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Word文書処理技能認定試験とは?合格率や履歴書の書き方まで解説!

Word文書処理技能認定試験
・「Word文書処理技能認定試験はどのような試験なのか?」
・「自分でも合格が目指せる合格率・難易度なのか?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • Word文書処理技能認定試験の資格取得のメリット
  • 試験の概要について
  • 勉強方法と必要な勉強時間
の順番に解説していきます。
Word文書処理技能認定試験に興味がある人や、Wordの知識を深めたい人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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Word文書処理技能認定試験とは?

Word文書処理技能認定試験とは、ビジネス能力認定サーティファイが実施する認定試験です。
その名の通り、Microsoft社が提供するWordについての知識やスキルを測ることを目的とした試験です。
Wordは多くの企業などにおいて、文書作成やビジネス帳票の作成のために使われています。
Word文書処理技能認定試験は、実務を想定した内容であることが特徴で、社会で通用する実用的なWord活用能力を学習できる試験です。

Word文書処理技能認定試験の資格取得の3つのメリット

Word文書処理技能認定試験の受験には、大きなメリットがあります。
ここからは、Word文書処理技能認定試験の資格取得のメリットを3つ紹介します。

活躍の場所が広がる

Wordは、さまざまな業種・職種において使われるツールです。
近年のデジタル化に伴い、Wordなどを使ったデジタル文書のニーズはさらに高まりつつあります。
Wordは、あらゆる仕事で使われていることから、Wordのスキルが身に付けば活躍の場所が広がるでしょう。

実務に活かすことができる

Word文書処理技能認定試験の出題内容は実践的であるため、学んだ内容をそのまま実務に活かすことができます。
試験は知識問題と実技問題に分かれており、実技問題では、一つの文書を成果物として作り上げる問題が出題されます。
文章のレイアウトを整えたり図表を用いたりして、見やすい資料を作成するスキルを身に付けられることが、資格取得の大きなメリットです。

スキルとして証明できる

試験に合格すると、オープンバッジ(デジタル認定証)が授与され、メールの署名や履歴書などに添付することが可能です。
客観的な指標として自身のWordスキルを証明でき、ステータスの向上や転職、キャリアチェンジの際に役立てることができるでしょう。

3級は履歴書に書ける?履歴書への正式名称の書き方は?

Word文書処理技能認定試験に合格すれば、スキルの証明として、合格した事実を履歴書に書くことができます。
履歴書に記載する際には、「Word文書処理技能認定試験○級 合格」というように、正式名称で記載するようにしましょう。
ビジネス能力認定サーティファイが実施するWord文書処理技能認定試験は、ある程度の知名度があるため、3級であっても履歴書に記載することができます。
しかし、3級は比較的難易度が低く、スキルがあることを証明するには、応募する企業や職種によっては不十分である可能性があります。
履歴書へ記載する場合は、より実践の場で活躍できる2級・1級に合格してスキルを証明することが望ましいでしょう。

試験の概要について

Word文書処理技能認定試験は、多くの企業で利用されるWordのスキルに特化した内容の認定試験です。
ここからは、Word文書処理技能認定試験の試験概要について紹介していきます。

受験対象者

Word文書処理技能認定試験では、目安となる受験対象者が定められています。
3級・2級の試験は、それぞれ、高校生から社会人までが受験対象者です。
基礎から通常レベルのビジネス文書作成ができるスキルを有することが認定基準とされています。
最上位レベルの1級は、ビジネス文書に関する高度な知識に加え、Excelでの表計算などのスキルも駆使して業務を効率化することが求められ、専門学生・大学生~社会人を対象としたレベルに設定されています。
3級 2級 1級
受験対象者 高校生 専門・大学・短期大学生 社会人 高校生 専門・大学・短期大学生 社会人 専門・大学・短期大学生 社会人

試験範囲

次に、Word文書処理技能認定試験の試験範囲を確認していきましょう。
ここでは、Word2021バージョンの場合を例にして紹介していくので、試験勉強の参考にしてみてください。

3級の試験範囲

3級の試験範囲は、Wordの基本的な知識が問われ、簡単なビジネス文書を作成する実技試験のみが行われます。
作業環境 基礎知識
文書の表示とウインドウ
書式の設定と変更 文字書式
拡張書式
段落書式
ファイル 新規作成/開く/閉じる
レイアウト
印刷
文書編集 テキスト編集
改ページ
ヘッダーとフッター
罫線と表
表のデザイン
表のレイアウト
オブジェクト オブジェクトの作成
図形の書式
配置/整列

2級の試験範囲

2級の試験では、3級よりも実践的なWordの知識・スキルが問われます。
3級の試験範囲に加え、環境の設定と変更やデザイン、文章校正などの内容が追加された試験範囲です。
作業環境 基礎知識
文書の表示とウインドウ
環境の設定と変更 -
書式の設定と変更 文字書式
拡張書式
段落書式
段組み
スタイル
ファイル 新規作成/開く/閉じる
レイアウト
印刷
文書編集 テキスト編集
改ページ
参考資料
ヘッダーとフッター
罫線と表
表のデザイン
表のレイアウト
オブジェクト オブジェクトの作成
図形の書式
配置/整列
セキュリティ -

1級の試験範囲

1級に合格するには、Wordについての深い理解が必要です。
高度なビジネス文書の処理に加え、Excelでの表計算なども使用して業務処理を効率化できるレベルのスキルが求められます。
作業環境 基礎知識
文書の表示とウインドウ
環境の設定と変更 -
書式の設定と変更 文字書式
拡張書式
段落書式
段組み
スタイル
ファイル 新規作成/開く/閉じる
レイアウト
印刷
文書編集 テキスト編集
改ページ
参考資料
ヘッダーとフッター
罫線と表
表のデザイン
表のレイアウト
オブジェクト オブジェクトの作成
図形の書式
配置/整列
Excelのワークシート -
セキュリティ -

受検方法や試験日程について

何級の試験を受験するのかによって、試験時間や受験料などが異なります。
受験の前には、試験の開催概要をきちんと理解しておきましょう。
3級 2級 1級
出題形式 コンピューターに表示される仕様や指示に基づきドキュメントを作成 知識試験: コンピューターに表示される多肢選択式の試験問題に解答 知識試験: コンピューターに表示される多肢選択式の試験問題に解答
実技試験: コンピューターに表示される仕様や指示に基づきドキュメントを作成 実技試験: コンピューターに表示される仕様や指示に基づきドキュメントを作成
問題数 実技試験5問 知識試験:15問 知識試験:15問
実技試験:5問 実技試験:5問
試験時間 実技試験:60分 知識試験:15分 知識試験:15分
実技試験:90分 実技試験:90分
合格基準 実技問題の得点において得点率70%以上 知識問題・実技問題の合計得点において得点率70%以上 知識問題・実技問題の合計得点において得点率70%以上
試験日 随時開催 (公開試験受験は7月と1月の2回開催) 随時開催 (公開試験受験は7月と1月の2回開催) 随時開催 (公開試験受験は7月と1月の2回開催)
会場 試験会場での受験またはリモートWebテスト 試験会場での受験またはリモートWebテスト 試験会場での受験またはリモートWebテスト
受験料 5,900円(税込) 7,000円(税込) 8,100円(税込)
申込方法 各試験会場へ申請後、試験受付オンラインのマイページから受験申込 各試験会場へ申請後、試験受付オンラインのマイページから受験申込 各試験会場へ申請後、試験受付オンラインのマイページから受験申込

合格率、難易度について

受験を決める前に、自分の今の実力と試験勉強で本当に合格できるのか不安を感じる人は少なくないでしょう。
ここからは、Word文書処理技能認定試験の合格率や難易度について解説していきます。

合格率

Word文書処理技能認定試験の合格率は、88.05%(2022年度平均合格率)です。
2023年3月31日時点での累計受験者数は523,867名で、そのうち毎年約8割を超える人が合格しています。

難易度

Word文書処理技能認定試験は、難易度が比較的低い内容だと言われています。
なぜなら、特に2級と3級に関しては、社会人なら知っておきたいWordの基礎知識やスキルが問われるためです。
他にもWordのスキルを測る試験は多くあり、その中でもMOSという試験は知名度の高い試験の一つです。
MOSスペシャリストと呼ばれる一般レベルの合格率が約80%であることと比較すると、Word文書処理技能認定試験の難易度は同程度~やや低いと言えます。

過去問はある?勉強方法と必要な時間について

受験前には、合格するための試験勉強が欠かせません。
ここからは、おすすめの勉強方法や、必要な勉強時間について解説していきます。
これから勉強を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

勉強方法

Word文書処理技能認定試験では、過去問は一切公開されていません。
そのため、過去問を解く以外の方法で勉強を進める必要があります。
ここから、おすすめの勉強方法を3つ紹介します。

問題集などのテキストを用いる

実際の過去問は公開されていませんが、公式のテキストや問題集が用意されています。
受験する試験のレベルにあった内容について、テキストや問題集を用いて学ぶと良いでしょう。
テキストなどを活用すれば、基礎の内容から体系的に学ぶことができます。
さらに、苦手な問題や良く理解できていなかった内容も身に付けることができるためおすすめです。

動画講座を利用する

動画講座を活用すると、非常に効率よく学習が進められます。
講師が問題集の内容を解説してくれるため、分からなかった問題や苦手な部分の理解を深めることができるでしょう。
さまざまなスクールで、Word文書処理技能認定試験についての動画講座が開催されています。
また、公式からも動画学習が提供されているため、一人で学習を進めることに不安がある人は活用してみてください。

実際にソフトに触れる

Word文書処理技能認定試験対策で非常に重要な勉強方法が、実際にソフトに触れてみることです。
実際に手を動かすことで、Wordにある機能の使い方や使う場面をより具体的に理解することができます。
Wordへの理解に加えて、文書作成のためにタイピングのスキルを磨くこともおすすめです。
試験では限られた時間で課題を完成させる必要があるため、タイピングの速さや正確さを磨くと良いでしょう。

必要な勉強時間

Word文書処理技能認定試験合格に必要な勉強時間は、公式サイトにてモデルカリキュラムが提示されています。
自身のスキルによって必要な学習時間は異なりますが、目安としては、初心者が3級を目指すのには26時間、3級取得者が2級を目指すのに34時間、2級取得者が1級を目指すのには23時間と設定されています。
働いている人でも、少しずつ学習時間を確保すれば合格に近づけるでしょう。

まとめ

Word文書処理技能認定試験は、Wordの知識やスキルを証明できる資格です。
Wordは、あらゆる企業や業種で必要とされるツールであるため、スキルを磨いていくと良いでしょう。
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