COLUMNDXアドバイザー検定とは?合格するメリットや合格率について解説

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DXアドバイザー検定とは?合格するメリットや合格率について解説

DXアドバイザー検定
「DXアドバイザー検定って役に立つの?」
「DXアドバイザー検定って難しいの?」
「どれくらい勉強すれば受かるの?」
といった疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • DXアドバイザー検定とは
  • DXアドバイザー検定の合格率
  • DXアドバイザー検定の勉強方法
の順番に解説していきます。
DXを推進できるようになりたい人で、DXアドバイザー検定に興味がある人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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DXアドバイザー検定(スペシャリスト)とは?

DXアドバイザー検定は、2018年に始まったDXを推進できる人材になるための検定です。
DXアドバイザー検定は、ITリテラシーに加え、DXリテラシーやビジネスアナリシス、情報マネジメントまでもが網羅された実践的な検定です。
コンサルタントやDX担当者を始め、多くの人が受検している検定で、現在、注目の集まっている検定です。
検定に合格すると、DXのプロであることを証明できます。このため、主にIT職の営業に役立つといった声が見受けられます。
DXアドバイザー検定の合格を社員に積極的に促している企業も見受けられます。
さらに、DXプロジェクトなどに参画する上での必要な知識やスキルを身に付けることができ、DXを推し進めるために非常に役に立つ検定です。
また、検定には基礎知識が問われる「スペシャリスト」、実務に関する知識が問われる「エキスパート」、より実践的な知識が問われる「プロフェッショナル」の3段階あり、現在受験できる試験は、基礎が問われる「スペシャリスト」という検定のみです。それ以外の試験は、公式で、現在準備中です。

DXアドバイザー検定を受検する3つのメリット

DXアドバイザー検定に合格することで得られるメリットを以下に3つ紹介します。

オープンバッジを取得できる

DXアドバイザー検定の試験に合格すると、DXアドバイザーのオープンバッジを取得することができます。
ITやセキュリティについて精通していることや、DXを推し進められる人材であることを客観的に証明することができるため、転職やキャリアアップに有利になるでしょう。
また、名刺やメールに添付することで、社内や取引先などから信頼を得られる点もメリットと言えるでしょう。

DXを進めるための知識を身に付けられる

DXアドバイザー検定の試験では、企業の抱えている課題をDXで解決に導くための知識が問われます。
そのため、DXアドバイザー検定の試験勉強を通して、DXについての知識やリテラシーを深め、DXを推し進めるための知識を身に付けることができます。
DXに関する知識を身に付けることは、仕事を進めていく上ではもちろんのこと、他社からの信頼やキャリアアップにも役立つことでしょう。
近年、あらゆる企業でDXが求められるため、これらの知識はコンサルティング業務や自社のDXに伴うプロジェクトを進める際に役に立つでしょう。

あらゆるビジネスシーンに役立てることができる

デジタル庁は、2023年6月9日に、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」についての改定案を閣議決定しました。
この資料内には、今後あらゆる企業やビジネスにおいてDXの計画が図られる必要があると記載されています。DXの知識は、業界問わず求められるものになっていくのです

DXアドバイザーの検定の合格はどのような仕事に役に立つ?

それでは、具体的にどのような業界でDXアドバイザーの知識を活かすことができるのかを解説します。

IT業界の仕事

DXアドバイザー検定を活かせる仕事が多いのは、IT業界です。
例えば、ITコンサルタントは、クライアントのビジネスやデジタル領域などに関する問題を解決するために、システムの構築やITに関する提案などを行います。
DXアドバイザー検定に合格するためには、ITリテラシーやビジネスアナリシスなどの知識が必要となるため、ITコンサルタントやその他のITに関連した職種に活かせる場面が多いです。

IT業界以外の仕事

また、IT業界以外にもDXを活かせる職業は多いです。
例えば、不動産業界は、設計図や図面、契約書などは紙で出力されることが多く、ペーパーレス化を進めることが求められています。
アナログな習慣が染み付いているため、いきなりデジタル化を進めるのではなく、段階的な調整も必要です。
他にも、あらゆる業界のバックオフィスから営業、マーケティング、採用、企業経営など、DXの支援領域は多岐に渡ります。
DXを推し進めている企業は多く存在するため、そのような企業にDXアドバイザー検定を活かすことができるでしょう。

DXアドバイザー検定の試験概要について

この項目では、DXアドバイザー検定の試験概要について解説していきます。

試験範囲について

DXアドバイザーの試験範囲は大きく分けて4つです。
  • 「ITリテラシー」
  • 「DXリテラシー」
  • 「ビジネスアナリシス」
  • 「情報マネジメント(個人情報保護等)」
DXアドバイザー検定ではこれら4つの総合点で合否が決まります。

受検方法や試験日程について

出題形式 4択式
問題数 80問
試験日程 年末年始以外の通年実施。
テストセンターで予約した日時で受験可能。
試験時間 90分
会場 CBTテストセンター
受験料 10,000円(税込み)

合格率や難易度は?勉強時間はどのくらい必要?

次に、DXアドバイザー検定の合格率や難易度などについて解説していきます。

合格率と難易度

DXアドバイザー検定の合格率は、約60%です。
DXアドバイザー検定は、現在、DXの基礎が問われる「スペシャリスト」のみが行われているため、比較的合格しやすいと言えるでしょう。
また、DXに関する理解度を図る目的で行われるDX検定の合格率が約30%であり、これと比較すると難易度はそこまで高くないと言えます。

勉強時間

DXアドバイザー検定に合格するために必要な勉強時間について紹介します。
DXに関する試験として、DXビジネス検定という検定があり、DXの基礎が問われるスタンダードの合格率は2023年に開催された試験では28%でした。
DXビジネス検定は、100時間程度の勉強時間が必要といった意見もあることから、両検定の合格率を考えると、DXアドバイザー検定の勉強時間は50時間程度必要と言えるでしょう。
しかし、勉強時間は、元々持っているDXに関する知識量が個々人で異なるため、一定の目安と考えて自分のできるところまでしっかり対策し、試験に臨みましょう。

過去問はある?合格するための3つの勉強方法をご紹介

最後に、DXアドバイザー検定に受かるための勉強方法を3つ紹介します。
まず、DXアドバイザー検定は、試験ができてからあまり年月が経っていないため、過去問は公開されていません。
そのため、以下の3つの勉強方法で勉強することをおすすめします。

Web問題集で学習する

まず1つめは、Web問題集を活用することです。
オンライン講座を活用する場合は、電車の通勤時間などの隙間時間を有効活用し、学習を進めることができます。
そのため、仕事で忙しい人など、まとまった時間を取ることができない人におすすめの学習方法です。
また、オンライン講座は効率よく学習するためのカリキュラムが組まれているため、一人でスケジュールを立てるのが苦手な人にもおすすめの学習方法です。

参考書で学習する

次におすすめするのは、参考書を活用する方法です。
書店にあるDXに関する参考書を用いて、デジタル技術についての知識を深めたり、練習問題を解いたりすることで試験対策をすることができます。
こちらの方法はWeb講座よりも安価で行えるため、気軽に取り掛かることができます。
しかし、自分でスケジュールを組む必要があるため、一人でも勉強を進めることができる人におすすめの勉強方法です。

学習に出てくるわからない単語を徹底して調べる

最後に、勉強を進める途中に出てくる単語を調べて、知識を身に付ける方法です。
DXの勉強を進めていると普段聞きなれない単語が出てきますが、調べることを後回しにせず、1つ1つ丁寧に調べることで、知識が定着し、DXの基礎をしっかりと身に付けることができるでしょう。
自分で分からないところを無くしておくと、安心して試験に望むことができます。

まとめ

本記事では、DXアドバイザー検定の概要や合格するための勉強方法について解説しました。

DX化を推進していく企業は今後ますます増えてくることが予想されますので、DXアドバイザー検定に合格すれば、さまざまな場面で役に立つことでしょう。
これからDXアドバイザーになろうとしている人は、本記事をぜひ参考にしてください。
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