COLUMN派遣エンジニアの平均年収は?時給相場や正社員との比較も併せて解説

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派遣エンジニアの平均年収は?時給相場や正社員との比較も併せて解説

派遣エンジニア
派遣エンジニアの年収や時給が気になり、お調べではないでしょうか。
派遣と聞くと、低収入で雇用が安定せず、厳しい状況で働くイメージを持つ人も多いはずです。
しかし、実際の派遣エンジニアはスキルアップに適した環境で働けて、高収入を目指せる職種であることをご存じでしょうか。
そこで今回は、派遣エンジニアの年収相場や時給を、正社員やフリーランスと比較して紹介します。
また、派遣エンジニアが向いている人にも触れているので、ぜひ最後までご一読ください。

派遣エンジニアの年収相場は?

まずは、派遣エンジニアの年収相場を、以下の3つにわけて確認しましょう。
  • 平均年収
  • 時給の相場
  • 未経験の派遣エンジニアでも時給は高い

平均年収

派遣エンジニアの平均年収は、約400〜450万円です。
日本全体の平均年収は約445万円で、中央値は約396万円ですから、やや高い水準といえます。
また、ITエンジニアの正社員における平均年収は「497万円」ですから、やや低く感じるかもしれません。
しかし、時間別に考えると、派遣エンジニアのほうが高い水準の場合があります。

時給の相場

派遣エンジニアの時給相場は、約2,000円です。
例えば、2022年4月におけるITエンジニアの派遣社員は、東京都で時給「2,292円」となります。
2021年1月に実施された派遣全体の平均時給は「1,718円」ですから、高い水準であることがわかります。

未経験の派遣エンジニアでも時給は高い

未経験の派遣エンジニアは、約1,500〜1,600円の案件があります。
派遣全体の平均時給よりは低い水準ですが、新しく実務経験を積めて、スキルアップしながら稼げる金額にしては大きいのではないでしょうか。
完全未経験の場合は、少しずつ経験を積んで高時給の案件に参加しましょう。

地域によって相場が違う

派遣エンジニアの給与水準は、地域によっても相場が異なります。
例えば、2020年におこなわれた調査では、東京都の時給が「2,068円」でした。
一方で、沖縄では時給が「1,145円」と、東京と比べて900円ほどの差があります。
どのような業種でも同様の差が出ますので、こうした地域差によっても時給は変動する特徴があります。
地域差を考慮する場合は、テレワークを活用して地域差を埋めるといった工夫が必要でしょう。

正社員・派遣エンジニア・フリーランスとの年収比較

正社員と派遣エンジニア、フリーランスとの年収を比較すると、以下の通りです。
正社員 派遣エンジニア フリーランス
約430万円 約420万円 約860万円
正社員と派遣エンジニアを比べると大きな差はありませんが、フリーランスは倍の金額となっています。
正社員と大きく差のない派遣エンジニアは、仕事の責任やストレスが軽く、働きやすさを求めやすくなるでしょう。
また、一見すると、派遣で働くよりもフリーランスを目指したくなるかもしれません。
しかし、実際には「仕事を取ってくるところからエンジニアとしての業務まで」と、幅広い対応が求められます。
また、年収は能力や働き方にも大きく左右されるため、安定性に難点が残ります。

派遣エンジニアでも高収入は可能?

派遣エンジニアでも、以下に挙げた3つの方法を選べば高収入を実現できます。
  • 派遣エンジニアでスキルアップし、より高時給の案件にする
  • 正社員型派遣エンジニアになる
  • フリーランスエンジニアになる

派遣エンジニアでスキルアップし、より高時給の案件にする

1つ目の方法が、派遣エンジニアで経験を積み、スキルアップしてより高時給の案件にすることです。
派遣エンジニアのメリットは、様々な環境でエンジニアとしてのスキルを磨けることです。
また、多くのプロジェクトに携わることで知識を吸収し、即戦力として数えられる技術を身につけると、徐々に時給は高くなります。
一般的ではありますが、着実に技術を身につけて高時給を目指せる方法ですし、正社員を目指して働き続けるのにも便利です。

正社員型派遣エンジニアになる

2つ目の方法が、正社員型派遣エンジニアになることです。
常用型とも呼ばれるこちらの方法は、派遣先と契約するのではなく、「派遣会社の社員」として働きます。
実際に稼働するのは派遣先ですが、クライアントとの契約期間が満了したあとも、派遣会社から給与が支払われるため収支が安定しやすくなります。
一定の給与水準で経験を積みながら、生活も安定させたいと考えている人にちょうどよいでしょう。

フリーランスエンジニアになる

3つ目の方法が、高時給を狙ってフリーランスエンジニアになることです。
フリーランスエンジニアとして独立し、自らビジネスの主軸となれるとそれだけ給与も高くなります。
ただ、いきなり未経験でフリーランスエンジニアとして活動するのは茨の道。
正社員型や従来型の派遣エンジニアでスキルアップし、様々な現場で経験を積んでからでも独立は遅くありません。
選択肢の1つではありますが、一定のスキルと人脈を手に入れてからの検討をおすすめします。

こんな人は派遣エンジニアに向いている!

派遣エンジニアは、以下のような人におすすめの職種です。
  • 短期で収入を上げたい人
  • 向上心がある人
  • プライベートとの両立を重視したい人

短期で収入を上げたい人

派遣エンジニアは、短期間で収入を上げたい人に向いています。
派遣先で得られた知識やスキルを活用して、さらに単価を上げられるためです。
一般的に正社員の場合は、エンジニアの業務以外の雑務にも対応しなくてはなりません。
一方で、派遣エンジニアはプロジェクトで技術面に関する業務がメインとなりますから、その分だけスキルの習得に便利な環境が整っています。
少しでもスキルを高めて単価を上げて、エンジニアとして活躍したい人にはうってつけでしょう。

向上心がある人

派遣エンジニアは、多くのプロジェクトに関わる職種ですから、向上心がある人に向いています。
派遣先が変わるごとにプロジェクトも変わって、得られるスキルが豊富にあります。
さらに、人脈を形成できれば、新しいビジネスの可能性を見出せることもあるはずです。
正社員とは異なり、転職のハードルが低いことも派遣エンジニアのメリットとなります。
確かな向上心で、さらに上を目指したいと考えているなら、その独特な環境が技術を磨くきっかけになります。

プライベートとの両立を重視したい人

プライベートと仕事を両立させたい、つまりワーク・ライフ・バランスを重視したい人も、派遣エンジニアが向いています。
派遣によって携わる業務はあらかじめ決められており、労働時間が大幅に変化するものではありません。
また、勤務時間帯も企業やそのプロジェクトによって異なりますので、希望に合わせて働きやすくなります。
生活できる一定の収入と、プライベートの時間を両立しながら、スキルアップまで狙えるのが派遣エンジニアの魅力です。

まとめ

派遣エンジニアの平均年収は400〜450万円で、時給は約2,000円です(地域差によっても異なります)。
正社員と似た給与水準で、豊富な派遣先から多くのプロジェクトを経験でき、スキルアップを狙えます。
正社員 派遣エンジニア フリーランス
約430万円 約420万円 約860万円
高時給を目指す場合は、派遣エンジニアで経験を積んでフリーランスや正社員を目指すのがおすすめです。
高収入が得られる派遣エンジニアは、未経験でも挑戦できますので、ぜひご応募ください。

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