COLUMNPMPを取得しても意味がない?取得するメリットや難易度を紹介

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PMPを取得しても意味がない?取得するメリットや難易度を紹介

PMP
  • 「PMPを取得しても意味がない?」
  • 「PMP試験の難易度・合格率は、どのくらいなの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・PMPを取得しても意味がない?
・PMPを取得するメリット
・PMP試験の合格率・難易度
の順番に解説していきます。
PMPの取得を検討している人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

PMPとは?

PMPは、米国のPMI(プロジェクトマネジメント協会)がPMBOK(Project Management Body of Knowledge)ガイドに基づいて認定する国際資格で、正式名称は「Project Management Professional」です。
プロジェクトマネジメントの経験と知識、マネジメントへの姿勢など実務的な内容について問われます。
PMPは3年ごとに更新が必要です。
更新するには、CCRプログラムに参加し、PDUを3年間で60PDU以上取得することと更新料を支払う必要があります。
PDUとは、更新に必要な学習・活動時間を計測する単位です。
1時間学習すると1PDU取得できます。また、1.5PDU(1時間30分学習した場合)などの端数の取得が可能で、最小単位は0.25PDUです。
更新に必要な60PDUを取得後、PMIに申請し、内容が認定されてから更新料を支払うと更新手続き完了となります。

PMP試験の概要

PMP試験の概要は、以下の通りです。
受験費用 PMI会員:405ドル(再受験275ドル)
非会員:555ドル(再受験375ドル)
試験日・試験会場 随時受付
全国のピアソンVUE会場またはオンライン受験
試験内容 人:42%
プロセス:50%
ビジネス環境:8%
試験形式 四肢択一式
(試験問題は日本語・英語などの言語の選択が可能)
試験は、ほぼ毎日行われていますが混雑する場合があります。
早めの予約をおすすめします。

PMP試験の受験資格

PMP試験の受験資格は、学歴によって異なります。

カテゴリー1

【4年制大学卒業以上、または同等の資格を持つ者】
プロジェクトマネジメントの経験が3年(36カ月)、4,500時間に及ぶプロジェクトを指揮・監督する立場での実務経験が求められます。

カテゴリー2

【高校卒業以上、また同等の資格を持つ者】
プロジェクトマネジメントの経験が5年(60カ月)、7,500時間に及ぶプロジェクトを指揮・監督する立場での実務経験が求められます。
実務経験は、試験の申し込みからさかのぼって、8年以内であること、第三者が認める内容でなければいけません。
また、PMIが認定する研修への参加も受験資格に含まれます。
試験の申込み日までに、PMIが認定する研修を修了することで受験が認められます。

PMPを取得しても意味がない?

PMPは、米国組織が主催の資格のため、まだ日本国内での認知が低く、しばしば、取得しても意味がないと言われることがあります。
しかし、PMPは権威性が高い資格で「ミニMBA」と呼ばれることがあります。
名刺のプロフィールにPMPを記載する人は多く、外資系企業のマネージャークラスの名刺に記載されていることは珍しくありません。
また、PMPの取得には年単位の実務経験が必要です。
そのため有資格者は、ポジティブなイメージを抱かれやすいです。
社内では、学歴よりPMPの方が評価されることもあるため、PMPを取得する意味は十分にあると言えるでしょう。

PMPを取得するメリット・価値とは?

PMPを取得するメリット・価値には、以下の4つがあります。

マネジメント分野の知識が身につく

PMPを取得するメリットとして最初に挙げるのが、マネジメント分野の知識が身につくことです。
実務でもマネジメントに関する知識・スキルは身につきますが、その実務に偏った内容になりやすく、体系的な知識・スキルを身につけるのは困難です。
PMPを取得するために、参考書などを使って学習することで、順序立った知識・スキルを身につけることができます。
また、PMPは更新のためにCCRプログラムに参加して勉強や活動を行う必要があります。
これらの活動を通して、最新の知識・スキルを身につけていくこともできます。

業務効率化につながる

PMPを取得して、プロジェクトマネジメントの体系的な知識・スキルを身につけ、実際の業務に活かすことで、業務効率化につながります。
身につけた知識・スキルをチームのマネジメントに活かしていくことで、チーム全体の生産性の向上が期待できるでしょう。
この他に専門的な知識・スキルを持っていると、チームメンバーから信頼されやすくなります。
信頼できる人がチームにいることで、チーム全体とプロジェクトにも良い影響を与えやすくなります。

キャリアアップにつながる

PMPの取得は、キャリアアップにもつながります。
プロジェクトマネジメントの知識・スキルを持つ人材は、さまざまな業界で求められています。
そのため、PMPを取得することでキャリアアップだけでなく、転職でも有利になることでしょう。
また、前述のとおりPMPは国際資格です。
特に外資系企業内でのキャリアアップを考えると良いアピールにつながることでしょう。

人脈が広がる

PMPの取得で、人脈を広げることができます。
PMPは受験条件に研修への参加があり、資格の更新時にもセミナーや勉強会への参加が求められます。
そういった研修やセミナーなどで、コミュニケーションを取ることで、普段の業務では関わることができない業界の人との人脈作りにつながります。
プロジェクトマネジメントに携わる者同士で、仕事の進め方や悩みなどを相談しあうコミュニティができることもあります。
実際、PMPを取得した人たちが、SNSなどを通じてコミュニティを作っています。
このような人脈は、仕事に活かすことができるでしょう。
特に独立や起業を考えていれば、同じPMP取得者のコミュニティを有効に活用できるはずです。

PMP試験の合格率・難易度

PMPの合格率と難易度ですが、まず合格率は公表されていないため、正確な合格率は不明です。
インターネットの情報では、合格率は60〜80%ほどと予想されていますが、主催者のPMIが公表していない以上、正しい情報か確認はできません。
試験で合格点を取るには、6割程度の正答率が必要です。
受験資格で説明しましたが、PMPは学歴に応じて3年〜5年の実務経験と、研修を修了しなければ受験が認められません。
受験者は、年単位の実務経験と受験対策の勉強もした上で受験しています。
実務で身につけた知識・スキルがあるにもかかわらず、合格率が60〜80% と予想されていることを考えると、PMP試験は難易度が高い試験だと推測されます。

PMP試験の勉強方法

PMP取得に向けた勉強方法はさまざまですが、ここではおすすめの勉強方法を3つ紹介します。

参考書

試験を主催するPMIから、公式の参考書「PMBOKガイド」が発行されています。こちらを使って勉強しましょう。
PMBOKガイドは、約800ページものボリュームがある本ですが、電子書籍版もあるのでスマートフォンやタブレットに入れておけば、通勤中や隙間時間にも勉強ができます。
複数回、少なくとも3回は読み返して、PMBOKガイドの内容をインプット・アウトプットできるようにしましょう。

問題集

問題集を繰り返し解くことで、自分の得意不得意を把握でき、出題傾向も理解することができます。
PMP試験の問題集は、多くの出版社から発売されていますが、主催者のPMIからも発売されています。
公式の問題集だけでなく、その他の問題集も使いながら間違えた問題を確認・復習して、本番で同じ間違いをしないよう正答率を上げていきましょう。

Eラーニング

PMPの受験資格にPMIが認定する研修の受講があります。Eラーニングを受けることで研修の受講で認定される受験資格を満たして、PMP試験合格に向けた勉強もできます。
Eラーニングは、複数の会社から提供されていて、費用は4〜5万円と会社によって異なります。
Eラーニングは研修と違い、自宅で受けられるのでおすすめです。

まとめ

PMPの取得は簡単ではありません。
しかし、国際資格として認知されているため、キャリアアップ・国内外の企業への転職で活かせます。
現状IT業界で働いている人は、スキルアップのためにも、PMPの取得に挑戦してみましょう。
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