の応用力を身につけることができるでしょう。

合格に必要な勉強時間

試験区分にもよりますが、Ruby技術者認定試験の合格に必要な勉強時間は、最低50時間、多い場合は100時間以上と言われています。
ただ、Rubyを仕事で日常的に使用している人や、Rubyと同じオブジェクト指向言語のJavaを習得している人であれば、50時間よりも短い勉強時間で合格を目指すことができるでしょう。

まとめ

本記事では、Ruby技術者認定試験の資格を取得するメリット、おすすめの勉強方法について解説しました。
IT業界で働く上でキャリアアップをしたい人は、Ruby技術者認定試験に合格し、転職をするのがおすすめです。
また、IT業界の求人に興味があり、経験を活かして派遣として仕事をしたい人におすすめなのが、『テクノジョブサーチ』という求人掲載サイトです。
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