COLUMNICT支援員は楽しい?いらない・きついと言われる実態や年収も

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ICT支援員は楽しい?いらない・きついと言われる実態や年収も

「ICT支援員のどんなところが楽しい?」
「きついと言われる理由は?」
といった疑問をお持ちの方はいませんか。

このような疑問にお答えするため
  • ICT支援員の実態
  • ICT支援員の仕事が楽しいと言われる理由
  • ICT支援員に向いている人の特徴
の順に紹介していきます。

ICT支援員の実態とは?

ICT支援員とは、主に小中学校などの教育現場で、先生や児童・生徒がICT(情報通信技術)を円滑に活用できるようサポートする仕事です。

近年はGIGAスクール構想の推進により、学校現場でのICT活用が急速に進んでおり、それに伴ってICT支援員の重要性も高まっています。

ICT支援員の仕事内容

学校内のICT機器の設定・管理

ICT支援員の仕事の中心は学校内のICT機器の設定・管理です。
具体的には、タブレットやノートパソコン、電子黒板、プリンターなどの接続・動作確認や、インターネット環境の整備などが含まれます。

教職員へのICT操作サポート

ICTに不慣れな先生に対して、授業での機器の使い方やトラブル対応などを丁寧に支援します。

校内のICT活用促進の支援

授業で活用できるアプリの提案や、児童・生徒へのICT指導のサポートを行うこともあります。

ICT支援員の年収

ICT支援員の年収は、雇用形態や自治体によって大きく異なります。

多くの場合、契約社員や派遣社員としての雇用が一般的で、月給は15万円~25万円程度が目安です。
年収に換算すると、おおよそ180万円~300万円程度となります。賞与や昇給がない場合もあるため、就業前に条件をしっかり確認しておくことが大切です。

ICT支援員の夏休み事情

「学校勤務」と聞くと「夏休みも休めるのでは?」と思われがちですが、実際には自治体におけるルールや勤務形態の条件によって大きく異なります。

夏休み期間中は児童・生徒がいないため、出勤日数が減ることもありますが、パソコンの更新作業や機器メンテナンスなど、夏だからこそ集中して行う業務もあります。

また、契約によっては学校閉庁日などの兼ね合いで「勤務日数の調整」が入るケースもあるため、就業前に詳細を確認しておくことが重要です。

ICT支援員が楽しいといわれる理由

ICT支援員の仕事は、単なる機器の管理やトラブル対応にとどまらず、多くのやりがいや楽しさを感じられる職種として注目されています。
ここでは、ICT支援員が「楽しい」といわれる代表的な理由を4つご紹介します。

ITスキルを現場で活かせるのが楽しい

まず、ICT支援員は自分の持つITスキルを直接教育現場で活かせる点が大きな魅力です。

学校では先生や生徒がICT機器を使う際に不具合や操作の困りごとが発生しますが、そうした問題を即座に解決することで感謝されることが多いです。

自分の技術が役立っていることを実感できるため、仕事の達成感や満足感が得られます。

また、サポートを通じて先生方のICT活用スキルが上がるのを目の当たりにすると、自分の存在意義を強く感じられます。

最新のICT教育にふれられるのが楽しい

ICT教育は日々進化しています。

ICT支援員は新しい端末や教育用ソフト、オンライン授業の技術など、最新の技術動向に触れながら仕事を進めることができます。

常に新しい知識を吸収し、実際の教育現場で試す機会があるため、単調になりがちなIT関連の仕事とは異なる刺激があります。

これにより、常にスキルアップが可能で、自分の成長を実感できるのも楽しさの一つです。

教育現場に貢献できるのが楽しい

ICT支援員は、直接子どもたちの教育に携わるわけではありませんが、教育の質を向上させる重要な役割を担っています。

ICT機器の適切な運用が実現すれば、先生の授業がスムーズになり、生徒の学習体験が豊かになります。

こうした「教育の裏方」として貢献している実感が持てることは、他の仕事にはない特別なやりがいです。

また、子どもたちの「わかった!」という声や笑顔に触れる機会もあり、間接的に教育に関わる喜びを感じることができます。

トラブル解決が楽しい

ICT支援員の仕事には、日々のトラブル対応が欠かせません。

接続が切れたWi-Fiの復旧や、動かなくなった機器の管理、ソフトの不具合対応など、多様なトラブルに対応する必要があります。

こうした課題を冷静に分析し、迅速に解決できたときの達成感は非常に大きいものです。

特に、学校現場は子どもたちの学びの場であり、トラブルの早期解決が求められるため、責任感とやりがいが感じられます。

このような問題解決能力を磨ける点も、ICT支援員の仕事の魅力と言えるでしょう。

ICT支援員は楽しいけど将来性がない?

ICT支援員は「楽しい」と感じる人が多い一方で、「将来性がないのでは?」という不安の声もよく聞かれます。

しかし、結論から言えば、ICT支援員は楽しいだけでなく、十分に将来性のある仕事です。

ここでは、その理由と一方で将来性に疑問を持たれる背景を分かりやすく解説します。

【結論】ICT支援員は楽しい上に将来性のある仕事

ICT支援員の仕事は学校現場のICT環境を支える重要な役割であり、教育分野のICT活用は今後さらに拡大する見込みです。
だからこそ、ICT支援員のニーズも高まり続けており、将来性は十分にあります。

ICT支援員に将来性がある理由

教育ICTの分野は発展中だから

政府の「GIGAスクール構想」により、全国の学校で1人1台端末環境の整備が進み、ICT教育は急速に拡大しています。

さらに今後は「NEXT GIGA」に向けた取り組みも始まっており、端末の更新やクラウド活用の強化、学びの質を高めるための環境整備が進められています。

教育用ソフトやオンライン授業の導入も活発化しており、ICT支援員の役割はこれまで以上に重要です。

こうした流れから、この分野は今後も成長が見込まれ、ICT支援員の仕事は安定的に求められるでしょう。

他業種への転職にもつなげやすいから

ICT支援員として培ったITスキルやトラブル対応能力は、教育分野だけでなく民間のIT企業やシステムサポート業務など、幅広い業種で活かせます。

そのため、将来的に別業種へキャリアチェンジを目指す人にとっても、ICT支援員はスキルの足掛かりとなる魅力的な仕事です。

ICT支援員に将来性がないと疑問を持たれる理由

契約職員や派遣が多いから

多くのICT支援員は契約社員や派遣社員として雇用されており、正社員としてのポジションが少ないことが現実です。

このため「将来性がない」と感じる人もいます。雇用の安定性や待遇面に不安を感じやすいのは確かです。

配属先や自治体によって待遇・働き方の差があるから

ICT支援員の仕事内容や勤務条件は、配属される学校や自治体によって大きく異なります。

勤務時間や休暇の取りやすさ、給与体系などにばらつきがあるため、将来設計が立てにくいという声も少なくありません。このような環境の差が「将来性がない」と感じられる要因の一つです。

ICT支援員が向いている人の特徴

ICT支援員の仕事は、単に機器の操作やトラブル対応をするだけではなく、人と接しながら教育現場をサポートする役割が求められます。

そのため、向いている人にはいくつかの特徴があります。ここでは、ICT支援員として活躍できる人の主な特徴を4つご紹介します。

人と接することを楽しめる人

ICT支援員の仕事は、教職員や児童・生徒と日常的にコミュニケーションをとることが多い職種です。

機器の使い方を教えたり、トラブル対応の相談に乗ったりと、人とのやり取りが頻繁に発生します。

こうした対話を楽しめる人は、信頼関係を築きやすく、円滑な業務遂行につながります。一方で、人と接するのが苦手だったり、孤立して黙々と作業したいタイプの人には難しく感じる部分があるかもしれません。

感謝されることにやりがいを感じる

ICT支援員の仕事は目立ちにくい裏方の役割ですが、現場の先生や生徒から感謝されることが多い仕事です。

困った時に助けてもらえたと感謝の言葉をもらうと、大きなやりがいを感じられます。

こうした「ありがとう」の一言を励みに、日々の仕事に前向きに取り組める人はICT支援員に向いています。

柔軟な対応力がある

学校現場は日々変化し、急なトラブルや予定変更が起こることも少なくありません。

ICT支援員にはそうした変化に柔軟に対応する力が求められます。

臨機応変に行動し、トラブルが発生した際も冷静に問題解決に取り組める人は、現場で頼りにされる存在となります。

逆に、予定通りにしか動けない人や変化に弱い人はストレスを感じやすいかもしれません。

教育や子どもの成長に興味がある

ICT支援員は直接授業を行うわけではありませんが、教育現場の一員として子どもたちの成長を支える仕事です。

教育や子どもに関心があり、成長を間近で見守りたいという気持ちがある人は仕事に深い満足感を得られます。

また、教育のために技術を活用することに意義を感じる人にとって、ICT支援員は天職とも言えるでしょう。

まとめ

今回は、ICT支援員という仕事の実態ややりがい、将来性、向いている人の特徴についてご紹介しました。
ICT支援員は、ITスキルを活かしながら教育現場に貢献できる魅力的な仕事です。契約形態や働き方に不安を感じる方もいるかもしれませんが、将来性もあり、キャリアのステップとしても有効です。

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