COLUMNIT営業とは?きつい?いらない?仕事内容ややめとけと言われる理由も

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IT営業とは?きつい?いらない?仕事内容ややめとけと言われる理由も

「IT営業はどのような仕事をする?」
「IT営業の仕事がきついって本当?」
といった疑問をお持ちの方はいませんか。

今回はこのような疑問に答えるため、
  • IT営業の仕事内容
  • IT営業の職種
  • IT営業がきついと言われる理由
の順で解説します。
IT営業とは

IT営業とは

IT営業とは、IT関連の製品やサービスを顧客に提案し、導入を支援する営業職のことです。
一般的な営業職とは異なり、専門的なIT知識と顧客のビジネス課題を深く理解する力が求められます。

IT営業の仕事内容

IT営業の主な仕事内容は以下の通りです。

顧客の課題ヒアリング

顧客のビジネス状況や抱えている課題を詳細にヒアリングします。
これにより、どのようなIT製品やサービスが最適かを特定します。

自社サービス・製品の提案

ヒアリングした課題に基づき、自社のIT製品やサービスがどのように顧客の課題解決に貢献できるかを具体的に提案します。
技術的な内容を分かりやすく説明する能力も重要です。

見積もり・契約業務

提案内容が固まったら、見積もりを作成し、契約締結に向けた交渉を行います。

導入後のサポート

製品やサービスの導入後も、顧客がスムーズに利用できるようサポートを提供します。
長期的な信頼関係を築くことが重要です。

他の営業職との違い

IT営業は、他の営業職と比べていくつかの点で特徴があります。

必要知識

IT営業には、IT製品やサービスに関する専門知識が不可欠です。
常に最新の技術トレンドをキャッチアップし、顧客に適切な情報を提供する必要があります。

提案プロセスの長さ

複雑なITソリューションの場合、提案から契約、導入までに数ヶ月から1年以上かかることも珍しくありません。
顧客との長期的な関係構築が求められます。

技術部門との連携

顧客の技術的な課題に対応するため、社内のエンジニアや開発部門との密な連携が不可欠です。
技術的な知識を持つ担当者と連携し、最適なソリューションを提供します。

IT営業の種類

IT営業は、扱う製品やサービス、顧客層によっていくつかの種類に分けられます。
それぞれの特徴を理解することで、自身のキャリアパスや企業戦略を考える上で役立ちます。

法人営業(BtoB)

法人営業(BtoB:Business to Business)は、企業を対象にIT製品やサービスを提案する営業スタイルです。

企業の抱える経営課題や業務効率化のニーズに対し、最適なITソリューションを提供します。

個人の購買とは異なり、意思決定に関わる人数が多く、導入までのプロセスが長期化する傾向があります。

そのため、顧客企業の組織構造や意思決定プロセスを理解し、複数の担当者と関係を構築する能力が求められます。

ソリューション営業

ソリューション営業は、顧客の具体的な課題や要望を深くヒアリングし、その課題を解決するための最適なITソリューションを提案する営業スタイルです。

単一の製品を販売するのではなく、複数の製品やサービスを組み合わせたり、時にはカスタマイズしたりして、顧客にとって最適な解決策を構築します。

そのため、幅広いIT知識はもちろんのこと、顧客の業界知識やビジネスプロセスへの理解が不可欠です。課題解決型の提案力と、顧客との信頼関係を築く力が重要になります。

プロダクト営業

プロダクト営業は、特定のIT製品(ソフトウェア、ハードウェアなど)に特化して販売を行う営業スタイルです。

製品の機能やメリットを深く理解し、その製品が顧客のどのようなニーズを満たすかを具体的に説明します。

ソリューション営業とは異なり、製品の特性を最大限に活かした提案が求められるため、製品知識の深さが重要になります。

代理店営業

代理店営業は、自社のIT製品やサービスを販売してくれる代理店を開拓し、その代理店を支援する営業スタイルです。

直接顧客に販売するのではなく、代理店が販売活動を円滑に行えるように、製品トレーニングの実施、販売戦略の立案サポート、共同でのプロモーション活動などを行います。

代理店のビジネスモデルや強みを理解し、win-winの関係を構築するコミュニケーション能力が求められます。

IT営業はきつい?やめとけと言われる理由

IT営業はやりがいのある仕事である一方で、「きつい」「やめとけ」と言われることも少なくありません。
ここでは、IT営業で働く上で直面する可能性のある課題や、そう言われる主な理由について解説します。

ノルマ・数字プレッシャーが大きい

営業職である以上、IT営業にも売上目標や契約数といったノルマが課せられます。

特にIT業界は競争が激しく、常に高い目標達成が求められるため、数字へのプレッシャーは大きくなりがちです。

目標達成のために、顧客へのアプローチ数や提案内容の改善、契約までのリードタイム短縮など、常に工夫と努力が必要です。

このプレッシャーがストレスとなり、退職を考える人もいます。

IT知識のキャッチアップが大変

IT業界は技術の進化が非常に速く、新しい製品やサービスが次々と登場します。

IT営業として顧客に最適なソリューションを提案するためには、常に最新のIT知識をキャッチアップし続ける必要があります。

自社の製品知識はもちろんのこと、競合他社の動向や業界全体のトレンド、さらには顧客の業界特有のIT課題についても深く理解していなければなりません。

勉強会への参加や自己学習の時間を確保するなど、継続的な学習意欲が求められます。

顧客都合で残業や休日対応が発生する場合もある

ITソリューションの導入は、顧客のビジネスに大きな影響を与えるため、顧客側も慎重に進めます。

そのため、顧客の都合に合わせて打ち合わせや提案の準備を行う必要があり、定時外の残業や休日出勤が発生することもあります。

特に、システム障害や緊急の問い合わせなど、迅速な対応が求められる場面では、時間や場所を問わず対応しなければならないケースも出てきます。

ワークライフバランスを重視する人にとっては、この点が負担に感じるかもしれません。

コミュニケーション能力が必要

IT営業は、顧客の課題をヒアリングし、自社の製品やサービスを提案するだけでなく、社内の技術部門との連携も密に行う必要があります。

顧客の要望を正確に技術部門に伝え、技術的な制約や実現可能性を顧客に分かりやすく説明するなど、双方の橋渡し役としてのコミュニケーション能力が不可欠です。

また、長期にわたる提案プロセスの中で、複数の担当者と信頼関係を築き、円滑な人間関係を構築するスキルも求められます。

技術的な知識だけでなく、高いヒューマンスキルが求められる点も、IT営業の難しさの一つと言えるでしょう。

IT営業に役立つ資格

IT営業としてキャリアを築く上で、専門知識を証明する資格は大きな強みとなります。
ここでは、IT営業に役立つ主な資格について解説します。

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格です。

ITを活用するすべての社会人が備えておくべき、情報セキュリティ、ネットワーク、データベースといった幅広い分野の知識が問われます。

IT業界未経験の方や、IT営業としての基礎固めをしたい方におすすめです。

この資格を取得することで、顧客との会話で専門用語が出てきても理解しやすくなり、信頼感の向上にも繋がります。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門とも言われる国家資格で、ITパスポートよりもさらに専門的な知識が求められます。

プログラミングの基礎、アルゴリズム、システム開発の手法など、ITシステムの仕組みを深く理解するための知識が問われます。

IT営業がこの資格を取得することで、顧客の技術的な課題をより深く理解し、エンジニアとの連携もスムーズに行えるようになります。

複雑なITソリューションを扱うソリューション営業を目指す方には特におすすめです。

セールス関連資格

IT知識だけでなく、営業スキルを向上させるための資格もIT営業には有効です。

例えば、営業士検定や中小企業診断士(IT分野に特化した知識も問われるため)などが挙げられます。

これらの資格は、顧客心理の理解、提案書の作成、交渉術、マーケティング戦略など、営業活動全般に役立つ知識やスキルを体系的に学ぶことができます。

特に、高額なITソリューションを扱う場合や、長期的な顧客関係を構築する必要がある場合には、これらのセールス関連資格で培ったスキルが大きな武器となるでしょう。

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本記事では、IT営業の仕事内容から、他の営業職との違い、さらには「きつい」と言われる理由、そしてキャリアアップに役立つ資格まで、IT営業に関する多角的な情報をご紹介しました。IT営業は専門知識と高いコミュニケーション能力が求められる職種ですが、その分大きなやりがいと成長機会があります。

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