COLUMNネットワークエンジニアはやめとけ?その理由や将来性について解説

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ネットワークエンジニアはやめとけ?その理由や将来性について解説

ネットワークエンジニア
・ネットワークエンジニアはきつい?
・ネットワークエンジニアにやりがいはあるのか?
・ネットワークエンジニアに将来性はある?
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事ではそんな疑問の解決に役立つ内容を
  • ネットワークエンジニアの仕事内容
  • ネットワークエンジニアはやめとけと言われる理由
  • 将来性や年収、未経験からの転職
  • 必要な資格について
の順番について解説していきます。
ネットワークエンジニアへの転職を考えている人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

ネットワークエンジニアの仕事内容は?

ネットワークエンジニアとは、最適なネットワークの設計や構築、その後の保守や運用、管理を行う技術者のことです。
クライアントの要望やセキュリティをどのように対策するか、技術者以外にどういった権限を与えるかなどを考えながら、ネットワーク環境を用意していきます。
プログラマーのようにプログラムを書くことはありませんが、LANケーブルやルーター、スイッチといったネットワーク機器を扱うことになるため、パソコンだけでなくさまざまな製品知識が必要です。
以下の記事では、ネットワークエンジニアの仕事について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ネットワークエンジニアはやめとけといわれる理由は?

ネットワークエンジニアの仕事内容についてお伝えをしました。
次にネットワークエンジニアはやめとけと言われる理由について、ネットワークエンジニアの働き方に触れながら、6つご紹介します。

勤務時間が決まっていないから

ネットワークエンジニアは、一般的には9時から18時までの定時で勤務するものの、稀に夜間の勤務になることもあります。
例えば、大規模なネットワーク環境を管理している場合や、企業が24時間稼働している場合、夜間や週末に障害対応やメンテナンス作業を行うことがあります。
また、異なる地域に拠点を持つグローバル企業の場合、時差の関係で夜間に通信やネットワークのトラブルが発生する可能性があり、その対応を行うために夜勤が必要になることもあります。
企業によっては、勤務時間が日によって変わったり、土日や正月も関係ない場合もあったりするため、決まった日に休みが欲しい人には働きづらい場合もあると言われています。
さらに、システムにトラブルが生じた場合は、休日でも出勤しなければならず、問題が解決するまで帰宅できないこともあります。
ネットワークエンジニアは、勤務時間の不規則性や休みの少なさから敬遠されることがあります。

スキルの習得が難しい場合もあるから

スキルの習得が難しい場合があることもネットワークエンジニアがやめとけと言われる理由のひとつです。
ネットワークエンジニアを目指す人の中には、頑張り次第で多くのスキルが身につくと考えている人もいるかもしれません。
しかし、担当するポジションによっては専門知識やスキルの習得が難しい場合もあります。
特に、ネットワーク監視業務では、日常的に繰り返されるルーチンワークが多く、高度な技術や上流工程の知識を深める機会が限られがちです。
監視業務では、その会社が採用するツールやその設定、オペレーションにより、他の現場や環境で直接活かせる汎用的な知識を得ることが限られる場合もあります。
このような状況では、業務の合間や就業後の時間を利用して資格取得の勉強をするなど、自主的に学習する姿勢が重要になります。
自己啓発への意欲が、専門スキルの向上やキャリアアップに繋がることになるでしょう。
その他にも、最新の技術書は、英語で書かれているケースが多いため、英語力が不足していると最先端の知識を得ることが難しいという問題もあります。
この言語の壁が、スキル習得をさらに困難にしている要因の一つとなっています。
そのため、英語力も技術スキルと同様に、ネットワークエンジニアとして成功するためには欠かせない能力と言えるでしょう。

トラブル対応が大変だから

多くのユーザーが利用するネットワークはトラブルが頻発することが多くあります。
一例を以下に紹介します。
  • 接続問題:ネットワーク機器の間に接続がなくなったり、ケーブルの障害が発生したりする場合
  • 帯域幅不足:ネットワークの負荷が増加し、帯域幅が不足することでパフォーマンスが低下する場合
  • セキュリティ侵害:不正なアクセスや攻撃によるセキュリティ侵害が発生する場合
  • ハードウェア障害:ルーターやスイッチなどの不備が発生する場合
  • ルーティング問題:ネットワーク内でのパケットの経路設定に問題が起こる場合
  • DNS問題:ドメイン名解決サービスに関連する問題が発生する場合
  • ネットワーク設定の誤り:設定ミスにより、期待しないネットワークの動作が起こってしまう場合
このような状況では、場合によってはトラブルシューティングに長時間にわたり対応する必要が生じることもあります。
時間帯によっては、十分なリソースが担保できない場合があり、特に、監視業務を一人で担当している場合、全ての問題を自分一人で解決しなければならないというプレッシャーも伴います。
上司への報告、顧客との連絡、トラブルの早期解決などを一人で行う必要があり、問題が解決した後も、再発防止策を立てたり、責任を問われたりすることがあります。
これらの理由から、ネットワークトラブルの対応が大変であると言われることがあります。

地道な作業が多いから

ネットワークエンジニアの仕事には、定められたパターンに沿ったルーチンワークが多く含まれます。
例えば、毎週月曜日の10時に特定のツールを起動する、毎日特定の顧客へメールを送信するといった、一定のパターンに従う地道な作業が主な業務の一部です。
ネットワーク構築を担当する場合でも、初期段階では仕様書や設計書に基づいた作業が中心となります。
より上流の工程に関わるには、専門的なスキルや豊富な知識、経験が必要になりますが、そのレベルに達するまでが非常に困難です。
地道な作業は、慣れてくると楽に感じることもありますが、仕事に常に新鮮さを求める人にとっては、物足りなく感じるかもしれません。

最初のうちは高収入ではないから

未経験からネットワークエンジニアになると、最初のうちの年収は比較的低く、収入を増やすことも難しいとされています。
その主な理由は、ネットワークの監視や保守に関する予算があらかじめ決められており、この予算が大幅に増えない限り、ネットワークエンジニアの給料の上昇幅も限られてしまうからです。
ネットワークエンジニアの仕事は、営業職とは異なり、直接的に利益を生み出すわけではなく、顧客の業務をスムーズに進行させることや、トラブル発生時に迅速に解決することが求められます。
金銭的な成果をアウトプットしづらい、何か成果をあげてもプラスになる仕事ではないため、給料が上がりにくいのです。

取得する資格が多いから

ネットワークエンジニアがキャリアを発展させるためには、自主的な学習が欠かせません。
しかし、ネットワーク技術に関する知識は広範にわたり、その習得には相当な時間と努力が必要です。
さらに、キャリアアップに役立つ資格も多岐に渡ります。
たとえばCCNAやCCNPなどのネットワーク関連資格は、深い知識と綿密な準備が求められるため、取得は容易ではありません。
資格試験の受験料については、多くの企業が資格取得支援制度を設けており、合格した場合は費用を負担してくれることが一般的です。
しかし、不合格の場合は受験料を自己負担する場合もあり、合格してからしか費用が補助されないケースもあるなど、経済的に余裕のない人にとっては負担となる可能性があります。

ネットワークエンジニアは楽しい?魅力ややりがいについて

ネットワークエンジニアは辛いこともあり、やめとけと言われることもありますが、魅力があり、やりがいのある仕事でもあります。
ここでは、ネットワークエンジニアの仕事の魅力ややりがいについて4つ紹介します。

達成感を得やすい

エンジニア職は、プロジェクトが完了したりシステムが完成したりしたときに達成感を得られ、やりがいを感じられる仕事です。
規模にもよりますが、小さいものでも数ヵ月、大きいものになると数年かかることも少なくありません。
プロジェクトが大きくなるにつれ、サーバーやネットワーク機器の数も増加し、仕事の量も大幅に拡大します。
このように、複雑で大規模な作業を乗り越え、プロジェクトを完成させたときの喜びや達成感は、他の職種ではなかなか味わうことのできない、特別なものです。

インフラを支えているという役割を感じることができる

ネットワークは、システムを運用するにあたって必要不可欠なITインフラであり、ネットワークに問題が生じると、ビジネスそのものが停止するリスクがあります。
このような背景から、ネットワークエンジニアの役割は非常に重要です。
ネットワークエンジニアは、顧客や組織の成功に不可欠であり、ビジネスの持続性と発展に深く関わっています。
日々の仕事は、地道な作業が多いものの、24時間365日体制で社会のインフラやビジネスの基盤を支えることの大きな魅力とやりがいを感じることができる職種です。

スキルや経験が増えると年収が増える

ネットワークエンジニアは、スキルや経験を積むことによって、年収を向上させることができます。
特に、ネットワーク設計スキルやシスコ製品の知識、プロジェクト管理能力などが高く評価されると、上流工程に携わることができ、人材不足の状況も相まって、より高い収入を得るチャンスが広がります。
ネットワーク技術は、国際的にも需要があり、海外で就業できる可能性もあります。
そのため、将来的に海外でキャリアを築き、高収入を目指すことが可能です。
このように、ネットワークエンジニアは国内外での活躍を見据え、スキルアップを図ることで、やりがいと収入の両方を手に入れることができる魅力的な職業です。

チームで協力しながら働くことができる

ネットワークエンジニアは、どの役割であっても、ほとんどの場合チームで働くことが一般的です。
特に、大規模なプロジェクトでは、他のエンジニアや異なる部署との協力が必要になることが多いです。
大規模プロジェクトにチームの一員として貢献し、その成功を実現できた時は、大きな満足感とやりがいを感じることができます。
また、運用や保守の仕事でも、トラブルを解決して顧客から直接感謝の言葉をもらえると、そのやりがいや仕事の魅力を深く実感できるでしょう。

ネットワークエンジニアの将来性は?

ネットワークに関する技術は近年急速に進化しており、それに伴い必要とされるスキルも変わりつつあります。
現代社会では、ほとんどのシステムやサービスが何らかの形でネットワークを必要としています。
インターネットの普及により、企業や組織はより高速で安全なネットワークに接続することを求めており、その需要は増す一方です。
また、今後ITの需要が高まっていくと予想される中で、新しい技術を常に学び、成長し続けるネットワークエンジニアの需要は、今後さらに増加すると言えます。
ネットワーク分野は専門性が高く、スキルアップには時間が必要ですが、その分将来性も大きいと考えられます。
以下の記事では、ネットワークエンジニアの将来性や需要について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ネットワークエンジニアの年収は?

ネットワークエンジニアの平均年収は約450万円から500万円で、これは平均的な年収よりも高い水準です。
未経験で入社するとスキルがないうちは年収が低い可能性がありますが、経験を積み、スキルを向上させることで、収入は上昇していくでしょう。
以下の記事は、ネットワークエンジニアの年収・収入や給与を上げる方法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ネットワークエンジニアは女性や未経験でもなれる?

ネットワークエンジニアは、女性や未経験者でも目指すことができます。
IT業界では実力や知識が重視されるため、性別にかかわらず、女性エンジニアも活躍しています。
女性特有の視点やコミュニケーションスキルがプロジェクトに新しい価値をもたらすことも多く、多様性のあるチーム作りに貢献できる点が評価されています。
ただし、未経験の場合、主に運用、保守、監視などのいわゆる下流工程からスタートすることが多いです。
そこから徐々にネットワークの仕組みを学び、知識を深めていくことで、上流にキャリアパスを進めていくことができ、キャリアアップを目指すことができます。
スキルを磨けば、上流工程の要件定義、設計、構築などにも関わることも可能です。
さらに、スキルを高めることで、将来的にITスペシャリストやチームやプロジェクトを管理するマネージャーといったポジションを目指す道も広がります。
未経験からネットワークエンジニアを目指す人は、未経験者向けの求人が豊富に揃うテクノジョブサーチを活用してみて下さい。

ネットワークエンジニアに必要な資格は?

ネットワークエンジニアに必要な資格はシスコ技術者認定のCCNAやCCNPがあります。
これらの資格はレベルによって難易度が異なり、特に高度なCCIEを取得すると、エンジニアとしてのスキルが大きく向上します。
このほかにも、初心者にも取得しやすいITパスポートや基本情報技術者試験など、エンジニアであれば持っておくと有利な資格もあります。
以下の記事では、ネットワークエンジニアが取得するべき資格について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

本記事では、ネットワークエンジニアはやめとけと言われる理由、仕事のやりがいや魅力などについてお伝えしました。
未経験者は最初にルーチンワークが中心の運用や保守業務を担当することになるかもしれませんが、スキルを磨けば、設計や構築、マネジメントなどの上流工程に携わり、高い収入を目指せる職種です。
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