COLUMN社内SEはやめとけと言われる理由とは?社内SEを目指すメリットを紹介

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社内SEはやめとけと言われる理由とは?社内SEを目指すメリットを紹介

社内SE
一般的に社内SEの求人における競争率は高いと言われています。
なぜなら、求人数を大きく上回る数の人が社内SEになりたいと考えているからです。
一方で、社内SEへ転職するのは「やめとけ」という声もたくさんあります。
なぜそういった声があるのでしょうか。社内SEになるのはやめとけと言われるのには理由があります。
本記事では、なぜ社内SEはやめとけと言われるのか、反対に社内SEを目指すことにどんなメリットがあるのかについて詳しく解説します。社内SEに興味がある人はぜひ参考にしてください。

社内SEはやめとけと言われる

社内SEについて調べてみると「やめとけ」という声を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
たとえば、Twitterでは以下のような声がありました。
「社内SE」って、SESやSIerやベンダーで疲れ切った人たちの終着点な気配はある。
前職に比べれば「楽」ではあるけれど、下手をすればスキルが塩漬けになってしまうので、今後も最前線に立ち続けたいのであれば「やめとけ」かもしれない。
実際に社内SEとして働いた経験がある人の中には後悔や不満を抱えている人が少なからずいるため、「やめとけ」という声が出てくるのです。
周囲に社内SEを目指したいと宣言したら止められたという経験のある人もいるのではないでしょうか。
さまざまな理由から社内SEはやめとけと言われやすいのです。

社内SEはやめとけと言われる理由

なぜ社内SEはやめとけと言われやすいのか理由を紹介します。

業務の幅が広い

社内SEの仕事は幅広い業務を担当するのが特徴です。
例えば、業務システムの運用保守だけではなく、社内ネットワークの管理からヘルプデスクの管理まで任されるケースがあります。
社内のITインフラを全般的に担当するのが社内SEです。
また、社内で進められているプロジェクトに欠員が生じたときにはサポート要員として仕事を手伝うこともあります。
そういったように社内SEであっても、会社が請け負っているプロジェクトの開発やテストに携わるケースがあるのです。
会社によって社内SEの役割や仕事は異なるのですが、時には何でも屋として仕事を求められる場合も見受けられます。
そういった背景から担当する業務の幅が広くなるため、仕事に辛さを感じる人がいるのです。

社内調整が多くコミュニケーション能力が必要

社内SEは社内調整に携わるケースが多いです。
社内のさまざまなシステムの運用に携わるため、多くの部署の人たちとコミュニケーションを取ります。
たとえば、パソコンの入れ替えやソフトの導入といったケースでは、各部署との日程調整や予算請求などの段取りをつける役割が求められます。
他にも、新しい設備を導入する際には、調達部との連携もしなければいけません。
そういったように社内の多くの人とやり取りをするため、高いコミュニケーション能力が要求されるのです。
そのためコミュニケーションが苦手な方は注意が必要です。

開発業務に制限がある

社内SEは社内システムの運用保守がメインの仕事です。
もちろん、社内に新しいシステムを導入するために開発に携わるケースもあります。
しかし、大部分の仕事は既存のシステムの保守運用であり、最先端の技術に触れる機会は少ないです。
また、雑用的な仕事を任される場面も多く、エンジニアとしての技術を磨く場面は限られています。
ものづくりに携わるためにエンジニアになった人にとっては、社内SEの仕事は退屈に感じられるケースが多いです。

1人に対する負担が大きい

企業にもよりますが、人材不足のため社内SEは少ない人数しか配置されないことがあります。
そのため、一人一人が担当する業務の範囲が広がり、負担が大きくなる傾向にあります。
その他にも、社内システムに異常が発生した際は緊急対応が必要となり、企業によっては夜間や休日に駆り出されるケースがあります。
そういった理由からも特に中小企業は人材が不足することが多く、その結果激務になることがあります。

成果が見えづらい

社内SEの仕事は会社の売上に直結するものではなく、他の人の業務に支障がでないようにサポートする縁の下の力持ちのような役割が求められています。
そのため、自分の仕事の成果を実感しにくい点がデメリットです。
昇給を求めても自分の仕事の成果をアピールしにくく、給料は上がりにくい傾向にあります。

就業時間外の勤務が必要なケースも

社内SEはシステムの安定した運用を実現するのが役割です。
そのため、思わぬトラブルが発生すると就業時間外の勤務を強いられるケースがあります。
社内システムに問題が発生すると多くの業務に支障が出るため、たとえ休日であっても勤務を求められるのです。
システムの導入や切替の際には特にトラブルが起きやすく、激務が続きます。

転職しづらい

社内SEの仕事は技術を磨くことができる開発とは関係のないものが多く、技術面での経験を積む機会が少ないことから転職しづらいと言われています。
社内SEを長く続けていると開発のスキルや知識を積み上げることができないため、経験をアピールしても実績を証明しづらく、正当に評価してもらえない可能性があります。
他にも転職しづらい理由に、そこでの社内SEとしての経験が他社では通用しないといったものがあります。
なぜなら社内SEの仕事は企業ごとに大きく異なり、自社のシステムに特化したものが多くなるため、再現性が低く、転職活動で上手くアピールできない場合が多いためです。

社内SEになるメリットや将来性

社内SEとして働くメリットや将来性について解説します。

幅広い知識が身に付く

社内SEはいろいろな種類の仕事を経験できるため、幅広い知識やスキル、経験を得ることができます。
ITインフラの整備だけではなく、社内システムの開発からヘルプデスクまでと業務範囲の幅が広いです。
中には上流工程に近い仕事も存在します。
たとえば、新しいシステム導入の企画や業務プロセス改善の提案などです。
将来、ITコンサルタントの仕事を目指すのであれば、社内SEでの経験が役立つ可能性があります。
幅広い知識を身に着けるために多くの仕事を経験したい人にとっては社内SEは最適です。

全体の平均年収よりは高い

社内SEは会社にとって重要な存在であり、幅広いスキルや知識が求められるため、平均年収が高い傾向にあります。
求人を探してみると、即戦力を募集するために高い給与が提示されていることも多いです。
例えば、求人ボックス給料ナビのデータによれば、社内SEの平均年収は503万円です。
日本のサラリーマンの平均年収よりも高い年収を得ています。ただし、社内SEの待遇は勤務先や業務内容、これまでの経験などに大きく左右されるため、年収の幅は広いです。

常駐型より働きやすい

社内SEはクライアント先に常駐する必要がないため、比較的勤務時間や休暇などは調整しやすいです。
クライアント先に常駐する場合は、プロジェクトや常駐先の状況に大きく左右されます。
場合によっては、勤務時間や休暇の融通がきかないこともあります。
一方で社内SEの場合は、外出する必要はほとんどなく、社員同士で協調しながら仕事を進めることができます。
どうしても休暇を取得したいときには、上司や同僚などに協力してもらい仕事を調整することもできます。
クライアントを相手にする必要がないため、自分の希望を伝えやすいのが魅力といえます。

異動が発生しにくい

社内SEは業務の性質上、人事異動が起きることが少ないです。
社内SEは本社の総務部や情報システム部に配属されて仕事をします。
仕事内容としては社内システムの運用保守メインとなるため、企業側にとって異動をさせることにあまりメリットがないため、ずっと同じ環境で仕事を続けることができます。
特定の地域で定住して働き続けたいと考えているならば、社内SEは良い選択肢と言えるかもしれません。

社内SEに向いている人の特徴

どんなタイプの人が社内SEに向いているのか特徴を紹介します。

人とコミュニケーションをとることが好きな人

社内SEは社内調整をする場面が多く、いろいろな人とコミュニケーションを取ります。
そのため、調整や折衝といった業務が得意な人に適している職種です。
システム開発の際にはユーザーである現場の社員から意見を引き出す能力が必要となります。
また他にもヘルプデスクを担当する場合は、相手が相談しやすい雰囲気を作り、ヒアリングすることが求められます。
そういったように社内SEが担当する仕事の多くは高いコミュニケーション能力が求められるため、人とコミュニケーションをとることが好きな人に適していると言えます。

突き詰めるより幅広い知識を身につけたい人

社内SEの仕事は何かを突き詰めたい人よりも幅広い知識を身に付けたい人に向いています。
なぜなら、社内SEは調整役としてさまざまな業務を担当するケースが多いためです。
そういったことから幅広い仕事に少しずつ携わることができるため、いろいろな知識や経験を得ることができます。
システム開発からヘルプデスクなど多くの業務知識が要求されるのが社内SEの仕事です。
そのため、幅広い分野の仕事に携わってみたい人に適しています。

管理能力を高めて行きたい人

社内SEは社内システムの導入に携わる機会が多く、進捗や予算管理などの業務を担当します。
プロジェクト管理に関する仕事が多いため、管理能力を高めたい人に社内SEは最適です。
社内SEのキャリアパスとして管理能力を高めることで、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった道を目指すこともできます。

まとめ

社内SEは社内システムの管理運用からヘルプデスクまで幅広い業務を担当します。
業務の幅が広く、一人一人に対する負担が大きいことからやめとけと言われることも多いです。
ただ一方で、社内SEには平均年収が高い点や異動が発生しにくい点といったメリットもあります。
コミュニケーションを取るのが好きな人や幅広い知識を得たいと考えている人は社内SEを目指すと良いでしょう。
社内SEにはデメリットだけではなくメリットや将来性もあるため、興味のある方は自分に適性があるか判断してみてください。
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