COLUMNITメンテナンスの仕事はきつい?覚えられない?業務内容や年収・女性の求人も

  1. ホーム > 
  2. コラム一覧 > 
  3. ITメンテナンスの仕事はきつい?覚えられない?業務内容や年収・女性の求人も

ITメンテナンスの仕事はきつい?覚えられない?業務内容や年収・女性の求人も

「ITメンテナンスの仕事はきつい?」
「ITメンテナンス業の仕事内容は?」
このような疑問をお持ちの方はいませんか?

この記事では以下の内容について解説します
  • ITメンテナンスの仕事とは
  • ITメンテナンスの仕事がきついと言われる理由
  • ITメンテナンスの仕事に就くには

ITメンテナンスの仕事とは?

ITメンテナンスの仕事とは、企業や組織内のITインフラ(ネットワーク機器・サーバー・PC・ソフトウェアなど)を安定して稼働させるために、定期的な点検やトラブル対応を行う業務です。

対象は幅広く、社内ネットワークのトラブル対応から、クラウドシステムや業務ソフトの保守管理まで含まれます。
IT機器やシステムの安定運用を支える重要なポジションです。

ITメンテナンスの職業分類

ITメンテナンスは主に以下のように分類できます。
  • ヘルプデスク:PCやソフトウェアの不具合対応、利用者のサポート
  • サーバー運用・監視:サーバーの稼働監視、障害時の復旧対応
  • ネットワーク保守:LAN/WANなどのネットワーク機器や回線の点検・設定
  • IT資産管理:ハードウェア・ライセンスの棚卸・管理
それぞれで求められるスキルや資格が異なるため、自分に合った専門分野でスキルを磨くことがキャリアアップにつながります。

機械メンテナンスの仕事内容(IT版)

IT業界における「機械メンテナンス」に相当するのが、ハードウェア保守です。
  • オフィスに設置されたPCやプリンタ、周辺機器の保守対応
  • 故障時の部品交換や設定の再構築
  • デバイスの定期点検と清掃
障害が発生した際は、速やかに原因を特定し、業務が止まらないよう復旧する対応力が求められます。

設備メンテナンスの仕事内容(IT版)

ITにおける「設備メンテナンス」は、サーバールームやネットワーク設備の保守に該当します。
  • ルーターやスイッチ、無線LANなどのネットワーク機器の点検・交換
  • サーバーの温度・電源・稼働状況の監視
  • システムやソフトウェアのバージョンアップと動作確認
ITインフラ全体の安定性を保つためには、設備全体を見渡した包括的なメンテナンスが必要です。
IT知識はもちろん、各種ベンダー資格(例:CCNA、LPICなど)も重視されます。

ITメンテナンスの仕事がきついと言われる理由

体力的な負担

ITメンテナンスはデスクワーク中心ですが、サーバールーム内での作業は予想以上に過酷な場合もあります。
サーバールーム内は排熱処理のため空調の温度設定を比較的低めにしていることも多く、人間にとっては快適な環境ではないこともあり、長時間の作業では体力を消耗します。
また、ラック内での配線作業や、小型部品の交換など、細かく集中力を要する作業が多く、精神的な疲労が蓄積しやすいのも特徴です。
腰をかがめた姿勢での作業が続くこともあり、体への負担を感じる場面も少なくありません。

長時間労働になることがある

ITインフラは24時間稼働しているため、トラブルが発生すれば時間帯に関係なく対応が求められます。
特に障害対応や緊急メンテナンスは深夜・早朝・休日などに発生する可能性があり、オンコール勤務や夜勤体制にストレスを感じる人もいます。
夜間作業後の勤務調整や、生活リズムの維持が難しい点も、ITメンテナンスの厳しさの一因です。

仕事が多く覚えられない

ITメンテナンスでは、扱うシステムや機器が多岐にわたります。WindowsやLinuxといったOSの知識から、ネットワーク設定、セキュリティの基礎、クラウド環境の運用まで、覚えるべきことが非常に多いのが現実です。
さらに現場では、マニュアル通りにいかない突発的なトラブルにも柔軟に対応する力が求められます。
日々の業務をこなしながら新しい知識を吸収し続ける必要があり、情報量に圧倒されてしまうことも、「きつい」と感じる理由の一つです。

ITメンテナンス業の年収

ITメンテナンスの年収相場とは?

ITメンテナンスの年収は、担当する業務範囲や企業規模、保有資格などによって大きく異なりますが、
  • 初任給〜年収300万前後(未経験・ヘルプデスクなど)
  • 年収400〜600万前後(経験者・ネットワーク/サーバー保守担当)
  • 年収700万以上(マネジメント・ITインフラ設計レベル)
というのが一般的です。
クラウド環境やセキュリティ対応ができるエンジニアは、さらに高収入が期待できます。

ITメンテナンスの仕事でキャリアアップするには

ITメンテナンスの仕事は、着実なスキルの積み上げがキャリアアップにつながる分野です。
ただルーティン作業をこなすだけでなく、専門性や実績をどう高めていくかが将来の年収や職種の幅に直結します。

資格取得で専門性を高める

ITメンテナンスの現場では、知識の裏付けとなる資格が高く評価されます。特に以下の資格はキャリアアップに有効です。
  • CompTIA A+/ITパスポート(基礎知識)
  • LPIC/LinuC(Linuxサーバー保守)
  • CCNA(ネットワーク基礎)
  • 基本情報技術者試験(国家資格としての信頼性)
実務と並行して勉強することで、「資格 × 実務経験」がアピールポイントになります。

上流工程へステップアップする

経験を積んだITメンテナンス担当者は、以下のような上流工程のポジションに進むことが可能です。
  • インフラエンジニア:設計・構築フェーズを担当する
  • ITコンサルタント:顧客のIT課題を解決する提案型職種
  • プロジェクトマネージャー:現場全体を統括し、管理業務を担う
「点検・保守」から「構築・提案・管理」へと視野を広げることが、収入アップにも直結します。

自社以外の現場経験も視野に入れる

社内SEや特定の現場に長くいるとスキルが偏る場合があります。
そのため、SIerやITアウトソーシング企業に転職して複数の現場を経験することで、スキルの幅と対応力を高められます。
将来的にはフリーランスという選択肢も可能になります。

クラウド・セキュリティ分野を学ぶ

今後のインフラ運用では、クラウド(AWS・Azure)やセキュリティ知識が必須になります。
メンテナンス業務の中でも、クラウド移行やセキュリティ対応を任されることで、評価と報酬が上がりやすくなります。

女性でもできる?ITメンテナンスの仕事

ITメンテナンスは体力的負担が少なく、女性エンジニアも活躍しやすい分野です。
  • ヘルプデスクやIT資産管理など、細かい作業が得意な方に向いている
  • リモート対応やシフト制も多く、ワークライフバランスを取りやすい
  • 現場によっては資格取得支援制度もあり、未経験からのチャレンジも可能
特に近年では「女性活躍推進」を掲げるIT企業も増えており、女性向けのIT求人や再就職支援も充実しています。

ITメンテナンスの仕事に就くには

ITメンテナンス業務は、専門的な知識やスキルが求められる場面もありますが、未経験からでもチャレンジしやすい職種として注目されています。
特にITインフラの基盤を支える保守・運用の分野では、着実に経験を積みながらキャリアアップできる道が用意されています。

未経験でも挑戦しやすい職種

ITメンテナンスは、IT業界への第一歩として最適な職種のひとつです。
多くの企業では、未経験者を対象とした研修制度を設けており、PCのセットアップ、ネットワーク機器のチェック、サーバーの稼働確認といった基本的な保守作業からスタートできます。

また、現場で先輩からOJTを受けながら学べる環境が多く、IT知識に自信がない方でも少しずつスキルを身につけられます。
業務に必要なITパスポートやネットワーク関連の資格は、入社後に取得をサポートしてくれる企業も多いため、意欲さえあればしっかり成長できるフィールドです。

求人の探し方

ITメンテナンス職の求人を探すには、IT系に強い転職サイトやエージェントの活用が効果的です。
特に「インフラ運用・保守」「ヘルプデスク」「テクニカルサポート」などのキーワードで検索すると、未経験歓迎の求人を見つけやすくなります。

また、企業の自社採用ページも要チェックです。
研修制度あり・資格取得支援あり・未経験OKといった条件でフィルタリングすれば、自分に合った職場が見つかりやすくなります。
将来的に上流工程を目指すなら、キャリアアップ支援が整っている企業を選ぶこともポイントです。

まとめ

今回はITメンテナンスの仕事について解説しました。
ITメンテナンスは一見「地味」な仕事に見えるかもしれませんが、企業活動を裏で支える重要なポジションです。
きついと言われやすい職種ではありますが、働き方次第では未経験者や女性にもおすすめの仕事です。
よりよい条件の会社に転職を考えているという方は、ぜひテクノジョブサーチをご活用ください。
テクノジョブサーチでは、IT業界の未経験者・経験者両者に豊富な案件を紹介しています。
対面による密度の濃いサポートも行っていますので、転職に不安を感じている方はぜひお気軽にご相談ください。

\\ICT・通信業界の求人多数!//

テクノジョブサーチで今すぐ求人を探す