COLUMNITコーディネータの試験とは?試験対策や難易度をくわしく解説!

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ITコーディネータの試験とは?試験対策や難易度をくわしく解説!

ITコーディネータ
  • 「ITコーディネータ試験の難易度は高い?」
  • 「効率的にITコーディネータの勉強をするには?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・ITコーディネータについて
・ITコーディネータの資格を取得するメリット
・ITコーディネータの試験対策
の順番に解説していきます。
ITコーディネータ試験を受けようと考えている人や、どんな試験なのか知りたい人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ITコーディネータについて

ITコーディネータ資格の概要や資格取得後の仕事内容などについて、詳しく解説していきます。
これからの時代に活躍するITコーディネータについて、理解を深めていきましょう。

ITコーディネータとは?

ITコーディネータ資格は、これからのDX時代においてITサービスを活用していける人材を育てる役割を果たしています。
ITコーディネータ試験に合格し、ケース研修を修了することで、ITコーディネータの資格認定が受けられます。

ITコーディネータの仕事内容

ITコーディネータは、ITと経営の知識を用いて、経営に貢献できるITサービスの活用を支援します。
ITコーディネータの主たる価値は、「IT」という技術的な側面の支援で終わるのではなく、「経営の支援」までサポートすることと言えます。
企業内でITコーディネータとして活動する場合、自社のIT導入支援やIT推進などが主な業務内容です。
システム面と経営面の両方から企業をサポートし、的確な経営戦略による売上向上実現へ導きます。

経済産業省が推進している

近年、IT人材の不足が懸念されていることから、ITコーディネータは経済産業省が推進している資格の一つです。
特に、中小企業などでは「IT導入に積極的に力を入れていきたいが、ITに詳しい人材が見つからない」という課題を抱える経営者は少なくありません。
国が資格取得を推進することで、ITによって経営をサポートできるITコーディネータを大幅に増やそうとしています。

ITパスポートとの違い

ITに関する資格は数多く存在します。その中でも、ITパスポート試験との違いをチェックしてみましょう。
ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を身につけられる国家資格です。
デジタル化やITサービスの普及が進む社会で生きていく全ての人を対象としています。
ITコーディネータと違い、求められるのはITの基礎知識が主です。
それに対して、ITコーディネータの試験は、ITパスポートより専門性の高いIT知識と経営の知識が求められます。
両試験とも受験は誰でもできますが、ITコーディネータ試験の方が高度なIT知識と、それを経営に活かす高いスキルが必要だと言えるでしょう。

ITコーディネータの資格を取得するメリット

ITコーディネータは、これからを生きる会社がITを活用して経営戦略を練っていくために、必要な存在と考えられます。
ここからは、ITコーディネータの資格を取得するメリットを、3つ紹介していきます。
ITコーディネータ試験の受験に迷いがある人は、これから紹介する重要なメリットを確認してみましょう。
【ITコーディネータの資格を取得するメリット】
・実践的なIT知識・スキルが身につく
・経営の視点や考え方を学べる
・転職が有利になる

実践的なIT知識・スキルが身につく

ITコーディネータの資格認定のためには試験の合格とケース研修の修了が必要です。
試験勉強や研修の受講によって、ITを活用していくための実践的な知識とスキルが身につきます。
経営の知識を併せて学ぶことにより、IT経営で求められるノウハウを習得することができます。
ITと経営の知識を持つことで、あらゆる業種で役立つスキルを身につけられるでしょう。

経営者の視点や考え方を学べる

ほかのIT系の資格と大きく異なるのが、経営についても学ぶ必要があるという点です。
経営で必要となる、目標を見据える戦略的思考を習得できます。
試験合格後の研修中に、目標設定やターゲティングに関する戦略的な考え方が身につけられるでしょう。

転職が有利になる

ITコーディネータ資格の認定を受けていることで、IT知識やスキルがあることの証明になります。
ITサービスを経営に活用できるスキルを証明することで、転職時に有利になる場合があります。
また、ITコーディネータ試験のために勉強したという、学習意欲や向上心のアピールにもつながるでしょう。

ITコーディネータの試験について

ITコーディネータ試験の受験や制度には、いくつかルールがあります。
ここからは、ITコーディネータの試験概要や難易度、認定制度について詳しく紹介していきます。
受験の前には必ず確認するようにしましょう。

試験概要

ITコーディネータ試験は、受験資格の制限がなく、誰でも受験できます。
試験は年に2回行われるため、受験機会の多い試験です。
コンピューターを使ったCBT方式の試験で、全国約300ヵ所ある試験会場から選択できます。
実際に受験する前に、以下の試験概要をチェックしておきましょう。
出題範囲 PGLIT(経営推進プロセスガイドライン)全体・PGLのIT経営共通領域
※選択問題は、経営系か情報系か選択
問題数 100問(うち必須60問、選択40問)
試験方式 CBT方式
(コンピューターを使用する試験方法)
試験時間 120分
試験日程 年間2回(各期間1ヵ月程度)
受験費用 19,800円(税込)

資格の更新

ITコーディネータ試験に合格し、ケース研修を修了すると、ITコーディネータ資格を取得できます。
取得した資格は、毎年更新が必要なため、注意しましょう。
更新が必要な理由は、資格取得者がITコーディネータとして一定水準の知識・スキルを持ち続けることで、資格の品質を維持するためです。
このため、資格を取得したあとも、継続学習を心がける必要があります。
ITコーディネータ協会が規定する実績力ポイント獲得や実務活動報告書の作成など、条件を満たすことで資格の更新が可能です。

試験の難易度

ITコーディネータ試験は合格率が高く、難易度はそれほど高くはないと言われています。
受験者数に対しての合格率は、現在掲載されている過去18回の平均だと61.2%で、半数以上の人が合格している試験です。
合格ラインは発表されていないものの、一般的に約60〜80%が合格ラインだと言われています。

ITコーディネータの試験対策について

そこまで難易度は高くないと言われるITコーディネータ試験ですが、試験前にはしっかりと対策することが大切です。
効果的な試験対策について、以下で紹介します。
受験を予定している人は、チェックしておきましょう。

過去問はある?おすすめの勉強方法

ITコーディネータ試験には過去問が存在しません。
日々新たな知識や技術が生まれるIT分野だからこそ、最新の情報を得て学ぶことが求められます。
過去問はありませんが、サンプル問題が用意されているため、受験前に挑戦してみましょう。
また、ITコーディネータ協会が認定している書籍や試験ガイドブックなどを活用できます。

合格に必要な勉強時間

ITコーディネータ試験合格に必要な勉強時間は、おおよそ50時間以上が目安です。
IT業界での実務経験の有無などによって人それぞれ知識量が異なりますが、一般的な知識量だと必要な勉強時間は50時間前後と言えます。
ITコーディネータ試験は、120分で100問を回答しなければならず、回答スピードが重要です。
そのため、テキストや書籍を読み込み覚えていくことが必要です。

まとめ

ITコーディネータの試験は、業務に役立つ知識を得られる試験です。
また、資格認定には試験の合格に加えて研修を修了する必要があるため、資格認定までの過程で知識とスキルを確実に身につけられます。
ITを経営に活かすスキルを身につけたい人や、資格を取って転職に活かしたい人に最適でしょう。
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