COLUMNデータベーススペシャリストの平均年収とは?資格の難易度も解説

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データベーススペシャリストの平均年収とは?資格の難易度も解説

データベースエンジニア
データベースの専門家であるデータベースエンジニアへ転職を検討する時に、資格が必要なのか気になる人が多いのではないでしょうか。
他にもどのくらいの年収があるのか気になる人は多いでしょう。
データベースエンジニアになるために資格は必須ではありません。
そのため、データベーススペシャリストの資格を取得する必要性はあるのか、また試験の難易度がどのくらいなのかなどいくつか疑問を感じる人もいるはずです。
記事ではデータベースエンジニアの平均年収に加え、データベーススペシャリストの必要性や資格の難易度について解説します。

データベーススペシャリストとは?

データベーススペシャリストは情報処理推進機構の実施する情報処理技術者試験の1つです。
国家資格であり、データベースに関する専門知識を有することを証明できます。
データベーススペシャリストの対象者はデータベースの専門知識を活用してシステムの企画・要件定義から開発、運用保守に至るまで参画できる技術者です。
データベーススペシャリストの資格を取得すれば、データベースのスペシャリストとして知識を有していることをある程度証明することができます。
企業は膨大なデータを取り扱っているため、データベーススペシャリストの資格を持つデータベースエンジニアの役割は大きいと言えます。
そのようにデータベースエンジニアは需要の高い技術者であり、多くの企業で活躍しています。

【データベーススペシャリストが役立つ】データベースエンジニアの平均年収

データベースエンジニアと似た職種であるサーバーエンジニアの平均年収を紹介します。
マイナビエージェントのデータによれば、サーバーエンジニアの平均年収は465万円でした。
サーバーエンジニアの20代の平均年収は418万円、30代の平均年収は501万円です。
ただし、実際の年収は企業や年齢、業務内容などにより異なります。
また、会社勤めよりもフリーランスの方が平均年収は高いです。
フリーランスのデータベースエンジニアの平均年収は800万円程度となっています。フリーランスの場合、データベーススペシャリストの資格を有していれば、専門的な知識を持っていることを証明できます。
専門的なスキルや実績があり、上手く交渉をして高単価の案件を獲得することができれば、データベーススペシャリストとして高年収を実現できるでしょう。

データベーススペシャリストの資格を持つデータベースエンジニアの平均年収が高い理由

なぜデータベーススペシャリストの資格を持つデータベースエンジニアの平均年収が高くなるのか理由を説明します。

ニーズがある

データベースの専門家であるデータベースエンジニアのニーズは高いことから、平均年収が高くなる傾向にあります。
ニーズが高まっている理由としては、ビッグデータを活用する企業が増えてきており、データベースの重要性が高まっているためです。
データベースをきちんと構築できなければ、業務効率が大きく下がります。
データベースの構築や保守運用などは、一般的なエンジニアでは対応できないケースが多いです。そのため、データベースの専門家を雇いたい企業が増えています。
もしデータベーススペシャリストの資格を有していれば、専門的な知識を持っていることを証明できるため、より希少性が高くなることでしょう。
そういうわけで、多くの企業から必要とされ、高い年収で募集されています。

専門性が必要なため希少

データベースを扱える専門家は希少な存在のため、高年収を実現しやすいと言われています。
また、日本ではエンジニアの数が慢性的に不足しており、その中でもデータベースを扱えるエンジニアは数が少ないです。
なぜなら、さまざまなデータベースの製品を扱う必要があり、データ分析への対応も求められるため、要求されるスキルレベルはとても高くなっているためです。
もしデータベーススペシャリストの資格を有していれば、専門的な知識を持っていることを証明できるため、より希少性が高くなることでしょう。
そういった背景から専門性の高い希少な人材を雇うために企業は好条件で募集して、データベーススペシャリストを有するデータベースエンジニアの年収は高くなる傾向にあります。

手当・報奨金が受け取れる

データベーススペシャリストの資格を持っていると手当や報奨金を受け取れるケースが多く高年収になります。
その分データベーススペシャリスト試験の難易度は高いですが、資格手当や報奨金を用意している企業はたくさんあり、資格を持っているだけで年収がアップするのです。

チーム内での役割が大きい

プロジェクトの中でもデータベーススペシャリストの資格を有するデータベースエンジニアの果たす役割は大きいため、年収は高くなりやすい傾向にあります。
データベーススペシャリストの試験に合格している時点で、データベースに関わる知識が豊富なため対応できる範囲が大きくなります。
そのためチーム内での役割も大きくなり、重要なポジションで実績を積むことができます。
そういったことから、面接時に重要なポジションでの実績を証明することができるので、結果的に年収面でも好条件で働くことができます。

データベーススペシャリストの資格とは?

データベーススペシャリストの資格について概要や難易度などを解説します。

試験概要と難易度

データベーススペシャリストは情報処理技術者試験の中でも最上位のレベル4の試験です。
令和2年度の試験の合格率は15.8%でした。難易度はとても高いため、しっかりと対策しないと合格は難しいです。
データベースに関する幅広い知識から出題されるのが特徴です。
データベースの全体計画や要件定義、分析・設計、実装・テスト、運用・管理など実務に即した内容が出題されます。
試験時間 午前試験Ⅰ:試験時間50分
午前試験Ⅱ:試験時間40分
午後試験Ⅰ:試験時間90分
午後試験Ⅱ:試験時間120分
出題形式 午前試験 択一式午後試験 記述式
合格率 令和2年度試験:合格率15.8%
公式サイトのURL https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html

データベーススペシャリストの資格は役に立たない?

データベーススペシャリストの資格は、日本で唯一のデータベースに関する国家資格です。
そのためデータベースに関する総合的な知識やスキルを証明できる資格であり、難易度が高いため価値の高い資格といえます。
データベーススペシャリストを取得していれば多くの企業から高く評価されるでしょう。
実際に就職や転職活動をする際には、データベーススペシャリストをアピールすることで有利になります。
資格手当などをもらうことができる可能性があり、高い年収が期待できるでしょう。
また、データベーススペシャリストを取得していると以下の試験の一部の科目が免除されます。
  • 中小企業診断士の1次試験科目の一部
  • 弁理士試験の論文式筆記試験の選択科目の理工V
  • 技術士試験の第一次試験の選択科目の情報工学部門
このようにデータベーススペシャリストを取得することで、他の資格の試験を勉強する際に有利に進めることができます。
また、他の試験で一部科目が免除されるということは、データベーススペシャリストで学ぶこととその試験の関連性が高いということが言えます。
そのため、他の資格を取得することで、より自分の市場価値を高めることができるでしょう。

【データベーススペシャリストの勉強方法】合格のコツ

データベーススペシャリストに合格するために、いくつかの勉強方法のコツを紹介します。

本やアプリを活用する

問題集や参考書などを活用して独学で勉強するのが最も基本的な勉強方法です。
データベーススペシャリストの試験対策に対応した書籍はたくさん販売されています。
また、電子書籍でも購入できる本が数多くあるためぜひ活用しましょう。
電子書籍であればスマートフォンを活用して隙間時間に手軽に見ることができるため、通勤途中の電車内などでも試験対策に取り組むことができます。
また、データベーススペシャリストの試験対策のアプリも出ています。
アプリであれば、間違えやすい問題を記録し、何度も復習ができるので効率よく学習を進めることができるでしょう。
自分に合った書籍やアプリを選んで積極的に活用しましょう。

インプットとアウトプットを意識する

試験対策ではインプットとアウトプットを繰り返すことを意識しましょう。
インプットをしてからアウトプットを行うことで記憶に定着します。
両方の作業をバランスよく繰り返していくことで忘れないように記憶に定着させることができるのです。
インプットをする時には、基本的な用語を理解して全体像の把握に努めましょう。
特に午前の試験は知識を問う問題が多いためインプットが重要です。
最初のうちはインプットすることに多くの時間を割きましょう。
アウトプットをする時は、試験の問題の形式に慣れることが大切です。
なぜなら試験には制限時間があるためです。
制限時間内に回答するためにも、まずは問題の形式に慣れておき、得意な問題から効率よく回答していきましょう。
また間違えやすい問題は都度記録し、どうすれば正解にたどり着けるか問題の意図を理解しましょう。
その上で問題が解けるまで何度も繰り返すことで、実際の試験では安心して正答できるでしょう。
ある程度インプットをこなしたならば、積極的にアウトプットを進めていきましょう。
本番までに十分な量のアウトプットをこなさなければ合格は難しいです。

通信講座を利用する

独学で対策するのが難しい場合は通信講座を利用するという選択肢があります。
通信講座を受講すれば、質の高い教材を活用し、学習を進めることができます。
またオンラインサポートが充実している通信講座もあります。
予備校などへ通学するよりも通信講座の方が費用は安い点もメリットです。

まとめ

データベーススペシャリストはデータベースエンジニアになるために必須の資格ではありません。
しかしながら、データベーススペシャリストを取得すれば、専門性の高さを証明することができ、転職する時には手当や報奨金を受け取ることができる可能性があります。
データベースエンジニア自体が平均年収の高い職種ですが、資格をとることでより専門性の高いデータベースエンジニアとして満足する待遇で働くことができるでしょう。
データベーススペシャリストの資格は難易度が高い資格となっていますので、取得したい場合は、本やアプリ、通信講座などを活用してしっかりと対策をしましょう。
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