COLUMNC言語プログラミング能力認定試験とは?難易度や合格率も紹介

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C言語プログラミング能力認定試験とは?難易度や合格率も紹介

C言語プログラミング能力認定試験
  • 「C言語プログラミング能力認定試験の難易度は高い?」
  • 「C言語プログラミング能力認定試験は、どのくらいの勉強時間が必要?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・そもそもC言語とは?
・C言語プログラミング能力認定試験とは?
・C言語プログラミング能力認定試験の概要
・C言語プログラミング能力認定試験に合格するメリット
・C言語プログラミング能力認定試験の難易度・合格率
・C言語プログラミング能力認定試験の勉強方法
の順番に解説していきます。
C言語プログラミング能力認定試験の受験を検討している人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもC言語とは?

C言語とは1970年代にアメリカで開発された歴史のあるプログラミング言語です。
汎用性が高い言語であることからシステム開発の基盤となっており、ハードウェアからアプリケーションの開発まで幅広く使われています。
C言語は「コンパイル方式」をとっているプログラミング言語で、処理速度の速さがメリットです。
マルチプラットフォームであり、環境に依存せず実行できることも特徴です。
C言語は構造が複雑で、他の言語よりも習得難易度が高いものの、プログラミングの基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。
そのため、プログラミングを学ぶ際に、ベーシックな選択肢として最初にC言語を選ぶ人もいます。
開発したい分野や商材にもよりますが、学習を始める際におすすめのプログラミング言語といえるでしょう。

C言語プログラミング能力認定試験とは?

C言語プログラミング能力認定試験とは、サーティファイ情報処理能力認定委員会が実施する試験です。
「Java™プログラミング能力認定」と同様、プログラミング言語の基礎知識を測るための試験となっています。
自分のプログラミングスキルを証明できる民間資格として、プログラマーやシステムエンジニア、高度IT技術者などが取得します
C言語プログラミング能力認定試験は3級から1級まで認定基準があり、自分のスキルレベルに応じて受験することができます。
認定を受けることで自分のプログラミングスキルを証明できるため、就職や転職の際に役立ちます。

C言語プログラミング能力認定試験の概要

C言語プログラミング能力認定試験には、特に受験資格がありません。
学歴や年齢を問わず、誰でも受験が可能な認定試験です。
ここからはC言語プログラミング能力認定試験の概要についてレベル別に紹介します。
今後受験を検討している人は参考にしてください。

C言語プログラミング能力認定試験3級

C言語プログラミング能力認定試験3級の試験概要は以下の通りです。
認定基準 C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書ける。
出題内容 C言語プログラミングに必要なプログラミング知識・技能(プログラムの空欄を補完する問題を含む)
出題範囲 定数(整数定数・文字定数・文字列リテラル)
演算子
型指定子
変数
基本制御文
プリプロセッサ機能
ライブラリ関数
その他
出題形式 多肢選択式テーマ別大問6問
合格点 得点率60%以上
試験日程 年に2回程度実施
受験形式 「リモートWebテスト」による在宅・在社試験
試験時間 60分
受験費用(税込) 5,200円
3級はプログラミング初心者向けの試験内容です。
入門レベルの難易度なので、最近プログラミングを勉強し始めた人やこれからプログラマーやエンジニアを目指す人におすすめです。

C言語プログラミング能力認定試験2級

C言語プログラミング能力認定試験2級の試験概要は以下の通りです。
認定基準 小規模のプログラム(500行程度)が適切に(理路整然、簡潔、正しく、速く)書ける。
また各種基本アルゴリズムを理解している。
出題内容 C言語プログラミングに必要なプログラミング知識・技能(プログラムの空欄を補完する問題を含む)
出題範囲 定数(浮動小数点定数・整数定数・文字定数・文字列リテラル・列挙定数)
演算子
宣言指定子
変数
外部定義
プリプロセッサ機能
ライブラリ関数
その他
出題形式 多肢選択式テーマ別大問8問
合格点 得点率60%以上
試験日程 年に2回程度実施
受験形式 「リモートWebテスト」による在宅・在社試験
試験時間 90分
受験費用(税込) 6,400円
2級は3級よりもより複雑な内容が出題されるため、難易度がアップします。
出題形式は3級と同じ多肢選択式ですが、大問が6問から8問に増え、試験時間も90分になります。
C言語についての基礎知識から、ライブラリ関連の問題まで幅広く出題されるため、3級よりも入念な対策が必要です。

C言語プログラミング能力認定試験1級

C言語プログラミング能力認定試験1級の試験概要は以下の通りです。
認定基準 C言語を駆使し、応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できる能力を有する。
また使用しているOSについて理解をしている。
出題内容 事前に公開しているテーマプログラム(1,700行程度)に対する仕様変更、仕様追加に対応したプログラム作成(コーディング・入力・コンパイル・デバッグを含む)、および変更仕様書の作成
出題範囲 テーマプログラム「アスレチッククラブ会員管理プログラム」に対する仕様変更、仕様追加等の課題についてのプログラム作成。(変更仕様書の作成を含む)
出題形式 実技試験(PC使用)2問
合格点 得点率60%以上
試験日程 年に2回程度実施
受験形式 会場集合試験
試験時間 150分
受験費用(税込) 7,800円
1級は3級・2級と出題形式が大きく変わり、PCを使った実技試験が行われます。
実践的な知識やスキルが問われるため、より入念な対策が必要です。
コーディングだけでなくコンパイルやデバッグまで行い、変更仕様書も作成します。
実務で活用できるレベルの高いスキルが求められるため、合格することで現場でも高評価を得られる可能性が高いでしょう。
またC言語プログラミング能力認定試験1級の公開試験は、2024年6月試験を最後に休止する予定です。(団体試験は継続実施)
個人での受験を検討している人は早めに申し込みをしましょう。

C言語プログラミング能力認定試験に合格するメリット

C言語プログラミング能力認定試験の受験を検討している人は、合格するメリットが気になるでしょう。
C言語プログラミング能力認定試験に合格するメリットは以下の2つです。
  • 体系的な知識が身につく
  • 転職に役立つ

体系的な知識が身につく

C言語プログラミング能力認定試験に合格することで、C言語に関する体系的な知識を習得できます。
C言語は汎用性が高く、現在もさまざまなシステムの開発に用いられています。
合格すれば、プログラマーやエンジニアとして必要な知識を身につけられるでしょう。
特にOSや産業ロボットなどC言語がよく使われる分野で活躍したい人は、C言語プログラミング能力認定試験の受験がおすすめです。

転職に役立つ

C言語プログラミング能力認定試験に合格すれば、IT業界での転職に役立てられます。
C言語プログラミング能力認定試験は、国家資格ではないものの、合格すれば履歴書に記載できる民間資格です。
プログラマーやエンジニアとして転職する場合、自分のスキルレベルを客観的に示すことが大切です。
C言語プログラミング能力認定試験はC言語についての自分の知識やスキルを証明できる資格であり、転職時に有利になるでしょう。
未経験からプログラマーやエンジニアに挑戦したい人にもおすすめです。

C言語プログラミング能力認定試験の難易度・合格率

C言語プログラミング能力認定試験の難易度は以下の通りです。
レベル 難易度
3級 入門レベル。
簡単なプログラムが書ける程度の知識が必要。
2級 中級レベル。
プログラムだけでなく、アルゴリズムの理解が求められる。3級よりも実践的なスキルが必要。
1級 上級レベル。
応用プログラムやOSについての理解も必要。
3級はプログラミング初心者でも勉強すれば合格が可能なレベルですが、2級・1級はより高度な知識やスキルが求められるため、合格が難しくなります。
特に1級は現場で生かせるレベルのプログラミングスキルが必要です。
また、サーティファイ情報処理能力認定委員会によれば、2022年度のC言語プログラミング能力認定試験の合格率は65.75%でした。
IT系の人気資格である「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」と比較すると、合格率は高めの水準です。
ただしC言語プログラミング能力認定試験はレベルごとに難易度が異なるため、十分対策して試験に臨みましょう。

C言語プログラミング能力認定試験の勉強方法

C言語プログラミング能力認定試験の勉強にはさまざまな方法があります。
ここからは特におすすめの勉強方法として以下の方法を紹介します。
  • 参考書
  • 問題集
  • 学習サイト
  • スクール
本章を参考に、自分に合う勉強方法を見つけてみてください。

参考書

C言語の基礎から学びたい人は、参考書を活用するのがおすすめです。
参考書を使って勉強することで試験の対策をしつつ、C言語の知識やスキルを体系的に学べます。
サーティファイ情報処理能力認定委員会のホームページ記載の推薦書籍を購入するのがおすすめです。

問題集

C言語プログラミング能力認定試験の問題集を使って、自分の知識レベルを確認することも大切です。
サーティファイ情報処理能力認定委員会のホームページでは、1級から3級までそれぞれ過去問題集が販売されています。
過去問を繰り返し解き、実際の試験の問題に慣れておきましょう。

学習サイト

C言語プログラミング能力認定試験の対策として、Webの学習サイトを活用するのも有効です。
学習サイトは、書籍を使って勉強するのが苦手な人や効率的に試験対策をしたい人におすすめです。
Web上で動画の閲覧と問題演習ができるので、楽しみながら勉強できるでしょう。
サーティファイ情報処理能力認定委員会のホームページではサンプル問題が掲載されているので、合わせて確認しておくことをおすすめします。

スクール

独学でC言語プログラミング能力認定試験の勉強をするのが不安な人や、短期間で集中的に勉強したい人はスクールに通うのもおすすめです。
スクールは、丁寧なレッスンを受けることができ、分からないことは質問してすぐに解決できるのがメリットです。
スクールに通う場合は、C言語に特化した講座やレッスンを選ぶようにしましょう。

まとめ

C言語プログラミング能力認定試験はサーティファイ情報処理能力認定委員会が実施する認定資格です。
入門レベルから上級レベルまで、難易度ごとに3級から1級まで分かれています。
合格することで、C言語について体系的に学べて、転職にも有利になるメリットがあります。
プログラマーやエンジニアを目指す人や、IT業界での転職を検討している人におすすめの資格といえるでしょう。
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