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採用ニーズが高いフルスタックエンジニアとは?ロードマップもご紹介!

フルスタックエンジニア
近年では、フルスタックエンジニアの採用ニーズが高まっています。
フルスタックエンジニアとは1人でさまざまな役割を担えるエンジニアのことです。
人件費の観点からもコストが低く、様々なポジションで活躍できる存在として期待されています。
しかしながら、フルスタックエンジニアは中途半端な存在であるともされており、器用貧乏という意見もあります。
そのため、フルスタックエンジニアの実情を知りたい人は多いのではないでしょうか。
  • 「フルスタックエンジニアはなぜ必要とされるの?」
  • 「フルスタックエンジニアが器用貧乏って本当?」
  • 「フルスタックエンジニアを目指すにはどうしたら良い?」
本記事は、こういった疑問点を持つ方に役立つ記事となっています。
フルスタックエンジニアの役割、ニーズが高まっている理由、器用貧乏と言われる理由、目指すためのロードマップなどについて解説します。
フルスタックエンジニアに興味がある方には役立つ記事となっていますので、
ぜひ最後までご覧ください。

フルスタックエンジニアとは?

フルスタックエンジニアとは具体的にどんな存在なのか紹介します。

フルスタックエンジニアとは?

フルスタックエンジニアとは複数のスキルを持ち、さまざまな役割をこなせるエンジニアのことです。
システム開発や運用において幅広いスキルを持っており、分野を問わずに活躍できます。
実際にフルスタックエンジニアという職種があるわけではありません。
そのため、システム開発においてオールラウンダーとして活躍できるエンジニアを指します。
明確な定義はなく、どんな人材をフルスタックエンジニアとみなすのかは、人や企業により考え方は異なります。
複数のタスクに対応できるエンジニアを表す言葉だと理解しましょう。

フルスタックエンジニアは器用貧乏なのか?

フルスタックエンジニアは複数の専門スキルを扱えるエンジニアのため、器用貧乏と表現されるケースがあります。
器用貧乏とはどんな分野もある程度のレベルでこなせるけれども、技術が中途半端になってしまうことを指します。
実際にフルスタックエンジニアと呼ばれる人の中には器用貧乏に陥っている人は存在します。
しかし、実際には複数の分野において優れたスキルを持つフルスタックエンジニアがたくさんいるのです。
客観的に技術力を証明できるフルスタックエンジニアであれば、けっして器用貧乏とはいえないでしょう。

フルスタックエンジニアの需要が高まっている理由

なぜフルスタックエンジニアの需要が高まっているのかについて理由を解説します。

人件費を削減できるため

フルスタックエンジニアが注目されるのは人件費を削減できるからです。
これまでポジションごとに人材を雇っていたのが、フルスタックエンジニアであれば複数のポジションを一人で担当することができます。
そのため、必要な人材の数を減らすことができ、人件費の削減につながるのです。
IT企業では分業体制を取っているケースが多く、たくさんの職種があります。
システムエンジニアだけではなくネットワークエンジニアやサーバーエンジニア、データベースエンジニアなどです。
それぞれの専門家を雇うには高額の給与を支払う必要があり、経営を圧迫する恐れがあります。
人件費をできるだけ抑えたいと考える企業にとってフルスタックエンジニアは重宝される存在です。

情報伝達が簡素化されるため

フルスタックエンジニアは1人で複数のポジションを担うため、情報伝達を簡素化できます。
分業体制で開発を進めていると、それぞれの専門家同士で情報交換をする必要があり手間がかかります。
また、上手く情報伝達が行われずにトラブルが発生するリスクもあります。
そういったことから、1人が複数のポジションを担当すれば、情報伝達をする必要がなくなり、開発をスムーズに進められるのです。

複数の技術に精通している必要があるため

システム開発ではさまざまな技術によって構成されています。
そのため、単にプログラミングができるだけではなく、データベースからネットワーク、ハードウェアまで多様な技術や知識に精通していることが求められるのです。
複数の技術に精通していれば、より質の高いシステムの設計や開発を行えます。
例えば、システム開発ではフロントエンドだけではなくバックエンドの知識も必要であり、最近ではクラウドサービスやAIなどの知識も重要視されているのです。
フルスタックエンジニアがいれば、システム開発の新たな需要にも対応できます。

フルスタックエンジニアの役割

フルスタックエンジニアが担うことができるポジションをそれぞれ紹介します。

フロントエンド

フロントエンドとはユーザーが直接触れる部分の開発をすることです。
たとえば、画面に表示される情報はすべてフロントエンドに含まれます。
サイトを利用して情報の入力や送信をする部分の開発はフロントエンドです。
フロントエンドの開発はバックエンドと関連して動作しています。
開発に活用される主な言語はJava scriptとCSS、HTMLです。
WEBデザイナーによるデザインをもとにして開発を進めます。

バックエンド

バックエンドとはユーザーの目に見えない部分で動作するプログラミングを指します。
具体的には、ユーザーが入力したデータはサーバー上で処理され、結果をフロントエンドに返すのです。
バックエンドはフロントエンドと関連してさまざまなデータの処理をするため、プログラムが複雑になりやすく、開発には高い技術が求められます。
バックエンドの開発でよく用いられる言語はJavaやPython、C++などです。
フルスタックエンジニアであれば、フロントエンドとバックエンドの両方に精通しており、1人で両方の開発に対応できます。

データベース

フルスタックエンジニアがデータベースの開発に携わるケースがあります。
フロントエンドの動作にはデータベースは必要不可欠です。
開発の際にはそれぞれの担当者が頻繁にやり取りをする必要があり、情報伝達が上手くいかないケースは珍しくありません。
両方に精通しているフルスタックエンジニアが開発に対応すれば、同時進行でフロントエンドとデータベースの開発を進められます。

インフラ

サーバーやネットワーク、ハードウェアなどインフラを扱うエンジニアがいます。
インフラの構築や保守運用に携わるのが特徴です。
通常はインフラエンジニアやサーバーエンジニアなどそれぞれの専門家が対応します。
それぞれのインフラは関連しているため、障害が起きたときには各エンジニアが協力して作業を進めなければいけません。
フルスタックエンジニアであれば、1人ですべてのインフラに対応できるため、復旧作業の時間を短縮できます。

フルスタックエンジニアのロードマップ

フルスタックエンジニアになるためのロードマップを紹介します。

未経験からでも入社可能な企業で経験を積む

社内教育が充実している会社であれば、未経験からでもフルスタックエンジニアを目指せます。
研修が充実しているならば、未経験でも入社後にしっかりと教育を受けてさまざまなスキルを身に付けられるからです。
研修では体系的に知識やスキルを教えてもらえます。
実践的な内容の講義が中心となっていて、実務能力をすぐに高められるでしょう。
現場で戦力として使えるエンジニアを育てるのが研修の目的のため、未経験からでも努力をすれば一人前のエンジニアを目指せます。実際に現場に出て働くようになった後は、さまざまな経験を積み、専門性を高めていきましょう。

保守運用やプログラミングなど下流工程の経験を積む

フルスタックエンジニアとして下流工程の経験を積むことは大切です。
保守運用やプログラミングなどのスキルや知識はフルスタックエンジニアには必要不可欠なものといえます。
実際に現場で仕事をした経験を積みながらスキルを高めていきましょう。
プログラミングの仕事では複数の言語を扱えるようになることが大切です。
保守運用では、さまざまなインフラ周りの業務を通してサーバーやネットワークなどを扱えるようになりましょう。

要件定義など上流工程の経験を積むx

フルスタックエンジニアは上流工程を担当するケースも多いです。下流工程の経験を積んだ後は上流工程のポジションを目指しましょう。
実際にクライアントとやり取りを行い、要件定義など設計に関する仕事を行います。
上流工程はシステム開発の土台となる重要なプロセスです。
企画から要件定義、設計までさまざまな工程があり、システム開発の方針や方法を決定します。
下流工程とは異なるスキルやノウハウが求められるため注意しましょう。

別の言語など他の技術に挑戦する

上流工程や下流手工程の経験を積みながら、別の言語など他の技術に挑戦することも大切です。
そうすることでフルスタックエンジニアとしてより業務の幅を広げることができます。
また、AIやクラウドサービスなど最新技術に挑戦することも重要です。
積極的にいろいろな技術の習得を目指すことでフルスタックエンジニアに求められるスキルを身に付けましょう。

まとめ

1人で複数のポジションを担当できるフルスタックエンジニアは需要の高い存在です。
一般的なシステム開発だけではなく、データベースやサーバーなども扱うことができます。
そのため多くのポジションを1人でこなせるフルスタックエンジニアを必要としている企業は多いです。
ただし、フルスタックエンジニアには多様なスキルが求められるため、しっかりと経験を積むことが大切です。
フルスタックエンジニアを目指したい方は、研修の充実した企業に就職すると未経験からでも効率よく学習を進められます。
下流工程から上流工程までさまざまな仕事の経験を積むことが大切です。
そうすれば、フルスタックエンジニアとして活躍できるでしょう。
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