COLUMN社内SEに向いている人の特徴を9つ紹介|年収や将来性についても紹介

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社内SEに向いている人の特徴を9つ紹介|年収や将来性についても紹介

社内SE
「社内SEに向いている人ってどんな人?」
「社内SEが向いていない人の特徴は?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • 社内SEの仕事内容
  • 社内SEに向いている人の特徴
  • 社内SEが向いていない人の特徴
  • 社内SEに関するよくある質問
の順番に解説していきます。
社内SEの仕事には、自社のシステム構築や運用保守、社内インフラの整備、社員からの問い合わせ対応などが挙げられます。
また、社内のサービスやシステムを担当する場合には、運用・保守も行うため、システムを作れば終わりではなく、1つのサービスに企画から運用まで長く関わる重要なポジションです。

社内SEに向いている人の特徴【スキル面】

まず初めに、社内SEに向いている人の特徴をスキル面から解説します。
  • プロジェクト管理スキルを持っている人
  • 組織の業務プロセスを理解する能力がある人
  • 問題解決能力が優れている人
  • 継続的な学習意欲がある人
  • マルチタスクが得意な人
この特徴を持ち合わせている人は、社内SEとして活躍できる可能性が高いでしょう。

プロジェクト管理スキルを持っている人

社内SEにとって、スケジュール管理、リソース配分、リスク管理などのプロジェクト管理スキルは不可欠です。

なぜなら、社内のシステム開発や更新、運用保守などの大規模プロジェクトを円滑に進める役割を担うからです。
例えば、新しい基幹システムの導入プロジェクトでは、要件定義から設計、開発、テスト、運用までの各フェーズにおいて、各工程を適切に管理し、期限内に目標を達成する能力が重要です。
また、複数の部署や外部ベンダーとの調整も必要となるため、プロジェクト全体を俯瞰して進捗を管理できる人が社内SEに向いています。

組織の業務プロセスを理解する能力がある人

社内SEは、単なる技術者ではなく、組織全体の業務プロセスを深く理解し、システムに反映させる能力が求められます。
社内SEが自社の業務改善やデジタル化を推進する重要な役割を担っているからです。
営業部門や人事部門、経理部門など、他部署の業務フローも理解していることで、全社的な視点からシステム構築や改善提案ができます。
このように、ビジネスとITの橋渡し役として活躍できる人が社内SEに適しています。

問題解決能力が優れている人

社内SEの仕事の本質は、組織が直面するIT関連の問題を効果的に解決することです。
問題解決のプロセスでは、問題の特定、原因分析、解決策の立案、実行、そして効果の検証を行います。
各段階で論理的思考力を発揮し、効果的な対策を講じられる人が社内SEとして高い評価を得やすいことから、向いているといえます。

継続的な学習意欲がある人

IT技術の進歩は早く、社内SEには常に最新の技術トレンドをキャッチアップする姿勢が求められます。
クラウドコンピューティング、AI、IoTなどの新技術が次々と登場する中、自社のビジネスにどう活用できるかを常に考え、学習するなどです。
また、取得した知識を実際の業務に適用し、組織全体のITスキル向上に貢献できることも1つの素養です。
そのため、技術書を読み解く、オンライン講座の受講、業界セミナーへの参加などを通じて、自己啓発に励む姿勢がある人ほど社内SEに向いています。

マルチタスクが得意な人

社内SEの業務は多岐にわたり、システムの運用保守、新規プロジェクトの推進、ユーザーサポート、セキュリティ管理などのさまざまな責任を並行して同時に複数のタスクを管理する能力が求められます。
いずれのタスクも優先順位を適切に判断し、効率的に処理する能力が必要です。
このことから、柔軟な時間管理と集中力がある人も社内SEに向いているといえます。

社内SEに向いている人の特徴【環境面】

続いて、社内SEに向いている人の特徴を環境面から解説します。
  • 臨機応変に対応できる人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • チームワークを重視できる人
  • ワークライフバランスを重視する人
この特徴を持ち合わせている人は、社内SEとして活躍できる可能性が高いでしょう。

臨機応変に対応できる人

社内SEの仕事は、以下のような予期せぬ事態への対応が求められることも多々あります。
  • システム障害
  • セキュリティインシデント
  • 急な仕様変更
例えば、重要なシステムがダウンした場合、原因の特定から復旧作業、そして再発防止策の立案まで、迅速かつ的確な判断を行うなどです。
また、経営方針の変更に伴うシステム改修や、新たな法規制への対応など、ビジネス環境の変化にも柔軟に対応します。
予定外の事態にも冷静に対処し、変化を恐れず新しい課題に積極的に取り組む姿勢がある人に向いている仕事でもあるのです。

コミュニケーション能力が高い人

社内SEは、技術的な知識を持たない社内の各部署の人に、複雑なITシステムの仕組みや重要性を分かりやすく説明する必要があるため、高いコミュニケーション能力も必須のスキルです。
この点、技術的な専門用語を避け、分かりやすい言葉で説明する能力が求められます。
また、システム障害が発生した際には、経営陣に対して状況を的確に報告し、対応策を提案します。
そのため、技術的な内容を非技術者にも理解できるように伝える能力や、異なる立場の人々と円滑に連絡を取れる人は、社内SEに向いているのです。

チームワークを重視できる人

社内SEの仕事におけるシステム開発や運用は、社内の各部署や外部のIT企業との協力なくして完結できるものではありません。
実際の業務では、システム導入プロジェクトにおいて、開発チームのメンバーや各部署の担当者と密接に連携し、要件の調整や進捗の共有を行います。
「橋渡し役」として、技術者と非技術者の間のコミュニケーションを円滑にする役割も担います。
つまり、多様な立場の人々と協力しながら目標達成に向けて取り組める人が、社内SEとして成功するのです。

ワークライフバランスを重視する人

一見意外に思えるかもしれませんが、ワークライフバランスを重視する人も社内SEに向いています。
なぜなら、社内SEは長期的な視点でシステムの構築や運用を行う必要があり、持続可能な働き方が求められるからです。
社内SEの業務には、システム障害対応など緊急性の高い仕事もありますが、日々の運用業務も効率化やオートメーション化を進めることで、より柔軟な働き方を実現できます。
仕事と私生活のバランスを取りながら、持続的に成長できる人が、社内SEとして長く活躍できるでしょう。

社内SEはやめとけ?社内SEが向いていない人

社内SEは魅力的な職種ですが、専門職であるということもあり、すべての人に向いているわけではありません。
ここでは、社内SEに向いていない人の特徴を3つ挙げ、詳しく解説します。

技術偏重で業務プロセスへの関心が低い人

社内SEは、単なる技術者ではないため、業務プロセスへの深い理解と関心が欠かせません。
技術と業務の橋渡し役として、各部門の業務フローを理解し、システムに反映させる必要があります。
また、コスト、運用の容易さ、ユーザーの習熟度など、様々な要因の考慮も求められます。
技術にのみ焦点を当て、この要因を軽視する人は、社内SEとして困難に直面しやすく向いていないと言えます。

変化への適応力が低い人

IT業界は急速に進化し、新しい技術やトレンドが次々と登場します。
社内SEには、この変化に柔軟に対応し、組織に最適なソリューションを提供し続ける能力が求められます。
例えば、クラウドコンピューティングの台頭により、多くの企業がオンプレミスからクラウドへの移行を検討しています。
このような大きな変化に抵抗を感じ、従来の方法にこだわる人は、社内SEとして成功することが難しいかもしれません。

セキュリティ意識が低い人

現代のビジネス環境において、情報セキュリティの重要性は日々高まっています。
社内SEは、組織の重要な情報資産を守る最前線に立つ存在であり、セキュリティに対する高い意識と知識が不可欠です。
社員のセキュリティ意識向上の教育や、セキュリティポリシーの策定・運用にも関与します。
サイバー攻撃の手法は日々進化しており、常に最新の脅威に関する情報を収集し、対策を更新し続けなければなりません。
こうしたセキュリティを軽視し、「うちの会社は狙われない」といった安易な考えを持つ人は、社内SEとして組織に大きなリスクをもたらす可能性があることから向いていないと言えます。

社内SEに関するよくある質問

社内SEに興味を持ち始めた人や、キャリアチェンジを考えている人にとって、気になる疑問点は多いはずです。
ここでは、社内SEに関するよくある質問とその回答を紹介します。
年収や仕事の特性、キャリアパスなど、様々な角度から社内SEという職種について理解を深める参考にしてください。

社内SEの年収は?

社内SEの年収は、経験やスキル、勤務先によって大きく変動しますが、平均年収は452.2万円程度です。
「IT/通信系エンジニア」12職種の中で7番目に位置し、中程度の水準と言えます。
年収分布を見ると、もっとも多い年収帯は300万円台で29%を占め、次いで400万円台が21%、300万円未満が16%となっています。
社内SEの年収については下記で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

社内SEはつらいと言われる?

社内SEがつらいと言われる原因は、下記の3つが挙げられます。
  • 対応する範囲が広く、さまざまなシステムや技術を把握する必要がある
  • 社内政治や調整に時間を取られたり、「パソコンができる人」として雑務を押し付けられたりすることがある
  • 人員が少なく、ある業務を一人で行う場合には、「ひとり情シス」として孤立しがち
解決策としては、以下が効果的です。
  • 業務の標準化やマニュアル作成を進めて属人化を防ぐ
  • 定期的なスキルアップの機会を確保する
  • 社内でのコミュニケーションを活性化させる
また、経営層にITの重要性を理解してもらい、適切な人員配置や予算確保を働きかけることも重要です。

社内SEは勝ち組と言われる?

社内SEは、外部のSEと比べて残業が少ない傾向にあり、プライベートの時間を確保しやすい傾向から、ワークバランスを充実しやすく「勝ち組」と言われることもあります。
そのほかにも、以下の理由もあります。
  • 日本の平均給与を上回る水準にあり比較的年収が高い
  • 納期のプレッシャーが比較的少ない
  • 柔軟にスケジュールを調整できる
とはいえ、企業や個人の状況によって異なるため、一概に「勝ち組」とは言えない面もあります。
大切なのは、自身のキャリア目標や価値観に合っているかを見極めることです。

社内SEとSEの違いは?

社内SEとSEの主な違いは、所属する企業の業種、仕事内容、求められるスキルの面です。
社内SEとSEの主な違いを下表にまとめました。
項目 社内SE SE
所属 一般企業のIT部門 ITベンダーや開発会社
仕事内容 自社のITインフラ管理・運用、システム導入、社内ユーザーサポート システムの設計・開発・テスト
求められるスキル IT全般の幅広い知識、ビジネス理解力、コミュニケーション能力 特定技術分野の深い専門知識、プログラミングスキル
この違いにより、社内SEは社内におけるビジネスとITの橋渡し役として、SEは技術のスペシャリストとして、それぞれ異なる役割を果たします。

社内SEの将来性やキャリアパスは?

社内SEには多様なキャリアパスが存在し、将来性も高いと言えます。
主なキャリアパスとしては、以下のようなものがあります。
キャリアパス 説明
エンジニア職種 専門技術を磨き、ネットワークやセキュリティの専門家へ
マネジメント職種 IT部門のリーダーやCIO、CTOを目指す
コンサルティング職種 ITコンサルタントとしてキャリアチェンジ
プロジェクトマネージャー 大規模システムプロジェクトの管理
ビジネスアナリスト デジタル戦略の立案・推進
社内SEは、デジタル化が進む現代のビジネス環境において、ますます重要性を増す職種です。
自身の適性と目標に合わせて、柔軟にキャリアを構築していくことができます。

まとめ

社内SEは、技術力とビジネス感覚を兼ね備えた重要な職種です。
プロジェクト管理能力、コミュニケーション力、問題解決能力など、多様なスキルが求められますが、その分やりがいも大きいものです。
また、ホワイトカラーの職種であり、性別で業務に差が出ないことから、女性にとっても魅力的なキャリアパスとなり得ます。
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