COLUMNGoogleCloud認定資格とは?取得するメリットや難易度・勉強法も解説

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GoogleCloud認定資格とは?取得するメリットや難易度・勉強法も解説

クラウドサービスを導入する企業の増加にともない、クラウドに関する知識を保有する人材の需要が高まっています。
Google CloudとはGoogleが提供するクラウドサービスであり、Amazonが提供するAWSやMicrosoftのAzureと並び、高いシェア率を誇っています。
  • 「Google Cloud認定資格を取得するメリットは?」
  • 「Google Cloud認定資格の難易度は?」
  • 「Google Cloud認定資格の効果的な勉強法は?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事ではそのような疑問点に役立つ内容を
・Google Cloud認定資格を取得するメリット
・Google Cloud認定資格の難易度
・Google Cloud認定資格の注意点
の順番で解説します。
Google Cloud認定資格を取得しようか悩んでいる人に役立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

Google Cloud認定資格とは?

Google Cloud認定資格とはGoogleが提供しているクラウドサービスに関する知識やスキルを問う公式の資格のことです。
Google Cloudの分野や領域ごとに資格が分かれており、2022年12月時点で11種類存在しています。
難易度は「基礎レベル」「アソシエイトレベル」「エキスパートレベル」の3段階で、自分の経験や知識に応じて受験する資格を選択可能です。
現在世界で30,000人以上がGoogle Cloud認定資格を保有しており、クラウド関連の資格の中でもメジャーになっています。

Google Cloud認定資格を取得する3つのメリット

近年多くのクラウドエンジニアがGoogle Cloud認定資格を取得しており、会社内でGoogle Cloud認定資格の取得を促している企業も増えています。
しかし「Google Cloud認定資格を取得する意味はあるの?」と疑問に思う人も多いでしょう。
本項ではGoogle Cloud認定資格を取得するメリットを3つ紹介します。
これから資格を受験しようとしている人は参考にしてみてください。

クラウド分野やGCPの専門知識が身につく

Google Cloud認定資格を学習することでGCP(Google Cloud Platform)だけでなくクラウドサービス全般に関する専門知識を身につけられます。
Google Cloud認定資格はクラウド分野に関する基本的な機能から専門的な領域まで幅広くカバーしています。
またGoogle Cloud認定資格は実践的な内容が多いので、実際にGoogle Cloudを操作する際にも活用できる知識が身に付くのもメリットです。

昇進や年収アップが期待できる

昇進や年収アップに繋がるのもメリットの1つです。
Google Cloud認定資格はGCPだけでなくクラウドサービスに関する幅広い知識を保有していることを証明できるため、企業側からも貴重な人材として扱われるでしょう。
GoogleCloudの公式HPによれば、Google Cloud認定資格を保有するユーザーの4人に1人がポジションアップを実現しているという実績を誇っています。
Google Cloud認定資格を取得することで昇進や年収アップが期待できるのです。

仕事の選択肢が広がる

Google Cloud認定資格を取得するとチャレンジできる仕事の幅が広がります。
また、資格を取得することで知識のある人材として信頼してもらえるようになり、自分自身の知識やスキルに自信を持てるようになります。
今までクラウド関連の仕事に関わっていなかった人でもGoogleCloud認定資格を取得することでクラウドエンジニアとしてのキャリアにチャレンジできる可能性がアップします。
自分ができる仕事の選択肢が広がり、さらにやりがいのある業務やプロジェクトに参加できるようになるでしょう。

Google Cloud認定資格の難易度・試験内容は?一覧で解説

基礎レベル Cloud Digital Leader
アソシエイトレベル Associate Cloud Engineer
プロフェッショナルレベル Professional Cloud Architect
Professional Cloud Database Engineer
Professional Cloud Developer
Professional Data Engineer
Professional Cloud DevOps Engineer
Professional Cloud Security Engineer
Professional Cloud Network Engineer
Professional Google Workspace Administrator
Professional Machine Learning Engineer
Google Cloud認定資格は3段階に分かれており、レベルや種類によって出題される範囲や試験時間、受験料等が異なります。
本項ではGoogle Cloud認定資格の難易度や内容をレベルごとに解説します。

基礎レベル

Google Cloud認定資格の中で最もレベルが易しいのが基礎レベルの「Cloud Digital Leader」です。
推奨される実務経験や職種は特になく誰でも受験が可能であり、クラウドに関する基本的な知識を持っていれば合格可能な資格です。
クラウド関連の経験が浅い人やGoogleCloud初心者の人を対象としているといえるでしょう。
試験時間は90分、受験料は99ドル(税別)です。

アソシエイトレベル

6ヶ月以上の実務経験が推奨されており、基礎レベルよりも難易度がアップしたのがアソシエイトレベルの「Associate Cloud Engineer」です。
Associate Cloud EngineerはGoogleCloudの基礎を十分理解した上で、クラウドサービスを使いこなせるスキルがあるかどうかを問われます。
クラウドソリューション環境の設定や運用、デプロイ・実装等の能力など踏み込んだ知識が求められるため、ある程度の実務経験が必要となるでしょう。
試験時間は120分、受験料は125ドル(税別)です。

プロフェッショナルレベル

Google Cloud認定資格の中で最も難関であり、狭い範囲で専門的な内容が出題されるのがプロフェッショナルレベルの資格です。
プロフェッショナルレベルの資格は
  • 「Professional Cloud Architect」
  • 「Professional Cloud Database Engineer」
  • 「Professional Cloud Developer」
  • 「Professional Data Engineer」
  • 「Professional Cloud DevOps Engineer」
  • 「Professional Cloud Security Engineer」
  • 「Professional Cloud Network Engineer」
  • 「Professional Google Workspace Administrator」
  • 「Professional Machine Learning Engineer」
の9つがあります。
いずれもアソシエイトレベルよりもさらに知識を深堀りされ、実践的な内容を問われます。
GCPを含むIT業界で1〜3年の実務経験を積んでいることが推奨されており、それぞれの資格に関する分野を熟知していることが必要です。
試験時間は120分、受験料は200ドル(税別)です。

Google Cloud認定資格の注意点

GoogleCloud認定資格を取得する際は注意すべき点があります。
試験を受ける前に必ずチェックしておきましょう。

英語のみの試験がある

GoogleCloud認定資格の中には、英語で受験しなければならないものが存在します。
  • 「Professional Cloud Database Engineer」
  • 「Professional Cloud DevOps Engineer」
  • 「Professional Cloud Network Engineer」
  • 「Professional Machine Learning Engineer」
上記の資格は日本語に対応しておらず、英語での受験のみとなりますので注意が必要です。(2022年12月現在)
公式HPにて自分が受験する資格が日本語に対応しているか確認しておき、日本語非対応の資格については英語でも受験できるよう英語力を身につけましょう。

資格には有効期限がある

GoogleCloud認定資格には一度合格すれば生涯有効というわけではありません。
有効期限が設けられているので、期限が切れる前に再認定試験を受ける必要があります。
資格ごとの有効期限は以下の通りです。
資格名 有効期限
Cloud Digital Leader
Associate Cloud Engineer
3年
Professional Cloud Architect
Professional Cloud Database Engineer
Professional Cloud Developer
Professional Data Engineer
Professional Cloud DevOps Engineer
Professional Cloud Security Engineer
Professional Cloud Network Engineer
Professional Google Workspace Administrator
Professional Machine Learning Engineer
2年
認定の有効期限が切れる90日前、60日前、30日前に更新通知が届くため、期限内に再認定試験を受験しましょう。

Google Cloud認定資格の勉強方法

GoogleCloud認定資格は誰でも簡単に受かるような資格ではなく、GCPやクラウドに関する知識が必須となります。
エンジニアとしての実務経験が推奨されているレベルの資格に関しては、実際にGoogleCloudを扱ったことがないと合格は難しいでしょう。
受験料も決して安い金額ではないので、一発合格を目指して計画的に勉強しましょう。
本項ではGoogleCloud認定資格の勉強法について紹介します。

GCPトレーニング

GCPトレーニングとはGCPのトレーナーとして認定を受けた正規の代理店が提供しているトレーニング講座です。
GCPに関するプロの講師から直接アドバイスを受けられるので、効率的に学習できます。
GoogleCloud認定資格を独学していて分からないことや疑問に思うことを質問できるので、知識やスキルに自信がない人におすすめです。

公式の模擬試験

GoogleCloud認定資格の勉強法として、Googleが公式に提供している模擬試験を受験するのもおすすめです。
無料で何度も受験できて解説も読めるようになっているため、試験本番の雰囲気を掴みつつ学習が可能です。

まとめ

この記事ではGoogleCloud認定資格を取得するメリットや難易度、勉強法について解説しました。
GoogleCloudはAWSやAzureと並んで世界中で高いシェア率を誇るクラウドサービスです。
GoogleCloud認定資格を取得すればクラウドやGCPに関する実践的なスキルの証明になり、昇格や収入アップにも繋がるメリットがあります。
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