LPICは取得するべき?試験の概要や取得するメリットを解説
バックエンドエンジニアとは、ユーザーが見えない部分(サーバーなど)の設計や構築を行うエンジニアのことです。
LPICはサーバー構築などに使用されるLinux(リナックス)というOS(オペレーティングシステム)に関する知識やスキルを有していることを証明する資格です。
そのため、LPIC(エルピック)は、バックエンドエンジニアの業務に役立つ資格として知られています。
LPICはサーバー構築などに使用されるLinux(リナックス)というOS(オペレーティングシステム)に関する知識やスキルを有していることを証明する資格です。
そのため、LPIC(エルピック)は、バックエンドエンジニアの業務に役立つ資格として知られています。
- 「LPICをよく耳にするけれど、どのような資格なのか」
- 「これからエンジニアとして働きたいと思っているが、取得すべきか?」
- 「LPICを取得することでどういったメリットを得ることができるのか?」
今回は、「LPICってよく耳にするけれど、どのような資格なのか」「これからエンジニアとして働きたいと思っているが、取得すべきか?」という疑問点に役立つ内容を、
・LPICの概要
・資格取得のメリット
・LPIC試験の概要
・勉強方法
・資格取得のメリット
・LPIC試験の概要
・勉強方法
の順番にご紹介していきます。
これからエンジニアを目指す方、エンジニアとしてキャリアアップしたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
これからエンジニアを目指す方、エンジニアとしてキャリアアップしたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
LPIC とは?どのような資格?
LPIC とは?
LPICは、正式名称をLinux技術者認定試験(Linux Professional Insutitute Certification)といい、Linuxというインフラシステムの管理・運用等で使用されるサーバーに関する技術力を図る試験です。
カナダのNPO法人であるLinux技術者認定期間「LPI」の日本支部によって運営されています。
LPICはLevel1からLevel3までに分けられており、クラウドエンジニアなどへの転職に活かすのであればLevel1を取得できれば実務に役立つと考えられています。
カナダのNPO法人であるLinux技術者認定期間「LPI」の日本支部によって運営されています。
LPICはLevel1からLevel3までに分けられており、クラウドエンジニアなどへの転職に活かすのであればLevel1を取得できれば実務に役立つと考えられています。
LPICは廃止されるの?
LPICは、LPIC試験を運営しているNPO法人であるLPI-Japanが2018年頃に取り扱い停止を発表しました。
多くの方は「LPICが廃止されるのでは?」と勘違いしてしまったのでが、実際には“取り扱い”が停止されただけで、LPICそのものがなくなったわけではありません。
なお、LPI-JapanはLPICの代わりに「LinuC」という試験を行い、運用しています。
多くの方は「LPICが廃止されるのでは?」と勘違いしてしまったのでが、実際には“取り扱い”が停止されただけで、LPICそのものがなくなったわけではありません。
なお、LPI-JapanはLPICの代わりに「LinuC」という試験を行い、運用しています。
LinuCとの違い
LPICとLinuCの大きな違いは、「国際的に認知されているかどうか」です。
LinuCはあくまでも国内向けの資格であるため、認知度が高いとはいえません。
また、試験そのものの範囲も違いがあるため、難易度によって学習範囲が異なります。
なお、LPICが廃止される予定はないため、以前と同様にスキルアップや転職時のアピールとして活用することができます。
LinuCはあくまでも国内向けの資格であるため、認知度が高いとはいえません。
また、試験そのものの範囲も違いがあるため、難易度によって学習範囲が異なります。
なお、LPICが廃止される予定はないため、以前と同様にスキルアップや転職時のアピールとして活用することができます。
LPICを取得するメリット
エンジニアとしてスキルアップを図ることができる
LPICは、前述した通り世界的に認知されている資格です。
インフラエンジニアとしてのスキルを示すためには、LPICを取得しておくのが有効です。
また、以下のようなエンジニアとしての実務に活かせます。
インフラエンジニアとしてのスキルを示すためには、LPICを取得しておくのが有効です。
また、以下のようなエンジニアとしての実務に活かせます。
サーバー(サイド)エンジニア
サーバーサイドエンジニアとは、サーバーサイドの処理を行うためにプログラムを開発したりデータ管理・運用などを行ったりするエンジニアです。
私たちが普段使用するインターネットやアプリを正常に動作させるためには、サーバーサイドで動作させるためのプログラミングを行う必要があります。
サーバーサイドエンジニアの仕事内容は、
私たちが普段使用するインターネットやアプリを正常に動作させるためには、サーバーサイドで動作させるためのプログラミングを行う必要があります。
サーバーサイドエンジニアの仕事内容は、
- プログラムの設計や開発
- サーバーの設計や構築
- データの管理
- 運用保守やバグ修正
などがありますが、Linuxを用いることでサーバーを構築したり、OSを開発したりすることができます。
そのためLPICで学んだ知識はサーバーサイドエンジニアの業務に活かすことができます。
そのためLPICで学んだ知識はサーバーサイドエンジニアの業務に活かすことができます。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットワーク環境の構築や運用、保守を行うエンジニアです。
Linuxを用いているサーバーは数多くあるため、ネットワークの保守や運用を行う際にLPICで学んだ知識を活かすことができます。
Linuxを用いているサーバーは数多くあるため、ネットワークの保守や運用を行う際にLPICで学んだ知識を活かすことができます。
Linuxに関して知識を有している証明となる
Linuxは、インフラ系システムの運用・保守等に欠かせないものです。
転職活動においては、インフラエンジニアとして一定のスキルを証明するものとなります。
求人サイトによっては「LPIC保有者優遇」と記載されているところもあるほどです。
転職活動においては、インフラエンジニアとして一定のスキルを証明するものとなります。
求人サイトによっては「LPIC保有者優遇」と記載されているところもあるほどです。
各種LPICの資格概要
LPICは、Level1から3に分かれています。
さらに、Level3は3つに分けることができ、それぞれに専門的な知識やスキルに関する試験を受けることができます。
さらに、Level3は3つに分けることができ、それぞれに専門的な知識やスキルに関する試験を受けることができます。
Linux Professional Institute LPIC-1
LPIC-1は、コマンドラインの操作による保守作業や、Linuxを実行するコンピュータのインストールと設定、基本的なネットワーキングの設定などの能力を検証する試験です。
また、LPIC-1を受験するにあたって以下の能力が必要とされます。
また、LPIC-1を受験するにあたって以下の能力が必要とされます。
- Linux システムの構造を理解する
- X11を含むLinuxワークステーションのインストールとメンテナンス、およびネットワーククライアントとしてセットアップすることができる。
- 一般的な GNU や Unix コマンドを含む Linux コマンドラインを使用できる。
- ファイルやアクセス権、システムセキュリティの取り扱いができる。
- 簡単な保守作業を行うことができる。(ユーザーのヘルプ、大規模システムへのユーザーの追加、バックアップと復元、シャットダウンとリブートなど)
Linux Professional Institute LPIC-2
LPIC-2 は、中小規模の混合ネットワークを管理する能力を検証する試験です。
LPIC-2を受験する条件として、LPIC-1に合格する必要があります。
また、LPIC-2を受験するにあたって以下の能力が必要とされます。
LPIC-2を受験する条件として、LPIC-1に合格する必要があります。
また、LPIC-2を受験するにあたって以下の能力が必要とされます。
- Linuxカーネル、システムのスタートアップとメンテナンスに関する一般的なタスクを含む、高度なシステム管理を行うことができる。
- ブロックストレージ、ファイルシステム、高度なネットワーク、認証、システムセキュリティ(ファイアウォール、VPN を含む)の高度な管理ができる。
- DHCP、DNS、SSH、Webサーバー、FTP、NFS、Sambaなどのファイルサーバー、メール配信などの基本的なネットワークサービスのインストールと設定ができる。
- アシスタントを監督し、自動化や購入について経営陣に助言することができる。
Linux Professional Institute LPIC-3
LPIC-3は、Linuxのプロフェッショナルとして業務を行う人に向けた資格です。
LPIC3には4種類の専門認定資格があり、下記4つのいずれかに合格するとLPIC-3資格を得ることができます。
また、LPIC-3を受験する条件として、LPIC-2に合格しておく必要があります。
LPIC3には4種類の専門認定資格があり、下記4つのいずれかに合格するとLPIC-3資格を得ることができます。
また、LPIC-3を受験する条件として、LPIC-2に合格しておく必要があります。
資格名 | 内容 |
---|---|
Mixed Environments | LPIC-3 Mixed Environments とは、混在環境における企業全体のLinux システムの管理に関する知識が問われる試験です。 |
Security | LPIC-3 Security は、セキュリティを中心に企業全体の Linux システムの管理に関する知識が問われる試験です。 |
Virtualization and Containerization | LPIC-3 Virtualization and Containerization は、仮想化およびコンテナ化を中心に、企業全体の Linux システムの管理に関する知識が問われる試験です。 |
High Availability and Storage Clusters | LPIC-3 High Availability and Storage Clusters は、高可用性システムとストレージを中心に、企業全体の Linux システムの管理に関する知識が問われる試験です。 |
LPICの勉強方法
LPICは世界的に認知度のある資格であるため、書籍の活用やオンライン講座の受講、勉強サイトなどによって自分のスタイルに合わせた学習が可能です。
書籍を活用する
LPICに関して、Linuxの実務経験がない(もしくは経験が浅い)方であれば、Linuxの環境構築の方法などをわかりやすく解説している本を選ぶようにしましょう。
オンライン講座を受講する
下記のようなオンライン講座を受講することが有効です。
TECHHUB(テックハブ)
テックハブは最新の試験に対応しているだけでなく、入門レベルから始めることができるため初学者向けです。
トライアル期間(7日間)もあるため、まずは試してみることでご自分のスタイルに合っているかどうかを判断することもできます。
トライアル期間(7日間)もあるため、まずは試してみることでご自分のスタイルに合っているかどうかを判断することもできます。
Schoo(スクー)
スクーでは、LPIC試験の勉強前アドバイスやLPIC-1の試験対策などを動画で見ることができます。
実際にシステム開発を行っていた元エンジニアなど実務経験者がわかりやすく解説してくれます。
実際にシステム開発を行っていた元エンジニアなど実務経験者がわかりやすく解説してくれます。
勉強サイトを活用する
また、オンライン講座だけではなく下記のような勉強サイトを活用し、学習を進めることもおすすめです。
「Ping-t」はIT系資格の試験合格を目指す人を支援する勉強サイトです。
累計で30万人を超えるユーザーに登録されています。
このサイトでは登録者に無料で教材を提供しているだけでなく、割引価格で受験に必要なチケットを提供しています。
「Ping-t」はIT系資格の試験合格を目指す人を支援する勉強サイトです。
累計で30万人を超えるユーザーに登録されています。
このサイトでは登録者に無料で教材を提供しているだけでなく、割引価格で受験に必要なチケットを提供しています。
まとめ
今回は、LPICの概要や試験内容などについて解説しました。
インフラやネットワークに関するエンジニアとしてのキャリアは、これからもニーズがなくなることはないでしょう。
まだLPICを取得していない方は、この機会にご検討ください。
『テクノジョブサーチ』では、資格取得に向けて役立てることができる、未経験からでも応募可能なシステム運用に関する案件を掲載しています。
また、資格取得後にはLPICの知識を活かすことができるサーバーサイドエンジニアやネットワークエンジニアの求人を多数掲載しています。
興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
インフラやネットワークに関するエンジニアとしてのキャリアは、これからもニーズがなくなることはないでしょう。
まだLPICを取得していない方は、この機会にご検討ください。
『テクノジョブサーチ』では、資格取得に向けて役立てることができる、未経験からでも応募可能なシステム運用に関する案件を掲載しています。
また、資格取得後にはLPICの知識を活かすことができるサーバーサイドエンジニアやネットワークエンジニアの求人を多数掲載しています。
興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
\\ICT・通信業界の求人多数!//
テクノジョブサーチで今すぐ求人を探す