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技術派遣として働くと後悔するのか?後悔しない為の対策とメリットも紹介

技術派遣
技術派遣は、ブラックだった・後悔したと見聞きして働き方に不安を感じた人が多いのではないでしょうか。
しかし、実際には知識・スキルを磨いて今後のキャリアを形成するきっかけになる業種です。
この記事では、技術派遣として働いたことで後悔したと感じてしまう理由や、どのように将来を考えたらよいのかを紹介します。
技術派遣は、デメリットに限らずメリットも多い働き方ですから、十分に検討するためにぜひ最後までご一読ください。
技術派遣については下記で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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技術派遣はブラック?後悔したと感じてしまうのは本当なのか?

技術派遣は「ブラックだった」「働いて後悔した」と見聞きし、ためらってしまったり、働く意欲を失って迷ってしまったりした経験はないでしょうか。
派遣会社そのものに抵抗があり、家族や友人に止められてしまった人もいるでしょう。
結論から言うと、技術派遣は現代の働き方にマッチしており、未経験から挑戦しやすく、プライベートと仕事も両立できる業種です。
また、自分の好きな業務に特化して働けるため、大手企業や有名企業に転職しやすくなるというメリットもあります。
「派遣」の印象だけで決定せず、将来のキャリア形成を明確化し、今後の成長のきっかけにするために技術派遣を選ぶことを考えてみましょう。

20代、30代の時にスキルを身につけながら働く

20代・30代の時代に技術派遣を選ぶと、スキルを身につけながら働けます。
派遣の現場全体では、7〜8割の人が派遣会社からのフォローやサポートによって、満足しているともいわれているほどです。
自分の技術に不安があったり、現場に追いつけなかったりする場合、1年ほどで辞めてしまうケースがあります。
そうなると、「すぐに辞めてしまった」という経歴は残りますし、スキルも身につきません。
こうした背景から、派遣は20代・30代のときにスキルを身につけながら働く選択肢として、技術派遣に限らず幅広く選びやすいわけです。

技術派遣で勤めて後悔する主な理由とは?

技術派遣で勤めて後悔する主な理由は、以下の5つが代表例として挙げられます。
  • 正社員に比べて給料が安定しない
  • 派遣先の都合による派遣切りがある
  • 業務範囲が制限され、広く浅くの技術しか身につかない
  • 年齢を重ねると転職が難しい
  • キャリアアップが難しい

正社員に比べて給料が安定しない

技術派遣は、残業は少なく賞与も貰えないため、正社員に比べて給料が安定しません。
例えば、ITエンジニアの正社員として働いた場合の平均年収は約500万円です。
しかし派遣社員の場合は時給1,200〜1,400円ほどで、年収は300〜350万円が目安ですから、正社員より少ない場合があります。
また、派遣という独特な雇用形態によって働く時間は短くなりやすく、長期休暇がある場合は収入もそれだけ下がります。
技術派遣は、正社員と比べると給料が安定しないことで、働いて後悔したという人は一定数いるでしょう。

派遣先の都合による派遣切りがある

技術派遣は、派遣先の都合によって契約を切られてしまう、いわゆる「派遣切り」によって後悔する可能性があります。
更新がなくなったり、プロジェクトの難航・頓挫によって途中解雇されたりするからです。
新たな派遣先が決まるまで収入は途絶えてしまいますし、その間になくなる収入の代替え案を探しながら生活を続けなければなりません。
派遣先の都合は、働き手側や派遣会社から調整できない突拍子もない事案ですから、派遣ならではのデメリットといえます。

業務範囲が制限され、広く浅くの技術しか身につかない

技術派遣は、指定された業務範囲に制限され、広く・浅い技術しか身につかないのも後悔するポイントです。
正社員の場合は、長期間の雇用によってスキルと経験を身につけられ、年齢やスキルに応じて給料も増えます。
一方で、技術派遣は決められた業務範囲で求められる知識・技術しか得られず、その道を極めるほどの専門性を突き詰められません。
また、派遣契約で決められている以上の業務に対応できませんから、上流工程や責任のあるポジションの経験はできないでしょう。

年齢を重ねると転職が難しい

技術派遣は、年齢を重ねると転職が難しくなるのも、働き続けて後悔するよくあるシーンです。
日本の新卒採用は、一定のポテンシャル(将来性)まで判断されますが、20代後半になると「保有している知識・技術」や「何の役に立てるのか」を重要視する傾向があるからです。
派遣として働きはじめたときは良くても、その経験を活かした自己研鑽を続けなければ、将来に不安が残ることは考慮しておきましょう。

キャリアアップが難しい

技術派遣は、定められた業務範囲で広く・浅い知識や技術を保有できる反面、その後のキャリアアップは難しくなる特徴があります。
派遣社員は、派遣先ではなく派遣会社に雇用されている身です。就職先で役職を得たり、昇進したりなどは期待できません。
つまり、キャリアアップによって給料・待遇面の向上ができず、今後のキャリアプランで「派遣以外」の選択肢を選ぶ必要があるということです。
20代・30代で技術派遣を選ぶ場合は、得られる知識・技術から自己研鑽を積み、次のステップを見据えて動き出せるようにしましょう。

技術派遣で勤めて、後悔しないためにも

技術派遣で勤めて、後悔しないために実践したいことは以下の5つです。
  • 自分の強みを持っておく
  • 紹介予定派遣などを使い正社員を目指す
  • ライフプランを立てておく
  • 副業として勤める
  • 経験が積める仕事か見極める

自分の強みを持っておく

技術派遣で勤める場合は、自分の強みを持っておきましょう。
今後のキャリアプランを考えるとき、何を活かして形成していくかによって方向性が異なるからです。
例えば、過去に派遣先で得られたスキル・キャリアや、実際に仕事で達成した成果から「技術」「業界」「担当工程」の観点で強みを分析します。
自ら分析できない場合は、周囲の人や派遣会社の担当者に分析してもらうのもよいでしょう。
弱みや短所を言い換えて、見つけ出す方法もあります。

紹介予定派遣などを使い正社員を目指す

技術派遣は、「紹介予定派遣」を使って正社員を目指すのも一つの選択肢です。
一定期間、派遣として働くことで実際の仕事ぶりをみてもらえますし、未経験からの採用も期待できます。
自分だけでは探せなかった企業を、紹介予定派遣から見つけられると就職活動の労力・時間を節約することもできるでしょう。
紹介予定派遣は、働く前から雰囲気を確認できますし、雇用側の企業も人材を見極められるという「双方にメリットのある」働き方です。

ライフプランを立てておく

技術派遣として働きながら、ライフプランを立てておくことも大切なポイントです。
ライフプランとは、今後発生しうるイベントや将来を加味して、人生の計画を立てることです。
技術派遣に置き換えると、20代から知識・技術の基礎を学んで資格をとり、正社員を目指すといった形が代表的でしょう。
正社員で雇用されると生活費を捻出できますし、今後の住宅費や将来にかかる費用の心配もなくなります。
市場価値の高い技術を磨いたり、派遣として副業を選んだりしながら、ライフプランを考えておくとよいでしょう。

副業として勤める

技術派遣として働きながら、空いた時間を有効活用して副業に挑戦するのもライフプランを立てるのに便利です。
派遣という働き方は、残業が少なく決められた時間で働けますし、技術派遣なら在宅で対応できます。
そうして、得られた知識・スキルを磨くために同様の副業をはじめたり、市場価値の高い技術を磨いたりします。
派遣で後悔しやすい収入面を補強し、転職活動をしなくても働き続けられます。
場合によっては、フリーランスといった形で独立する選択肢も選べるようになるでしょう。

経験が積める仕事か見極める

技術派遣で働く先は、経験が積める仕事であるか見極めてから選ぶのもよい方法です。
すでに得られている知識・スキルを使ったものだと、どうしても伸びしろが限られてしまいますし、将来につながる新しい発見は少なくなるはずです。
技術派遣の広く・浅い知識だけでは、経験を積むのに苦労する可能性がありますから、「どれだけ自己研鑽を積んでキャリアアップに貢献するのか」を軸に仕事を見極めてみましょう。

技術派遣で勤めるメリットは多い!

技術派遣で勤める代表的なメリットは、以下の通りです。
  • 未経験から挑戦しやすい
  • プライベートと仕事との両立がしやすい
  • 自分の好きな業務に特化して働ける
  • 大手企業や有名企業に転職しやすくなる

未経験から挑戦しやすい

技術派遣は、未経験で正社員になるよりハードルが低く、挑戦しやすい業種です。
スクールや資格の取得である程度まで知識・スキルを磨いても、実際の現場で使えるかどうかを判断できません。
派遣は、「未経験OK」としている求人があり、挑戦しやすい環境が整っています。
未経験で不安があったり、新しい技術に挑戦したいと考えたりした場合は、技術派遣を選びやすいでしょう。

プライベートと仕事との両立がしやすい

技術派遣はフルタイムだけに限らず、週1〜3日や土日のみなどさまざまな雇用形態がありますから、プライベートと仕事を両立しやすくなります。
ワークライフバランスの推進によって、働き方の改革が求められる時代では、派遣のほうが働きやすいというケースも少なくありません。
また、副業や育児・介護といったライフイベントと両立したい人にとっても、派遣という雇用形態は残業が少なく選びやすいでしょう。
プライベートと仕事を両立したい場合は、技術派遣として働きながらライフプランを考えてみるのもよい方法です。

自分の好きな業務に特化して働ける

技術派遣は、自分の好きな業務を選んで特化して働く方法も検討できます。
プロジェクトのやり方に不満があったり、正社員として働いていると業務が固定されたりと、自由に業務を選べないケースがでてきます。
派遣という雇用形態であれば、自分の好きな業務を選んで働けますし、不満があればその依頼を断ることもできます。
自分が本当に魅力を感じるプロジェクトに携わり、知識・スキルを磨くのに求める環境だけを用意できるのは技術派遣ならではといえるでしょう。

大手企業や有名企業に転職しやすくなる

技術派遣は、大手企業や有名企業にIT技術者として転職しやすくなるのもメリットです。
例えば、新卒の採用では「大卒以上」といった形で条件が厳しく、就職先として選べなかった大手企業や有名企業があったとします。
本来では学歴が条件と合わず、就職できない場所であっても、そうした環境でIT技術者として能力を認めてもらえると正社員での雇用を打診してもらえるケースがあります。
また、大手ベンダーが開催するイベントやセミナーに、派遣先企業の一員として参加できて経験を積めるのも嬉しいポイントです。
キャリアプランを考えたときには、大手企業や有名企業に転職しやすくなる可能性も加味して派遣先を選ぶのも選択肢としてもっておきましょう。

まとめ

技術派遣は、以下の理由でブラックだった・後悔したと感じるケースがあります。
  • 正社員に比べて給料が安定しない
  • 派遣先の都合による派遣切りがある
  • 業務範囲が制限され、広く浅くの技術しか身につかない
  • 年齢を重ねると転職が難しい
  • キャリアアップが難しい
しかし、派遣という独特な働き方は以下のメリットがあるのも事実です。
  • 未経験から挑戦しやすい
  • プライベートと仕事との両立がしやすい
  • 自分の好きな業務に特化して働ける
  • 大手企業や有名企業に転職しやすくなる
技術派遣として勤めて後悔しないためにも、自分の強みをもってライフプランを立てておき、副業といった選択肢と組み合わせながら将来を考えておきましょう。
ぜひこの記事を参考に、技術派遣として働く選択肢を検討してみてください。

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