COLUMN【プログラマーきつい】は嘘?9個の理由からきつさを徹底解説

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【プログラマーきつい】は嘘?9個の理由からきつさを徹底解説

プログラマー
「プログラマーの仕事はきついのではないか?」
「未経験でもプログラマーになれるのか?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • プログラマーの仕事は本当にきついのか?
  • プログラマーの仕事がきついと言われている理由
  • プログラマーを目指すメリット
の順番に解説していきます。
プログラマーの離職率は80%と言われることもあり、IT業界の平均年齢が低い理由の1つとされています。
この離職率の高さは、仕事のきつさに起因しているのでしょうか?
プログラマーに興味はあるものの、業務内容や仕事への適性に不安を抱えている人はぜひチェックしてみてください。

プログラマーの仕事がきついと言われている理由9選

プログラマーがきついと言われる理由を、以下に詳しく解説します。
  • 35歳定年説が唱えられるから
  • 給料が安くて割に合わないから
  • 急な要望変更に応えなくてはいけないから
  • 深夜、早朝のトラブルシューティングに対応する事もあるから
  • 言語を習得する必要があるから
  • 高い集中力が求められるから
  • 人手不足により業務量が多くなりやすいから
  • コミュニケーションが求められるから
  • モチベーションを保つことが大変だから
それぞれ1つずつ確認していきましょう。

35歳定年説が唱えられるから

プログラマーは、35歳定年説があるため「きつい」と言われます。
この説は、35歳を過ぎると市場価値が低下し、技術の進化や若手との競争により仕事が続けにくくなるというものです。
プログラマーは最新技術の習得や多忙な業務、常に高い成果が求められるため、精神的にも身体的にも負担が大きい職業です。
そのため、「35歳を超えると厳しい」とのイメージが根強いのです。
しかし、これは誤解です。実力があればキャリアアップや現場での活躍が可能であり、経験豊富なプログラマーが重宝される場面も多くあります。
35歳を過ぎても、技術力やマネジメント力を活かして現場に残る人や、より上位の職種に転身する人も増えています。

給料が割に合わないから

プログラマーの給料は、スキルや経験に比例します。
このため、未経験のうちは、給料が安いことがほとんどです。
また、2次請け、3次請けになるほど利益が減り、その分給料が安くなる傾向にあるため、多重下請け構造になっている場合、下流であればあるほど、仕事量に対して給料が安くて割に合わないと感じる場合があります。
ただし、自社開発や1次請けなど商流によっては高い給料を得ているプログラマーもいるので、決してプログラマー全員の給料が安くて割に合わないわけではなく、あくまで現場次第と言えます。
プログラマーの年収については下記で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

急な要望変更に応えなくてはいけないから

プログラマーの仕事では、顧客の要望によって仕様や納期が変更になることが頻繁にあります。
また、内容によっては最初から作り直さないといけないこともあり、業務的な負担だけではなく、精神的なストレスを受ける可能性があります。
自分のペースを崩されるとストレスを感じる人は、仕事がきついと感じるかもしれません。
しかし、要望や希望に沿ったサービスを提供していくことで、お客様から厚い信頼を得ることができ、大型案件を依頼してくれるなどの長期的な利益に繋がることもあるでしょう。

深夜、早朝のトラブルシューティングに対応する事もあるから

納品したプログラムに不具合やトラブルが発生した場合、プログラマーは深夜、早朝問わず対応が求められることがあります。
システムは24時間稼働しているものもあるため、深夜などにも対応する場合があるのです。
急な対応以外にも、定期的な夜勤が必要な場合があるため、生活リズムを崩しやすいということも、プログラマーがきついと言われる理由です。
深夜・早朝に勤務する場合、特別手当がつくことが多いため、その分給料が上がるというメリットもあります。

言語を習得する必要があるから

プログラミングの技術は日々進歩しています。
このため、今までと同じ技術では通用しなくなる場合があり、学び直しが必要となります。
プログラマーとして仕事をしていくためには、新しい言語を習得し、常に学び続けることが必要です。
そういったことから学び続けることが苦手な人にとっては、きついと感じる仕事と言えるかもしれません。
しかし、基本的には現場が変わらなければ一個の言語だけで十分通用するケースも多いです。

高い集中力が求められる

プログラマーがきついと言われる理由の一つに、「高い集中力が求められる」ことが挙げられます。
プログラミング作業は、複雑なコードを書き、エラーを見つける細かい作業の連続です。
一瞬の気の緩みがバグや致命的なエラーに繋がるため、常に集中を切らさない努力が必要です。
また、長時間にわたる高い集中力が求められるため、精神的な疲労が溜まり、肉体的な負担にも繋がることが少なくありません。

人手不足により業務量が多くなりやすいから

ITの分野が発展するに伴い、IT分野での業務が増えています。
今後も市場は衰えることなく伸びていくことは間違いないでしょう。
しかし、その一方でIT市場を支える実務経験のあるプログラマーが不足している現状にあります。
このため、不足分を補うためにプログラマー1人が抱える業務量が多くなり、それが「仕事がきつい」と言われる要因になっています。

コミュニケーションが求められるから

プログラマーの仕事では、専門的なスキルだけでなくコミュニケーション能力も必要です。
黙々と作業をするイメージが強いプログラマーの仕事ですが、開発を進める上でチームときちんとコミュニケーションを取ることが求められます。
プログラマーは、コミュニケーション能力以外にも要求書を理解したりトラブルなどを端的に報告したりするための言語能力も必要です。

モチベーションを保つことが大変だから

プログラマーの仕事は、コーディングの単純な作業が続いたり、テストを毎日しなくてはならなかったりするケースがあります。
このような環境が合わなかったりする場合は、モチベーションを保ちにくくなります。
自分の目標が明確にあるかどうか、仕事内容に興味を持つことができるかどうかなどを考えましょう。

プログラマーがきついと感じてしまう人の特徴

プログラマーの仕事は、向き不向きが分かれる仕事です。
ここでは、プログラマーがきついと感じやすい人の特徴を3つ紹介します。
自分がプログラマーに適性があるのかどうか不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

報酬を目当てにプログラマーになった人

IT業界で働くプログラマーは、高収入が期待できると考える人も多いでしょう。
プログラマーの30代の平均年収は494万円です。30代の全職種の平均年収は、447万円であることから、平均よりも高いです。
しかし、業務量の多さや勤務時間が不規則なことから割に合わず、きついと感じる人もいるようです。
そのため、報酬を目当てにプログラマーになった人は、きついと感じてしまうようです。
反対に、仕事内容そのものに魅力を感じている方や手に職をつけて長期的な利益に繋げたい方には、向いている職業と言えるでしょう。

常に勉強することが苦手な人

プログラマーは、日々進歩するIT技術を勉強し続ける必要があります。
加えて、IT知識だけでなく、プログラミングには基本的なパソコンスキルや数学的思考など、さまざまなスキルが求められます。
そのため、終業後に自主学習を行い、資格を取得したり、定期的な勉強会に参加したりする必要があります。
常に勉強することが苦手な人は、さまざまなスキルを磨き続けなければならないプログラマーの仕事に抵抗を感じやすいでしょう。
反対に、コツコツと勉強し続けることが得意な方や最新技術に関心がある方には向いていると言えます。

論理的思考が苦手な人

プログラミングにおいては、論理的思考力が非常に重要です。
プログラミングの世界では、ちゃんとコーディングしたはずなのに、上手く動作しないといった不具合が発生することが多くあります。
その時に、プログラマーは、プログラムの改善や品質向上のためにデバッグを行い、不具合の原因を探し出して修正する作業を繰り返し行います。
物事を「結果」と「理由」に分けて、順序立てて原因を追及することが苦手な人は、きついと感じてしまうでしょう。
このように、プログラマーの仕事には向き不向きがあります。
自分に適性があるかどうかを見極める参考にしてみましょう。

きついだけじゃない!プログラマーを目指すメリット

ここまでは、プログラマーの仕事がなぜきついのかについて解説してきました。
もしかしたらプログラマーの仕事に不安を感じた人もいるかもしれません。
しかし、大変な分、プログラマーとして就業することには多くのメリットがあります。
ここでは、プログラマーを目指す8つのメリットを紹介します。

仕事を探しやすい

ITサービス需要の増加に伴い、プログラマーの需要は高い状態が続いています。
経済産業省の調査では、ITサービスの需要拡大に対して今後IT人材は高齢化などによって減少し、将来的に40~80万人の規模で人材不足が発生するという試算結果が出ています。
近年は特に、クラウド活用が進んできている背景から、クラウドやビッグデータ、AI分野といった、第3のプラットフォームを扱う人材の需要拡大が予想されています。
このため、新しいIT分野を担うプログラマーは需要が大きく、今後も「売り手市場」が続くことにより仕事を探しやすいというメリットがあります。
実際、有効求人倍率の数字もこれを裏付けています。
ハローワークのデータによるとプログラマーの有効求人倍率は他の業種と比較して高い傾向にあり、2023年時点で東京都では約2.26倍に達しています。
このように、高い需要と有効求人倍率の高さにより、プログラマーとしての職を探しやすいというメリットがあります。
特に新しい技術を習得しているプログラマーは、さらに多くのチャンスが期待できるでしょう。

キャリアの幅が広がる

プログラマーになることで、将来的にキャリアパスを広げることができます。
なぜなら、プログラミングを学ぶことで、上流工程のIT系職種にも知見を活かすことができるためです。
例えば、プログラマーとして経験を積んだ後、そのままプログラマーとして専門性を突き詰めることもできますし、プロジェクトマネージャーのような上流のマネジメント職にキャリアアップすることも可能です。
また、その他にもシステムエンジニア(SE)やITコンサルタントといった平均年収が高い職種にもキャリアチェンジが可能です。
プログラマーとしての知識や経験があれば、選択できるキャリアの幅が広がるというメリットがあるのです。

将来的に給料を上げることができる

プログラマーは、経験を積んで上流工程の職種へキャリアチェンジすることで、給料を上げることができます。
要件定義などの上流工程から、コーディングのような下流工程にいくほど、中間マージンが取られるため、給料は低くなりやすいでしょう。
下流工程を担当するプログラマーは、現場で稼働しているにもかかわらず、上流工程のシステムエンジニア(SE)より給料が低い傾向にあります。
プログラマーとして知識と経験を蓄えた後、SEなどの上流工程のIT系職種へキャリアチェンジすることで、給料アップが期待できるでしょう。

成長産業に携われる

AI(人工知能)やVR、ブロックチェーンなどの最先端IT技術は成長産業であり、今後もますます大きく発展していくと考えられます。
たとえAI関連の経験がない場合でも、一度プログラミング言語での開発経験があれば、新たにAI開発についてのスキルを習得しやすく、さらにAI関連事業でプログラマーとして働くこともできるでしょう。

人々の生活やビジネスに影響を与えることができる

IT技術が普及した今、プログラマーの仕事は多くの人の生活の基盤を支えています。
例えば、医療現場のためのソフトウェアや教育テクノロジーなどを開発している場合もあります。
自分の仕事が社会の役に立っていることを実感しやすい仕事だと、実際にその製品が使われている所を見た際に、仕事に対する達成感・満足感を感じることができるでしょう。

自分の成長を実感できる

特に、未経験からプログラミングを始める場合は、新しく得る知識が多く、日々いろいろなことができるようになっていくと、より自身の成長を実感することができるでしょう。
プログラミングなどのITスキルを学び続けることで、仕事の中でできることが増え、自身の成長を実感できるでしょう。

自由に働くことができる

プログラミングはパソコン1台あればできるため、リモートやフレックス制度を活用できるケースも多いです。
オンラインミーティングを活用すれば、どこにいてもチームと連絡を取り合うことが可能です。
場所や時間にとらわれない自由な働き方ができることがプログラマーのメリットと言えるでしょう。

フリーランスになることができる

プログラミングのスキルを活かしてフリーランスを目指せることも、プログラマーの大きなメリットです。
プログラマーは、自身が身に付けたスキルを活用して行う仕事であるため、実力を付ければフリーランスとして独立して働くことができます。
副業案件やフリーランスを対象とした案件も数多くあり、実際、多くのプログラマーが独立してフリーランスとして活躍しています。
プログラマーの副業については下記で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

プログラマーの適性をもつ人の特徴

次に、プログラマーの適性を持つ人の特徴を5点紹介します。
この特徴を持っている人は、プログラマーの仕事を楽しみながら、活躍できる可能性があるでしょう。

知的好奇心が強い

知的好奇心が強い人は、プログラマーに向いていると言われます。
なぜなら、興味を持って新しい知識を学ぶことができるからです。
IT業界では技術の進歩が早く、それに伴い技術のトレンドも移り変わっていきます。
このため、プログラマーとしてある程度経験を重ねた後も、自ら技術トレンドを学び続けることで成長することができるでしょう。

自己解決力がある

エラーが発生した場合には、エラーの原因を特定し、素早く対処する必要があります。
多くの場合、そのエラーの解決方法は自分で探さなければいけません。
また、調べても分からない場合には、上司やメンバーとコミュニケーションを取りながら、解決策を見つける必要があります。
このように、解決に向けて自分で積極的に行動する力がプログラマーには求められます。

論理的思考力が高い

プログラマーにとって論理的に考えることは非常に重要です。
例えば、新しい機能を実装するためにはどのような準備が必要なのか、エラーが発生した場合には原因をどのように特定するのか、どうすれば改善に導けるのかなど、さまざまな場面で論理的思考が必要です。
このため「論理的思考力」に自信がある人は、プログラマーに向いていると言えます。

高い集中力を維持できる

コーディングをする際、プログラマーはもくもくと作業を進める場面が多くあります。
このため、プログラマーの仕事には高い集中力が必要です。
一人で集中のスイッチを押せる人がプログラマーに向いていると言えるでしょう。

コミュニケーション能力がある

プログラマーにはコミュニケーション能力が重要です。
なぜなら、システムを開発するためには他のメンバーと協力することが必要不可欠だからです。
プログラマーといえば、黙々とパソコンに向かって作業している姿を思い描く人も多いかも知れませんが、実際にはプロジェクトの一部分を担当しており、プロジェクトを成功させるためには、プロジェクトリーダーの指示を理解し、メンバーと連携したりすることが必要です。
このため、コミュニケーション能力が重要です。

未経験からプログラマーを目指す方法

最後に、未経験からプログラマーを目指す方法を紹介します。
未経験からどのようにしてプログラマーになれるか気になっている人は、ぜひチェックしてみてください。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールは、効率よく学習を進められることが特徴です。
インターネットでの受講もしくは通学での受講を選択できることが多く、自由度が高いことがメリットです。
また、モチベーションを保つためのカウンセリングや転職活動のサポートといった学習面以外でのサポートも充実しています。
ただし、受講するためには数十万円かかることが一般的なため、ある程度費用がかかることがデメリットと言えるでしょう。

資格を取得する

資格を取得することで、勉強した意欲やスキルを転職先へのPRに活用することができます。
未経験者の場合はプログラマーとしての実績や経験がないので、スキルを示す手段として資格取得は有効と言えます。
プログラミング未経験者におすすめの資格として、ITパスポートや基本情報技術者試験などが挙げられます。
以下の記事では、これからプログラマーになりたい人におすすめの資格を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

研修制度のある企業へ「未経験プログラマー」として転職する

研修が充実した企業へ未経験のプログラマーとして転職すると、プログラミングの基礎研修を社内で受けることができます。
また、エンジニア以外のIT系職種で経験を積みながら、プログラミング言語を学ぶこともおすすめです。

まとめ

この記事では、なぜプログラマーがきついと言われているのかという理由から、実際にプログラマーになるメリット、プログラマーに向いている人や未経験からプログラマーになる方法について解説しました。
プログラマーの仕事はきついと言われることもありますが、適性がある人なら、楽しみながら仕事ができ、活躍することができるでしょう。
未経験からプログラマーを目指すなら、充実した研修制度がある『テクノジョブサーチ』を活用した転職がおすすめです。
プログラマーだけではなく、各種IT系職種の求人も豊富に取り扱っています。また、お仕事紹介もしっかりサポートいたします。
未経験からプログラマーを目指す人は、ぜひ一度『テクノジョブサーチ』までお問い合わせください。

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