COLUMNPython3エンジニア認定基礎試験とは?難易度や勉強方法を解説

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Python3エンジニア認定基礎試験とは?難易度や勉強方法を解説

Python3エンジニア認定基礎試験
  • 「Python3 エンジニア認定基礎試験は難しい?」
  • 「Python3 エンジニア認定基礎試験は意味ないの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・試験内容
・試験概要
・取得メリット
・難易度
・勉強方法
の順番に解説していきます。
Python3 エンジニア認定基礎試験の資格を取得しようか悩んでいる人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
また下記でPythonの資格の必要性について詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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Python3エンジニア認定基礎試験について

「そもそもPython3エンジニア認定基礎試験って何?」と疑問に思っている人も多いでしょう。
ここからPython3エンジニア認定基礎試験の内容や資格取得のメリットを紹介します。

Python3エンジニア認定基礎試験とは?

Python3エンジニア認定基礎試験は、2016年に設立された一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施する民間資格です。
経済産業省ガイドライン「ITSS」のスキルマップにも掲載されている試験で、プログラミングスキルの向上にも役立つでしょう。
試験ではPythonの使い方や仕組み、文法、計算・処理など、Pythonエンジニアとしての基礎知識が問われます。

Python3エンジニア認定基礎試験は意味がない?受験・取得する3つのメリット

Python3エンジニア認定基礎試験を受験・資格を取得するメリットは以下の3つです。
  • 就職や転職の際にアピールできる
  • 仕事の幅が広がる
  • Pythonの作業効率が高まる
1つずつみていきましょう。

就職や転職の際にアピールできる

Python3エンジニア認定基礎試験に合格すれば、就職や転職時にPythonの知識・スキルを証明できます。
履歴書の保有資格の欄にも書くことができるため、IT業界の転職に有利です。

仕事の幅が広がる

Python3エンジニア認定基礎試験を受験し、認定を受ければ、エンジニアとしての仕事の幅が広がる可能性もあります。
Pythonは主にデータ分析やAI、機械学習の分野で活用されることが多い言語です。
資格の取得を通してPythonを体系的に学ぶことで、データエンジニアやAIエンジニアへのキャリアアップにもつながるでしょう。

Pythonの作業効率が高まる

前述の通り、Pythonはデータ分析・解析の分野で活用されます。
Python3エンジニア認定基礎試験の資格を取得することで知識が身につき、現場での業務効率を高められる事もメリットです。
Pythonの作業効率を高め、仕事のパフォーマンスを向上させたい人におすすめの資格です。

Python3エンジニア認定基礎試験の出題範囲とその出題率

Python3エンジニア認定基礎試験は、主教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル」より出題されます。
出題内容と出題率は以下の通りです。
Python3エンジニア認定基礎試験の受験を検討している人は参考にしてください。
出題数 出題率
1章 食欲をそそってみようか 1 2.5%
2章 Pythonインタープリタの使い方 1 2.5%
3章 気楽な入門編 6 15.0%
4章 制御構造ツール 9 22.5%
5章 データ構造 7 17.5%
6章 モジュール 2 5.0%
7章 入出力 1 2.5%
8章 エラーと例外 4 10.0%
9章 クラス 2 5.0%
10章 標準ライブラリめぐり 4 10.0%
11章 標準ライブラリめぐり─PartII 1 2.5%
12章 仮想環境とパッケージ 1 2.5%
13章 次はなに? 0 0.0%
14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換 1 2.5%

Python3エンジニア認定基礎試験の特に出題率が高い内容

Python3エンジニア認定基礎試験で、特に出題率が高いのは以下の章です。
  • 3章 気楽な入門編:15.0%
  • 4章 制御構造ツール:22.5%
  • 5章 データ構造:17.5%
  • 8章 エラーと例外:10.0%
  • 10章 標準ライブラリ:10.0%
これらの試験範囲について、詳しく解説します。

気楽な入門編

気楽な入門編は「Pythonチュートリアル」の第3章にあたる部分です。
数値、文字列、リストなど、Pythonの基礎かつ重要な知識が詰まっている章です。
特に、プログラミング未経験者は慣れが必要な部分もあるため、実際にパソコンを使って学習すると良いでしょう。

制御構造ツール

「Pythonチュートリアル」の第4章である制御構造ツールは、試験で最も出題範囲が大きい分野です。
プログラムの自動処理を行う制御構文について出題されます。
if文、for文、range関数、continue文、break文、else節といった、条件分岐やループ処理に関する内容を問われます。
出題数は9問で、全体の出題範囲の2割以上を占めるため、重点的に学習しておきましょう。

データ構造

「Pythonチュートリアル」第5章のデータ構造は、Python3エンジニア認定基礎試験で2番目に出題範囲の広い内容です。
リスト、キュー、del、タプル、集合(set)、ディクショナリなど、Pythonでできるデータ構造に関して出題されます。
Python独特の書き方もあるため、必ず押さえておきましょう。

エラーと例外、標準ライブラリ

「Pythonチュートリアル」8章のエラーと例外や、10章の標準ライブラリめぐりの内容も出題されます。
エラーや例外が発生した場合の対処方法や、Python搭載のライブラリについて問われます。
Pythonを活用してプログラムを安定的に動作させたり、複雑な処理を効率化させたりするために必要な知識なので、しっかり学習しておきましょう。

Python3エンジニア認定基礎試験の概要

Python3エンジニア認定基礎試験の概要は以下の通りです。
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式
出題形式 選択式
問題数 40問
試験時間 60分
合格基準 7割正解
受験料 11,000円(税込み)
※学割対象の場合は 5,500円(税込み)
試験会場 全国の指定会場にて通年開催
公式ホームページより検索可能
試験日程
申込み方法 詳細は公式ホームページ
Python3エンジニア認定基礎試験は全国の指定会場で、CBT方式で行われます。
CBT方式とは試験会場にてコンピュータを利用して試験を実施する方式です。自身のご都合の良い試験会場と時間を選択して受験することができます。
また、試験日は会場ごとに異なるため、自分の予定に合わせて公式ホームページから申し込みましょう。

Python3エンジニア認定基礎試験の合格率と難易度

「Python3エンジニア認定基礎試験の合格率はどのくらい?」と気になる人も多いでしょう。
Python3エンジニア認定基礎試験の合格率や難易度を紹介します。

Python3エンジニア認定基礎試験の合格率

Pythonエンジニア育成推進協会の発表によれば、合格率は2021年6月末で約86%となっております。
例年75%~85%前後で推移しています。

Python3エンジニア認定基礎試験の難易度

Python3エンジニア認定基礎試験は、例年75〜85%ほどですが、例えば、日商簿記3級の合格率の48%程度と比較すると合格しやすい試験であると言えるでしょう。
主教材である「Pythonチュートリアル」の内容を学習して理解していれば十分合格できる試験です。

Python3エンジニア認定基礎試験の勉強について

Python3エンジニア認定基礎試験の受験を検討している人は、効率的な勉強法が気になるかもしれません。
ここからはPython3エンジニア認定基礎試験の勉強時間やおすすめの勉強法を紹介します。

合格するために必要な勉強時間の目安

Python3エンジニア認定基礎試験に合格するには、少なくとも30〜40時間ほど勉強時間を確保しましょう。
Pythonやプログラミングについての知識や実務経験がない場合は、問題に慣れるまで勉強が必要です。
仕事の前後や休日などを活用して、しっかり対策を行いましょう。

Python3エンジニア認定基礎試験の勉強方法

Python3エンジニア認定基礎試験は以下の勉強方法がおすすめです。
  • 認定テキストや参考書・Webサービスで基礎知識を得る
  • 実際にコードを書いて確認する
  • 模擬試験を活用して演習を行う
本章を参考に、自分に合った勉強方法を試してみてください。

認定テキストや参考書・Webサービスで基礎知識を得る

まずは、認定テキストの「Pythonチュートリアル」を読んで勉強を進めましょう。
ただ、プログラミング初心者の場合「Pythonチュートリアル」だけでは難しいと感じる人もいるかもしれません。
その場合は、Pythonに関する参考書やWeb講座などを活用すると、より効率的に学習を進められるはずです。
まずは自分の知識レベルに合った方法で基礎知識を固めましょう。

実際にコードを書いて確認する

テキストなどの座学だけでなく、実際にコードを書いてみることもおすすめです。
特にPythonやプログラミングの実務経験がない人は、実際に手を動かして理解を深める必要があります。
Webブラウザ上でプログラミングができるサービスを活用し、実際にコーディングしてみましょう。

模擬試験を活用して演習を行う

Python3エンジニア認定基礎試験の対策には、模擬試験も活用しましょう。
Python3エンジニア認定基礎試験の過去問は公開されていないため、実際の形式に慣れるには模擬試験を受けることがおすすめです。
Pythonエンジニア育成推進協会の認定スクールを利用すれば無料で何度も模擬試験を受験できます。

まとめ

Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施する民間資格の1つです。
試験ではPythonの使い方や仕組み、文法、計算・処理などの基礎知識が問われます。
取得することでPythonの知識・スキルを証明できるため、IT業界への就職や転職に役立つでしょう。
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