COLUMNUiPathとは何か?RPAエンジニアに必須のツールを解説

  1. ホーム > 
  2. コラム一覧 > 
  3. UiPathとは何か?RPAエンジニアに必須のツールを解説

UiPathとは何か?RPAエンジニアに必須のツールを解説

UiPath
UiPathとは業務効率化ができるRPAツールです。
  • 「UiPathとは、そもそもどんなツールなのか?」
  • 「未経験からUiPathを活用するRPAエンジニアになることができるのか?」
そこでこの記事では、こういった疑問点に役立つ情報を提供します。
具体的には
・UiPathとは?どういったツールなのか
・業務効率化に役立つ理由
・UiPathを活用した仕事の流れ
・UiPathを学習する方法
の順番にご紹介します。
RPAエンジニアを目指す方には必ず役立つ記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、RPAエンジニアの仕事内容について知りたい人は、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

UiPathはRPAエンジニアに必須のツール

RPAエンジニアにとってUiPathは業務の自動化を行うために必要なツールの内の一つです。
UiPathは世界的に利用されているRPAツールであり、多くの導入事例があります。
扱うためには専門的なスキルや知識が要求され、RPAエンジニアがUiPathの導入や運用などをサポートします。
RPAエンジニアに寄せられる依頼の中には、UiPathが指定されることも多く、RPAエンジニアにとって欠かすことのできないツールの一つといえます。
また、RPAエンジニアに必須のツールにWinActorもあります。
WinActorついては下記で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

UiPathとは?どういったツールなのか

UiPathはどんなツールなのか詳しく解説します。

そもそもUiPathとは?できることは何か

UiPathを利用すれば業務の自動化をするためのロボットを開発することができます。
ロボットの開発をスムーズに進めるために必要な機能が多数搭載されており、RPAエンジニアは、UiPathを用いるだけで業務の自動化のための環境を整えられるのです。
UiPathはシンプルな自動化だけではなく高度な自動化にまで対応することができます。
そのため、クライアントのさまざまな要望に応えることができるツールです。

UiPathの価格は?無料版でどこまでできるのか

UiPathを利用する際には年間契約で利用するためのライセンスを購入する必要があります。
一度購入すれば何度でも使用できるパッケージソフトではないため注意をしましょう。
60日間無料で利用できるトライアル版が用意されているので、学習する上でどういったツールなのかを知るために実際に確認することもできます。
特に機能制限はないため、トライアル版の場合も多くの機能を利用できますが、サポートは限定されています。
有料版の詳細な料金は非公開となっているため、気になる方は問い合わせをしてみましょう。

UiPathが業務効率化に役立つ理由

UiPathが業務効率化に役立つ理由を詳しく紹介します。

UiPathを活用した事例

UiPathはこれまでに多くの企業で活用された事例があります。
ドン・キホーテがUiPathを活用してDX化を加速させた事例では、UiPathを活用することで約170の業務を自動化することに成功しました。
その中でもキャッシュレス決済の情報とレジの情報の突合には日々何時間もの時間を有していましたが、UiPathを活用し業務を自動化することで業務効率化に成功しました。
このように多くの企業でUiPathによる業務自動化が実現しています。
参考:

UiPathが使えないって本当?できないことは何?

UiPathを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現できます。
ただし、UiPathはあくまでもプロセスの決まっている業務を自動化させるツールのため、ロボット自体が考えながら業務を行うことはできません。
自身で業務のルールを変更するといった複雑な処理はやイレギュラーな要素が生じる業務の自動化には不向きと言えます。

UiPathを活用したRPAエンジニアの仕事の流れ

RPAエンジニアがUiPathを活用して仕事をする際の流れを紹介します。

ユーザーのヒアリング

RPAエンジニアは仕事の際にまずユーザーにヒアリングを行います。
ヒアリングにより抱える課題を把握し、どの業務をUiPathにより自動化するのか決め、解決策を提案します。
ユーザーが自社の業務の課題を把握していないケースもあるため、RPAエンジニアが上手くヒアリングを行って課題を引き出すことが重要です。

対象業務の選定

ヒアリングをもとに、RPAエンジニアは自動化をする対象業務の選定をします。
具体的にどの業務を自動化したいのか、ユーザーの要望を的確に捉えることが重要です。
ヒアリングを行う中で、ユーザーの業務への理解を深めておくことが重要になります。

設計

どのようにしてRPAを実現するのかを設計するのはRPAエンジニアの重要な仕事です。
設計をする前に、きちんと要件定義を済ませておく必要があります。
要件定義に従って業務の自動化を実現するロボットの詳細を設計していくのです。

シナリオ作成

RPAの設計をする際に重要になるのがシナリオ作成です。
シナリオとは、RPAに実行させる業務の処理の流れを可視化したもので、シナリオにもとづいてロボットを作成します。
シナリオによっては、RPAの動作が安定しない、エラーが生じるといった問題が発生するため、精度の高いシナリオを作成することがRPAエンジニアには求められます。

テスト

開発した後はテストを行います。
細かくテストをしないまま納品すると多くのバグが発生する可能性があるためです。
運用を開始してから改修するのはコストと時間がかかり、ユーザーからの信頼を失います。
そのため、きちんとテストを実施して、ロボットの機能が正しく動作するか確認する必要があります。

納品書/仕様書等のドキュメント作成

RPAが完成しテストを終えた段階で、納品書や仕様書といったドキュメントの作成をします。
ユーザーが正しくRPAを扱えるように使い方をマニュアル化することが後の満足度にもつながります。
また、トラブル時の対応の仕方もきちんと記載しておきましょう。

改修

納品したRPAをユーザーが運用した後でさまざまなトラブルが生じることがあります。
RPAエンジニアは、作成したRPAのメンテナンスを行い、問題が生じれば改修するのも重要な仕事です。
スムーズに改修に対応しなければ、ユーザーの業務に支障が生じます。
改修を行い、RPAの動作を安定させることが重要です。

UiPathを学ぶ方法

UiPathについて学ぶための具体的な方法を紹介します。

資格を取得する

項目 内容
名称 UiPath RPAアソシエイト資格試験(UiRPA) UiPath RPAデベロッパー上級資格試験(UiARD)
対象者 初学者向け 上級者向け
出題範囲 RPA の基礎UiPath Studio の概要変数と引数クラシック セレクター制御フローデータ操作UiPath の自動化概念と、あらゆるテクニックUiPath Orchestrator の概要 UiPath Studioアクティビティと各種プロパティ設定方法REFramework (Robotic Enterprise Framework)クラシック セレクター.NET クラスとオブジェクトメソッドの高度な活用方法UiPath Orchestrator の活用
試験時間 90 分 120 分
合格スコア 70% 70%
費用 ¥16,000 (税別) ¥22,000 (税別)
UiPathの資格試験に挑戦すれば、基礎知識を身に付けられます。
UiPathに関連する資格としておすすめできるのが「UiPath RPA認定資格」です。
公式認定資格であり、UiPath RPAアソシエイト資格試験とUiPath RPAデベロッパー上級資格試験があります。
UiPath RPAアソシエイト資格試験はRPAの構築をするスキルやプロセス識別スキル、問題解決スキルなどを評価する資格です。
基礎レベルの資格であり、これからUiPathを扱いたい人におすすめできます。
UiPath RPAデベロッパー上級資格試験はRPAについての専門的なスキルや知識を評価する資格です。
高度なRPAの開発をするスキルを証明できます。

eラーニングを活用する

UiPathの学習にはeラーニングの活用をおすすめします。
UiPathアカデミーというeラーニングのサービスが公式に提供されていて、豊富なプログラムが用意されているのが特徴です。
「RPAデベロッパー基礎」や「RPAデベロッパー上級」、「UiPath StudioX 開発」、「UiPath StudioX 基礎」といった学習プログラムがあります。
それぞれの目的や習熟度に合わせて基礎から応用まで最適なプログラムを選び、効率的に学習を進めることができます。

書籍から学ぶ

UiPathに関する書籍はたくさん出ています。
書籍には、基本的な操作方法から実践的なスキルまで説明されているため、UiPathの学習に便利です。
多くの書籍が出ているため、図解の多さや口コミの評価の高さなどを基準にして選びましょう。
実際に中身を確認してみて、自分のレベルに合ったものを選びましょう。
例えば、以下のような本が出版されています。
  • できるUiPath 実践RPA (できるシリーズ) :インプレス
  • 公式ガイド UiPathワークフロー開発実践入門:秀和システム
  • RPAツールで業務改善! UiPath入門 基本編:秀和システム
他の学習方法と並行して書籍も活用してみましょう。

有料のオンライン講座を受ける

UiPathの有料オンライン講座はたくさんあります。その中でもおすすめできるものは、Udemyです。
UiPathには基礎から応用まで学べるオンライン講座があります。
3時間~4時間程度で受講できるものが多いため、忙しい人もスキマ時間を活用して学習できるでしょう。
オンライン講座によっては、UiPathによるロボット作成の方法やコツなどを学ぶことができます。
また、世界中の企業が従業員の教育に利用しており、確かな実績があるため安心して利用できます。
Udemyのオンライン講座の料金は基本的に1講座24,000円に設定されています。
ただし、料金が割引されていることから始めやすく、30日間の返金保証もあります。

未経験からでもRPAエンジニアになれる

未経験からRPAエンジニアを目指すことは可能です。すでにエンジニアの経験がある場合は、RPAやUiPathの学習を進めることで案件に応募できるようになります。
RPAエンジニアの案件の中には未経験からの応募を受け付けているものもあります。
研修制度などが充実している企業であれば、未経験からでも一人前のRPAエンジニアになれるでしょう。
RPAエンジニアに興味がある方は、UiPathなどのRPAツールの学習を進めながら案件に応募してみましょう。

これからRPAエンジニアを目指す人には「UiPath」はおすすめ

RPAエンジニアとして業務をこなすためには、RPAツールを扱えることは必須です。
RPAツールの中でもトップシェアを誇る「UiPath」は、多くの企業で導入されており学習を進めることでRPAエンジニアへの就職活動を有利に進めることができます。
RPAエンジニアの仕事をお探しの方は『テクノジョブサーチ』をチェックしてみてください。
基本的には経験者を求める案件が多いのですが、場合によっては未経験からの応募も可能です。気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

\\ICT・通信業界の求人多数!//

テクノジョブサーチで今すぐ求人を探す