COLUMNフィールドエンジニアはきつい?5つの理由とやりがいとは

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フィールドエンジニアはきつい?5つの理由とやりがいとは

フィールドエンジニア
「未経験でもフィールドエンジニアに転職できるだろうか?」
「フィールドエンジニアは『やめとけ』『きつい』と聞くが、本当だろうか?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • フィールドエンジニアがきついと言われる5つの理由
  • フィールドエンジニアのやりがい
  • 未経験からフィールドエンジニアになるには?
の順番に解説していきます。
フィールドエンジニアを目指そうか迷っている人や、自分がフィールドエンジニアに向いているか知りたい人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

フィールドエンジニアの仕事内容

フィールドエンジニアとは、以下のようなIT製品におけるユーザーのサポート全般を担当するエンジニアです。
  • 製品のトラブル解決
  • 製品の設置サポート
  • 製品のメンテナンス
  • 製品の説明・営業
時にはユーザーの現場に出向き、これらの業務にあたります。ユーザーがITの専門知識を持っていない場合も多いため、サポートの際には専門知識だけでなく説明能力やコミュニケーション能力も必要となります。
フィールドエンジニアについて、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

フィールドエンジニアがきついと言われる5つの理由

では、なぜフィールドエンジニアの仕事はきついと言われるのでしょうか。
ここではその理由を5つご紹介します。

休日での電話対応

フィールドエンジニアはサービス業的な側面があり、ユーザーからの急な問い合わせにも対応しなければいけません。
時には休日にユーザーの電話対応をしなければならないこともあります。
しかし、全ての企業において休日の電話対応が必須なわけではありません。
業界的に対応が強いられることが多いですが、休日の電話対応がない企業もあります。
自分の生活スタイルと合った企業を選びましょう。

拘束時間の長さ

ユーザーからの問い合わせがあって現場に出向いた際に、トラブルがなかなか解消せず、残業が発生するケースがあります。
フィールドエンジニアには基本的に作業手順書やマニュアルが用意されていますが、想定外の事象やトラブルの発生はつきものです。
自分が想定していた時間より長くかかってしまうことがストレスに感じる場合、フィールドエンジニアとしての仕事が厳しいと感じてしまうこともあるかもしれません。

顧客との関係構築

フィールドエンジニアは客先に出向くことが多く、顧客との人間関係を構築しなければスムーズに作業が進められません。
円滑なコミュニケーションが取れない場合、顧客とのやりとりに負担を感じてしまうことも考えられます。
特に、顧客は製品のユーザーであるため、わからないことを事細かに聞いてくる傾向があります。
ユーザーであるため当然のことではありますが、フィールドエンジニアとしては把握していなかった知識を質問されることもあるでしょう。
もちろん、知識を蓄えておくことも必要ですが、適切な人間関係を築くためには、自分のわからないことを他のメンバーに予め質問しておくことも重要です。

作業現場での雰囲気

フィールドエンジニアの作業現場は基本的に客先のため、なかなか心を落ち着ける時間がない場合があります。
また、想定外の事象やトラブルが発生し作業時間が長引けば、その場に居づらいような雰囲気を感じてしまう人も多いでしょう。
口コミサイトなどでは、トラブルなどで顧客先に訪問する際に、怒っている場合が多くきついと感じることがよくあると書かれることもあります。
しかし実際にFGLテクノソリューションズからフィールドエンジニアとして就業されている方によると、顧客が怒っている場合はほとんどないようです。

機器に応じた専門知識が必要

フィールドエンジニアの仕事は、対象の機器やシステムに応じた高い専門知識が求められます。
トラブル対応の際は、客先に一人で行くことが多く、自分の知識を駆使して、決められた時間の中でトラブル解決をしなければなりません。
予期せぬ不具合やトラブルに迅速に対応するためには、自身が携わる機器についての深い理解、詳しい知識が必要不可欠です。
高い専門性が求められる仕事であるという理由から、知識を蓄え続けなければならないことにきつさや負担を感じるという声は多く見られます。
特に、システムや機器に興味がない人は、理解を深めることに対してきついと感じることがあるでしょう。

業界別!フィールドエンジニアのきつさとは

フィールドエンジニアは、業界によって大きく仕事が異なります。
このため、実際の事例を元に、フィールドエンジニアが働くきつさはどのようなものがあるか見ていきましょう。

半導体装置のフィールドエンジニア

半導体の装置を扱うエンジニアの例です。
クリーンルーム内で作業を行うため、クリーンスーツを着用して仕事を行うことが負担となったという体験談が挙げられました。
スーツの指定がある場合、お手洗いに行きづらいといったケースが考えられたり、さらに何億・何百と高額な装置を扱うため失敗が許されないことによる極度の緊張状態が連続したり、といったことが考えられるでしょう。

医療機器のフィールドエンジニア

医療機器のフィールドエンジニアの例です。
医療分野は人の生死にかかわります。
緊急性のトラブルだと、診療に影響を与えてしまう可能性があるため、責任が重大です。
責任があるということは同時にやりがいを感じやすいものの、人によっては当然、重荷に感じてしまうこともあるでしょう。

個人宅のネットワーク機器を設置するフィールドエンジニア

個人宅のネットワーク機器を設置するエンジニアの中には、toC向けの営業になるために、心労があるという声も挙げられます。
IT知識の乏しい一消費者に対して、ネットワーク機器を説明してもなかなか理解してもらえないことがあり、ストレスに繋がったそうです。
コミュニケーションを取ることが好きな人にとっては楽しい時間かもしれませんが、苦手な人にとっては、苦痛を感じやすい仕事かもしれません。

フィールドエンジニアのやりがい

フィールドエンジニアのやりがいを見ていきましょう。

「ありがとう」と感謝の気持ちを直接受け取ることが出来る

顧客先でトラブルや故障の対応をするため、「ありがとうございます」といったお礼は直接もらえることが多いでしょう。
特に、ITエンジニアであれば、顧客の顔が見えないことがほとんどです。
実際はどんなユーザーが使っているのかわからない仕事をするエンジニアも多い中で、フィールドエンジニアは、ユーザーと対面し、感謝を伝えてもらえるというのは、やりがいを感じやすい良い仕事だと言えるでしょう。

お客様のニーズを反映出来る

顧客先での会話の中で、ニーズを直接聞くことができるのは大きなメリットです。
場合によっては、企画・開発部門と連携して新しい開発に携わることもできるでしょう。

エンジニアとしてスキルアップ出来る

フィールドエンジニアが決して楽な仕事ではないことは説明してきた通りです。
しかし、その反面フィールドエンジニアとして働くことで、大きなスキルアップを目指せるでしょう。
入社して間もない頃は、定期点検などからスタートし、徐々に機器の設置や客先におけるトラブル対応など難易度の高い仕事を任されていくケースが多くあります。
少しずつできる仕事を増やしていくことで、フィールドエンジニアとして必要なスキルを身に付けることができるでしょう。
また、業務ではさまざまな機器を扱うことが多いため、業務の中で機器に関する専門的な知識や扱い方、ノウハウを学ぶことができます。

フィールドエンジニアに向いている人は?

フィールドエンジニアの仕事は、機器を扱うことが苦ではない人や扱いが得意な人が向いています。
フィールドエンジニアは機器に関する専門知識を身に付けたり、日常的に機器に触れる機会が多かったりする仕事です。
そのため、もともと機器の扱いに対して抵抗がない人が向いている仕事と言えるでしょう。
また、フィールドエンジニアの仕事では、黙々と作業するだけではなく、クライアントとの円滑なコミュニケーションを取ることが求められます。
一人で客先に赴いた際には、予期せぬトラブルにも一人で対処し、解決に導かなければなりません。
会社の顔として接客できるスキルや、臨機応変にトラブルに対応するスキルがある人は、フィールドエンジニアとして活躍できるでしょう。

今後も需要が拡大?フィールドエンジニアの将来性

クラウドサービスの需要が拡大したことにより、フィールドエンジニアもさまざまな仕事が増えました。
ネットワーク機器の設置など、多くの現場で引く手あまたになっています。
もちろん、いくらクラウドが台頭しているとはいえ、オンプレミス型のシステムの需要がなくなるということは今後も考えづらいです。
このため、オフラインでの作業が必須になるフィールドエンジニアは需要が十分に高いと言えます。

フィールドエンジニアの明るい将来性

フィールドエンジニアは将来性が明るい仕事だと言えます。
担当する仕事が幅広いことから特定のスキルを磨く選択肢が豊富にあります。
まずは自分が好きだと思うことから知識を深めてみるのもおすすめです。

未経験からフィールドエンジニアになることはできる?

専門的な知識が求められるフィールドエンジニアは、未経験からの転職が難しいというイメージがありますが、実は未経験でも挑戦しやすいエンジニア職の一つです。
フィールドエンジニアは、基本的に自社の製品の設置やトラブル対応を行います。
そのため、自社製品などを扱う機器の詳しい知識は、入社後のOJTで学ぶ場合が多く、未経験者にとって比較的敷居の低い職業と言えるでしょう。
また、フィールドエンジニアは技術面以外にもコミュニケーション能力や問題解決能力が求められます。
営業や接客業で培ったスキルを活かして、フィールドエンジニアとして活躍を目指すことは充分に可能でしょう。
フィールドエンジニアの志望動機の書き方については下記で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

もし「きつい」と感じてしまうなら?何がきついのかをはっきりさせることが大切

仕事がきついと思ってしまうのには必ず原因があります。
転職を考える際には、まず自分がどんな点において「きつい」と感じやすいのかをはっきりさせることが大切です。
「きつい」と感じるポイントは人それぞれですから、自分が感じるポイントを冷静に見つめ直してみましょう。
例えば、夜間や休日対応がきついのであれば会社と相談して担当するIT製品を変えてもらえるかもしれません。
未経験からスタートしたために、業務内容の負担などがある場合は、研修・サポートを要求してみるのも良いでしょう。
まずは、現在置かれている環境の中で「何がストレスになっているか」「どうすればストレスを解消できそうか」といった観点で、問題解決を図ってみてください。
それでもやはり「現在の会社では問題が解決できない」という場合は、転職エージェントを使った転職活動をおすすめします。

まとめ

ここでは、フィールドエンジニアの仕事内容や、きついと言われる理由、その対処方法などを紹介しました。
フィールドエンジニアは、夜間休日の対応や拘束時間の長さ、顧客との関係性、作業現場での雰囲気などから「きつい仕事」という口コミもあります。
しかし、ユーザーから直接感謝されることも多く、自身のIT知識・技術を磨くこともできます。
他のエンジニア職では得られないやりがいがあることも、ぜひ覚えておいてください。
転職を考えるときには、ぜひFGLテクノソリューションズにご相談ください。豊富な案件の中からぴったりの職種をご提案いたします。

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