COLUMNインフラエンジニアの仕事はきついのか?きつい時の対処法や魅力を紹介

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インフラエンジニアの仕事はきついのか?きつい時の対処法や魅力を紹介

インフラエンジニア
「インフラエンジニアはやめとけ」
「インフラエンジニアはきつい?」
インフラエンジニアは未経験からでもエンジニアになれ、高収入を得られる仕事です。
しかし、ネット上ではインフラエンジニアの仕事が「きつい」と話題に上っています。
本当にインフラエンジニアの仕事はきついのでしょうか?
ここから、インフラエンジニアの仕事がきついと感じる要因、インフラエンジニアの仕事は「楽すぎ」という意見、インフラエンジニアの仕事が楽しい理由などについて紹介します。

インフラエンジニアの仕事がきついと感じる要因

インフラエンジニアの仕事がきついと感じる要因はどのようなことなのでしょうか?
インフラエンジニアは「土日・祝日も働く」「急な呼び出しに応じなくてはならない」など、きついと感じる要因があります。
ここから詳しく見ていきましょう。

最新の技術についての勉強が必要

インフラエンジニアは常に最新の技術について勉強が必要です。
ITインフラは技術の進歩が速く勉強していないと、すぐに新しい技術に追いつけなくなってしまいます。
サーバー・ネットワーク・セキュリティ・クラウドなどIT関連の幅広い知識を習得しなくてはなりません。
そのため、勉強好きで向上心がある人に向いた仕事といえるでしょう。

早急な対応を求められる

インフラエンジニアは障害が発生した場合、早急な対応が求められます。
障害発生を前提としており、24時間体制で仕事をすることもあるのです。
ECサイトや銀行などのインフラはダウンすると機会損失や不利益につながることもあり、早急に対応しなくてはなりません。
インフラエンジニアは急な呼び出しに応じなくてはならないため、家にいても心が休まる時はないと言われています。

急な出勤・夜勤が発生する

インフラエンジニアは障害が発生した場合、夜中、休日問わず会社に呼び出される仕事です。
OS・ミドルウェア・データベース・ネットワークなどインフラに関した仕事のため、休日に予定を入れていても障害が発生すると回復するまで帰宅できません。
障害の種類はOSの障害やデータベースの障害など様々です。
生活も不規則になり神経をすり減らすため「きつい」と感じます。規則正しい生活を望む人には不向きな仕事でしょう。

サーバールームの冷房が効きすぎている

インフラエンジニアは常に冷房の効いたサーバールームで仕事しなくてはなりません。
サーバーは熱を帯びるため、常に冷やす必要があります。
寒く乾燥しやすい環境のため、向いていないと感じるエンジニアもいるのです。

できて当然と思われる

インフラエンジニアの仕事はできて当然だと思われています。
顧客はシステムに詳しくないため、正常な状態が普通だと思っているのです。
そのため、障害が起きて復旧まで時間がかかると、インフラエンジニアが責められる結果となり「きつい」「やめたい」と考えてしまいます。

連休が取れない

インフラエンジニアは連休が取れない仕事です。
システムの設定変更は連休中に作業することが多く、連休中も世間が休んでいる時仕事をします。
土日も仕事をする可能性が高く普通の会社員のように休むことはできません。
休日にしっかり休みたい人には不向きな仕事です。

インフラエンジニアの仕事は「楽すぎ」という意見も

インフラエンジニアの仕事が「きつい」といった意見がある一方で「楽すぎ」という意見もあります。
どのような点が楽だと思われているのでしょうか?
ここから具体的に見ていきます。

手順通りの作業を行っている

インフラエンジニアの仕事には「保守・運営」があります。
保守・運営はマニュアルがあり、決められた通りの仕事をするだけです。
サーバーやネットワークが違っていても手順は同じため、新たに学ぶ必要もありません。
そのため、保守・運営の仕事は未経験者のエンジニアでも比較的容易であると言われています。

シフトや交代制で残業が避けられる

インフラエンジニアの仕事はきついと思われがちですが、シフトや交代制で残業が避けられます。
退社時間になると交代のスタッフに引き継ぐことができるため帰宅も容易です。

既存のシステムを組み立てる

インフラエンジニアの仕事は一から何かを作る仕事ではなく、既存のシステムを組み合わせる仕事です。
具体的には、サーバー・ルーター・スイッチ・ストレージ・ロードバランサー・ファイアウォールを組み合わせます。
手順が簡単なため、他のエンジニアより楽だと言われるのです。

どこでも活躍できるスキルが身につく

インフラエンジニアはどこでも活躍できるスキルが身につきます。
インフラ環境は似ているため、どのようなシステムであっても活かすことが可能です。
そのため、転職の時もインフラエンジニアとしてのキャリアが役立ちます。
未経験からエンジニアを目指す場合、最初にインフラエンジニアからスタートすると他のエンジニアにキャリアチェンジもできるでしょう。

作業人数が多いので、一人あたりの業務量が少ない

インフラエンジニアの仕事は自社サーバーが必要な大手企業がメインです。大手企業の案件は大規模プロジェクトが多くチームを組んで作業するため、一人あたりの業務量が少ない傾向があります。
そのため、初心者であっても仕事がしやすい環境だといえるでしょう。

インフラエンジニアの仕事がきついと感じたら

では、インフラエンジニアの仕事がきついと感じたらどのように対処すれば良いのでしょうか?
方法として、上流工程に携わりワークバランスを保つ、分担制の企業で夜勤をなしにしてもらうなどの方法があります。
ここから詳しく見ていきましょう。

上流工程に携わりワークバランスを保つ

インフラエンジニアがきついと感じるのは保守・運営などの下流工程に携わっているからです。
上流工程の仕事に変わることでワークライフバランスを保つことができます。
上流工程の仕事はサーバー・ネットワークの設計・構築です。具体的な仕事内容は、サーバーやネットワークの構成・設定値を決定し、機器に設定を入れます。
夜勤や急な呼び出しもなく、やりがいを感じられる仕事です。
資格取得でスキルアップもできるため、働きやすい環境を得られるでしょう。

分担制の企業で夜勤をなしにしてもらう

インフラエンジニアの働き方は「交代制」と「分担制」の2種類です。仕事がきついと感じた場合、分担制の企業に転職し夜勤なしとする方法もあります。
交代制はメンバー全員に夜勤があり、インフラエンジニアがきついと感じる働き方です。
一方分担制は、日勤と夜勤を分担しているため、日勤を担当すると夜勤はありません。
転職する場合、分担制の企業を選び、日勤を希望すると夜勤をせずに済みます。
面接する際に分担制があるのかどうか確認することが重要です。

ホワイトな企業へ転職する

インフラエンジニアの仕事がきついと感じるのは所属する会社によります。ブラック企業は中小企業が多く、休日出勤や残業が当たり前です。
優良なホワイトな企業へ転職すると職場環境を変えられるでしょう。
ホワイト企業は資金力がある大手企業が多く、社員に活気があり、福利厚生も充実しています。

インフラエンジニアの仕事は決してきつい、底辺なんかではない!

インフラエンジニアの仕事は「きつい」「底辺」と言われています。
しかし、実際のインフラエンジニアになるメリットは、女性の平均年収が高い、未経験からでも高収入が目指せる、ITエンジニア不足により需要が高いなどです。
ここから、インフラエンジニアのメリットについて見ていきましょう。

女性の平均年収も高い

インフラエンジニアは女性の平均年収が高い仕事です。
グラフは国税庁の令和2年度「民間給与実際統計調査結果」より算出しています。
グラフを見るとインフラエンジニアの平均年収は536万円ですが、会社員全般の平均年収が約436万円です。
男女別の平均年収でもインフラエンジニアの女性の平均年収は高いことがわかります。
そのため、男性だけではなく女性にとってもインフラエンジニアは魅力的な仕事といえるでしょう。

未経験からでも高収入が目指せる

インフラエンジニアは未経験であっても目指せる仕事です。
通常のエンジニアは経験がないと仕事に就けませんが、インフラエンジニアであれば最初に保守・運用などの下流工程から始め、段階を踏んで上流工程を目指せます。
上流工程はネットワークの設計・構築ができ、PMも目指せるため高収入を得られるでしょう。
AWS認定資格を取得すると貴重な人材と認められ、転職する際も有利になります。

ITエンジニア不足により需要が高い

昨今のITエンジニア不足によりインフラエンジニアの需要も高くなっています。
従来のインフラエンジニアの仕事はサーバー構築がメインでした。
今後はオンプレミスからクラウドへの意向によりインフラエンジニアのニーズはますます増えていくでしょう。

1人で仕事をすることが好きな人に向いている

インフラエンジニアの仕事は1人で仕事する人に向いています。
チームメンバーと話すこともありますが、基本的にはコツコツとサーバーやネットワーク機器などの機械に向き合う仕事です。
そのため、機械作業を楽しめる人には向いている仕事でしょう。

まとめ

インフラエンジニアの仕事が「きつい」「やめとけ」といわれるのは、早急な対応が必要だったり、急な出勤・夜勤が発生したりするからです。
一方で、手順通りの作業を行っている、既存システムを組み立てるだけなどの理由で「楽」ともいわれています。
インフラエンジニアは平均年収も一般的な会社員の平均年収より高く女性にとっても魅力的な仕事です。
また、未経験から経験を積み高収入を得られる上流工程の仕事にステップアップもできます。
1人で仕事をするのが好きな人ならインフラエンジニアを目指してみましょう。

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