COLUMNフィールドエンジニアに向いている人とは?必要なスキルや年収など紹介

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フィールドエンジニアに向いている人とは?必要なスキルや年収など紹介

フィールドエンジニア
「フィールドエンジニアに向いている人は?」
「フィールドエンジニアに必要なスキルは何?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • フィールドエンジニアに向いている人の特徴
  • フィールドエンジニアに必要なスキル
  • フィールドエンジニアに向いていない人の特徴
  • フィールドエンジニアはきつい・やめとけと言われる理由
  • フィールドエンジニアのやりがいと将来性
の順番に解説していきます。
フィールドエンジニアの仕事内容について詳しく知りたい人は下記をご覧ください。

フィールドエンジニアに向いている人の特徴は?

フィールドエンジニアに向いている人の特徴には、以下の5つが挙げられます。
  • 機械やテクノロジーに興味がある人
  • 現場のトラブルにも落ち着いて対応できる人
  • 顧客志向が高い人
  • 体力がある人
  • 安全意識が高い人
それぞれについて詳しく紹介します。

機械やテクノロジーに興味がある人

フィールドエンジニアとして活躍するには、日々進化するIT機器やシステムに対して、常にアンテナを張り、新しい知識を吸収するような機械やテクノロジーへの強い興味と探究心が不可欠です。
単に与えられた業務をこなすだけでなく、自ら学ぶ意欲を持ち、技術トレンドをキャッチアップし続けることが、フィールドエンジニアとしての成長につながります。

現場のトラブルにも落ち着いて対応できる人

フィールドエンジニアの仕事では、予期せぬトラブルやアクシデントに遭遇することがあります。
例えば、顧客のシステムが急にダウンした場合でも、冷静さを保ち、適切な判断を下せる人が求められます。
こうした対応力は、顧客からの信頼を得るだけではなく、チーム全体の士気を高める役割も果たすでしょう。

顧客志向が高い人

フィールドエンジニアは、顧客志向が高い人も向いています。
現場では、顧客のビジネスに直結する重要なシステムやサービスを担当し、技術的な問題を解決するだけでなく、顧客の立場に立って考え、ニーズを的確にくみ取る姿勢が不可欠です。
顧客志向が高い人は、提案力やサービス精神にも長けているため、顧客の満足度を高め、ビジネスの成功にも貢献できるでしょう。

体力がある人

フィールドエンジニアの仕事は、長時間の作業や頻繁な移動、時には重労働を伴うことから、体力とスタミナがある人に向いています。
現場での作業は、機器の設置や配線、トラブルシューティングなど、肉体的な負担が大きいことも少なくありません。
また、顧客先への移動や、突発的な対応が求められることもあるため、柔軟性とタフさが必要とされます。
体力があれば、過酷な現場環境でも集中力を維持し、高いパフォーマンスを発揮し続けることができるでしょう。

安全意識が高い人

フィールドエンジニアとして現場で働く際、電気や機械、高所作業など、潜在的な危険が潜んでいることを踏まえて行動できる安全意識の高さは欠かせない資質です。
安全意識が高い人は、作業前のリスクアセスメントを徹底し、必要な保護具を着用するなど、自分自身だけでなく周囲の人の安全にも配慮できます。
また、危険を予測し、もしもの事態に備えて的確な判断と迅速な行動が取れる冷静さも必要です。
安全意識の高さは、フィールドエンジニアとしての信頼と評価にもつながるでしょう。

フィールドエンジニアに必要なスキルは?

フィールドエンジニアに必要なスキルは以下の2つです。
  • 各製品の深い知識とそれを説明するスキル
  • 問題解決スキル
それぞれについて詳しく解説します。

各製品の深い知識とそれを説明するスキル

フィールドエンジニアは、現場で製品の設置や修理を行う際に、製品の仕様や動作原理を熟知していることが求められます。
製品知識を深めるためには、社内外のトレーニングに積極的に参加し、実際に製品を使用して経験を積むほか、関連する技術トレンドや業界動向にも注目し、常に最新の情報をキャッチしておくことも求められるでしょう。
また、顧客との信頼関係を築き、円滑なプロジェクト進行を実現するためにも、説明力は欠かせないスキルです。

問題解決スキル

フィールドエンジニアの仕事では、機器の不具合やシステム障害など、さまざまなトラブルへの対応をメイン業務の一つとします。
そのような状況下で原因を特定し、適切な解決策を提示できる問題解決スキルが求められます。
過去の事例や症状から原因を推測し、仮説を立てて検証していく一連のプロセスを素早く進められるかどうかが、エンジニアの腕の見せ所です。
さらに、トラブル対応では顧客も不安を感じていることを踏まえ、状況を正確に把握して対応方針を明確に伝えることで、顧客の不安を和らげつつ信頼を得られるコミュニケーションも必要です。

フィールドエンジニアに向いていない人は?

フィールドエンジニアに向いていないのは、以下の3つに当てはまる人です。
  • コミュニケーションが苦手な人
  • 時間管理が苦手な人
  • 長時間の移動が苦手な人

コミュニケーションが苦手な人

フィールドエンジニアの仕事は、トラブルシューティングや製品の説明、ユーザーサポートなど、常に顧客とのやり取りが求められます。
コミュニケーションが苦手な人にとっては、顧客の要望を的確に理解したり、技術的な内容を分かりやすく説明したりすることについて、難しく感じることがあります。
また、情報共有やタスクの分担、問題解決のための議論など、円滑なコミュニケーションなくしては業務を遂行することができません。

時間管理が苦手な人

フィールドエンジニアは、顧客先への訪問スケジュールや作業の締め切りなど、オンサイトで関わることが多い以上、スケジュール通りに動くことを求められます。
1日に複数の顧客先を訪問することもあるため、移動時間や作業時間を適切に見積もり、スケジュールを管理する能力が必要不可欠です。
また、突発的なトラブル対応により予定外の出張が入ることもあるため、臨機応変な対応力も求められるでしょう。

長時間の移動が苦手な人

フィールドエンジニアは、顧客先への訪問や機器の設置・メンテナンスのために、頻繁に出張や長時間の移動を伴う場合もある職種です。
拠点間の移動や、遠方の顧客先への訪問など、移動時間が長くなるケースは珍しくありません。
長時間の移動が苦手な人にとっては、肉体的・精神的な負担が大きくなるため、向いていない可能性があります。

フィールドエンジニアはきつい・やめとけといわれる?

フィールドエンジニアの仕事は、顧客先への訪問が基本であり、移動時間や作業時間が長くなることもあります。
また、トラブル対応などで臨機応変な対応を求められるため、きつい・やめとけと言われることもあります。
しかし、実際の仕事は多岐にわたり、臨機応変な対応を求められる一方で、その分充実感と達成感を得られます。
例えば、トラブル対応でも適切な手順やサポート体制が整っており、一人ですべてを解決するわけではありません。
チームでの連携や先輩エンジニアのサポートを受けながら進めることができるため、安心して働ける環境が整っています。
また、移動時間が長いと言っても、実際には都心部の企業や施設へ出向くことが多く、アクセスの便利な場所がほとんどです。
移動中には自己学習の時間を確保することもでき、効率的に時間を使える点も魅力です。
フィールドエンジニアの仕事は、自分の技術力で顧客の問題を解決し、感謝されることが大きなモチベーションとなります。
さらに、さまざまな現場で経験を積むことで、スキルアップのチャンスが多いことも働くメリットです。
確かにきつい面もありますが、やりがいを感じられるかどうかが重要なポイントです。
自分の性格や働き方を考えて、慎重に検討することをおすすめします。

フィールドエンジニアのやりがいは?

フィールドエンジニアの最大のやりがいは、顧客の現場で直接製品のトラブルに対応し、問題を解決に導くことにあります。
機器の不具合で困っている顧客に対し、専門知識とスキルを駆使してダウンタイムを最小限に抑えるソリューションを提供できることが、エンジニアとしての腕の見せ所であり、大きなやりがいにつながります。
駆けつけたフィールドエンジニアが原因を究明し、速やかに復旧させることで顧客の業務を支え、「助かった」という言葉をもらえることが、この仕事の醍醐味です。
そうして培った知見やノウハウは、自らのスキルアップのみならず、製品の改良にも活かせる貴重な財産となります。
もちろん、予期せぬトラブルへの緊急対応など、肉体的・精神的に過酷な局面に遭遇することもあります。
それでも、顧客の信頼に応え、製品への知見を深められる充実感は、他の何物にも代え難い価値があります。

フィールドエンジニアの将来性は?

ITシステムの利用が拡大している現代社会において、フィールドエンジニアの需要は今後ますます高まっていくことが予想されます。
企業のDXが進み、さまざまな業務で扱うITシステムを導入・運用・保守するフィールドエンジニアの役割がより重要になってきているからです。
ITシステムが社会インフラとして欠かせない存在となっている今、フィールドエンジニアは、企業の業務を円滑に進めるための重要な役割を担っています。
加えて、技術の進歩によって、より高度で複雑なITシステムが開発されるようになれば、それらのシステムを扱えるスキルを持ったフィールドエンジニアが求められるようになります。

大手でも募集が多く出ている

さらに、大手企業でもフィールドエンジニアの募集が多く出ています。
特に、最新のITシステムを取り扱う企業では、優れたスキルを持つフィールドエンジニアが必要とされています。
今後もIT人材の需要は高い状態が続くと予想されている状況を踏まえると、ITシステムの導入・運用・保守を担うフィールドエンジニアは、安定的に高い需要が見込まれる職種と言えるでしょう。

フィールドエンジニアの年収は?

フィールドエンジニアの平均年収は約410万円〜480万円で、単純に月給に換算すると約30万円〜40万円です。
令和4年度における国税庁の民間給与実態調査によれば日本の平均年収は約458万円とされています。
フィールドエンジニアの年収は、経験やスキル、業界などによって幅がありますが、総じて日本の平均年収よりもやや高い水準にあります。
このことから、フィールドエンジニアは、IT人材の需要が高まることで今後も安定的に高い収入を得られる職種の1つです。

まとめ

フィールドエンジニアは、機械やテクノロジーへの興味と探究心を持ち、現場のトラブルにも冷静に対応できる人に向いている職種です。
また、顧客志向が高く、体力とコミュニケーション能力、安全意識を兼ね備えた人であれば、男女問わずこの仕事で活躍できます。
フィールドエンジニアの仕事はきつい面もありますが、顧客の問題を解決し感謝されることにやりがいを感じられる職種です。
ITシステムの重要性が高まる中、その需要は今後も高く、将来性のある仕事です。
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