COLUMNIoTエンジニアになるには?仕事内容・年収・求人など解説!

  1. ホーム > 
  2. コラム一覧 > 
  3. IoTエンジニアになるには?仕事内容・年収・求人など解説!

IoTエンジニアになるには?仕事内容・年収・求人など解説!

IoTエンジニア
  • 「IoTエンジニアって具体的にどんなことをするの?」
  • 「IoTエンジニアになるにはどうすれば良いの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問点に役立つ内容をIoTエンジニアの概要、仕事内容、年収、将来性、必要なスキル、就職先の順番に解説していきます。
IoTエンジニアに興味がある人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

IoTエンジニアの概要

IoTとは?

IoTとはInternet of Thingsの頭文字をとった言葉で、モノにインターネットを接続することで、身の回りの生活やサービスなどをより便利にしていくことを指します。
これまでインターネットは、主にインターネット上での情報共有として使われてきましたが、現在は電子機器の普及に伴い、家電製品や自動車など身の回りのものにインターネットを接続できるようになりました。

IoTエンジニアとは?

IoTエンジニアは、IoTを実現させるためにIoTシステムを作るエンジニアを指します。
さまざまなモノがインターネットに繋がり便利になっている世の中で、IoTエンジニアの需要は増えています 。
IoTエンジニアは、ただシステムを作るだけでなく、実装後のアップデートも行います。
IoTシステムを搭載するモノの種類は豊富にあるため、IoTエンジニアは幅広い業界で活躍できる職種だと言えます。

システムエンジニアとの違い

システムエンジニアとIoTエンジニアとの違いは業務範囲の違いにあります。
システムを作るという意味では、IoTエンジニアもシステムエンジニアと言えますが、IoTエンジニアはソフトウェアだけではなく、ハードウェアに関する知識も必要になります。
そのため、IoTエンジニアはシステムエンジニアと比べて業務範囲は広くなります。

組み込みエンジニアとの違い

組み込みエンジニアとIoTエンジニアとの違いは、その業務にあります。
組み込みエンジニアは冷蔵庫や電子レンジなど家電にプログラミングを組み込むことが仕事です。
IoTエンジニアは、家電とインターネットを繋げることが仕事であるため、ネットワークや家電を操作するためのアプリケーションなどIoTに関わるものを作ります。

IoTエンジニアの仕事内容

IoTエンジニアの仕事内容は、大きく分けて3つあります。

プロジェクトやメンバーの管理、要件定義

まずはクライアントからの案件を進めるために、プロジェクトを立ち上げ、適切なメンバーをアサインし、業務を管理していく必要があります。
クライアントからIoTを行う目的や必要な機能などをヒアリングし、どのようなスケジュールで行うのか見通しを立てます。
IoT関連のプロジェクトは、チームで協力してプロジェクト形式で各工程を進めることが多いです。
最初に方向性を定めなければ、今後に影響が出てしまうため、クライアントが何を求めているのか把握する必要があります。

プログラミングテスト

プロジェクトを進め、企画に沿った機能を実装するためにプログラミングを行います。
IoTネットワークを構築するためには、正確にプログラミングを行う必要があります。
さらに、テスト項目に沿ってプログラミングテストを行い、もしバグやミスが見つかった場合は一つずつ取り除いていきます。
ミスを見つけるたびに臨機応変に対応する必要があり、辛抱強くプログラミングの工程に向き合う必要があります。

システム運用・保守

安定したサービスを継続するためにシステム運用・保守を行うのも、IoTエンジニアの仕事のひとつです。
IoT製品は商品を販売したら終わりではありません。
IoTシステムやネットワークなど、問題を見つけたらその都度メンテナンスやアップデートを行う必要があります。
また、確実なセキュリティ対策を行うことはクライアントとの信頼関係を築くことに繋がります。

IoTエンジニアの年収

IoTエンジニアの年収は、勤務地や経験、スキルなどによって異なりますが、500万円ほどと言われています。
IoTエンジニアの年収は、日本の平均年収と比較して少し高い傾向にあります。
経験を積み、上流工程を担当することで年収1,000万円を超えるIoTエンジニアも中にはいます。
IoTエンジニアが活躍できる場は非常に広く、企業の規模や分野などさまざまな条件の求人があります。
自分のスキルを高めることで年収を高めることができるでしょう。

IoTエンジニアの将来性

IoTエンジニアは他のエンジニアと比べても将来性が高い職種だと言えます。
現在クラウド関連の技術は急速に成長しており、今後さらなるインターネットの普及が予想されます。
それに伴い、人々は物をインターネットに接続し、さらに便利な製品やサービスを求めるようになるでしょう。
そのため、今後もIoTエンジニアの需要は高まるといえます。
実際、IT専門調査会社のIDC JapanによるとIoT業界の市場は今後も拡大すると言われています。
また、IT業界は人材不足が問題となっており、IoTエンジニアを目指すことでそのスキルを活かした転職も可能となるでしょう。

IoTエンジニアに必要なスキル・資格

ここでは、具体的にIoTエンジニアに必要なスキルや資格について説明していきます。

IoTエンジニアに必要な5つのスキル

IoTエンジニアに必要なスキルは5つあります。

組み込み系の知識

IoTエンジニアは、モノに組み込まれたプログラミングをコントロールする必要があるため、組み込み系の知識が必要になります。
また、IoTが搭載されている機械は、電子レンジや冷蔵庫など大きい家電に限らず、小型デバイスの場合もあります。
ハードウェアに関する知識も必要となるでしょう。

ネットワークの知識

IoTはモノとインターネットを繋げる必要があるため、ネットワークの知識も必要になります。
最近では、5GやBluetoothなど無線通信技術の進歩が目まぐるしく進んでいます。
IoTでも最新の技術を使うことが多いため、知識を更新していく必要があります。

セキュリティの知識

モノをインターネットに接続することは、不正にハックされる危険性をはらんでいます。
ユーザーに信頼して商品を使ってもらうためにも、セキュリティに関する知識は身につけておかなければいけません。

AIの知識

AIの発展により、AIを搭載したIoTデバイスが増えてきました。
そのため、AIに関する最新の知識も必要となるでしょう。
例えば、IoTデバイスが入手したデータをAIが分析するなどが自動運転の技術では使われています。

コミュニケーション能力

IoTエンジニアはクライアントやチームメイトとのコミュニケーションを取る場が多いです。
そのため、コミュニケーション能力が必要になります。
クライアントからの ヒアリングや、プロジェクトを進める時など円滑なコミュニケーションが求められます。

IoTエンジニアに役立つ2つの資格

IoTエンジニアに役立つ資格として代表的なものが2つ挙げられます。

IoT検定

IoT検定とはIoT検定制度委員会が運営している検定で、IoTに関する知識やIoTビジネスに関する運営方法などの質問が出題されます。
そのため、IoTエンジニアだけでなく、IoTに携わるビジネスパーソンにもおすすめの資格です。

IoTシステム技術検定

IoTシステム技術検定は、IoTの企画やシステム構築についての質問が出題されます。
初級・中級・上級とレベル分けがされているので、自分にあったレベルの検定を受けることができます。

IoTエンジニアの就職先

IoTエンジニアは、モノに関わる職なのでそのモノによって業界が異なります。
そのため、IT業界だけでなく、医療や物流、製造や農業など幅広い業界で活躍することができるでしょう。
また、IoTエンジニアの業務は、プログラミングからネットワーク構築まで専門的な知識を持っているため、自分が活かしたいスキルを使ってキャリアパスを築くことが可能です。
IoTエンジニアは、その知識を幅広い分野で活かすことができることから就職先の選択肢が広いです。

まとめ

IoTエンジニアは、モノとインターネットを接続するためのシステムを構築するエンジニアです。インターネットの普及とIT人材不足から需要が高まっており、今後も需要は増えるでしょう。
また、その幅広い知識と汎用性の高さから転職先の選択肢が広いです。
『テクノジョブサーチ』では、ITの未経験者経験者問わずでも豊富な案件の紹介が可能です。
IoTエンジニアに興味がある人はぜひご利用ください。

\\ICT・通信業界の求人多数!//

テクノジョブサーチで今すぐ求人を探す