COLUMNフィールドエンジニアはやめとけ・底辺と言われる9つの理由を解説

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フィールドエンジニアはやめとけ・底辺と言われる9つの理由を解説

フィールドエンジニア
「フィールドエンジニアの仕事はきつい?」
「フィールドエンジニアの年収はどれくらい?」
と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。
そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • フィールドエンジニアの仕事に関する基礎知識
  • フィールドエンジニアはやめとけ・底辺と言われる理由
  • 大手企業のフィールドエンジニアの年収
の順番に解説していきます。

フィールドエンジニアとは何か 仕事の概要と役割

まずはフィールドエンジニアの基礎知識について確認していきましょう。

フィールドエンジニアの役割

ネットワークエンジニアやシステムエンジニア、Webエンジニアなど、エンジニアにはさまざまな種類があります。
フィールドエンジニアとは、自社製品のソフトウェアやシステム、機器などの保守運用を手掛けるエンジニアのことです。
トラブルが起きた際には導入先を訪問し、不具合の解消に対応します。
お客様とコミュニケーションを取る機会が多いため「会社の顔」としての役割も担います。
フィールドエンジニアの基礎知識については、以下の記事を参考にしてください。

フィールドエンジニアの仕事内容

フィールドエンジニアの仕事内容は多岐に渡ります。
代表的な仕事としては、以下が挙げられるでしょう。
  • 製品の営業
  • トラブルの対応
  • 定期メンテナンス
  • 製品に関する説明
  • 納品時の設置や導入
フィールドエンジニアは「会社の顔」としての役割が期待されるため、お客様に対してわかりやすく製品について説明する必要があります。

フィールドエンジニアの一日の流れ

フィールドエンジニアの仕事について具体的にイメージするために、一日の流れを確認しておきましょう。
  • 9:00:朝礼(顧客先とコンタクト、作業内容の打ち合わせ、作業前の準備)
  • 10:00:業務開始(トラブルの対応、部品の交換)
  • 12:00:お昼休憩
  • 13:00:業務再開(装置の稼働状況確認、調整作業)
  • 17:00:事務所に帰社(作業後の片付け、各種書類の作成)
  • 18:00:帰宅
フィールドエンジニアはお客様のオフィス等に出向いて、作業をすることが多いです。
事務所に帰社した後は、用具の片付けをしたり、作業報告書や見積書を作成したりします。

フィールドエンジニアはやめとけ?その理由は?

インターネットなどでは「フィールドエンジニアはやめとけ」という意見を見かけることがあります。
以下で、その理由を詳しく確認していきましょう。

体力的な負担が大きい

フィールドエンジニアの仕事は体力的な負担が大きいです。
お客様のもとで作業をするため頻繁に移動したり、長時間作業に集中したりします。
加えて、機器の設置や配線、トラブルシューティングなど、体力を使う仕事が多いです。
そのため、体力やスタミナに自信がない方にはおすすめできません。

長時間労働が求められる

フィールドエンジニアは長時間労働になりやすい仕事です。
例えば、トラブルが発生した場合は顧客のビジネスに影響を与える可能性があるため、残業をして対応する必要もあるでしょう。
ワークライフバランスを重視している方にとっては、ストレスが大きい仕事と言えるかもしれません。

高いストレスとプレッシャー

フィールドエンジニアはストレスやプレッシャーを強く感じることもあるようです。
例えば、地方の工場でトラブルが発生した場合、お客様のもとにいるフィールドエンジニアが1人で判断を下さなければいけない場面も想定されます。
しかしながら製品やサービスによってはフィールドエンジニアをサポートする体制を整え、組織として支援してもらえることもあります。
自分1人で対応する必要のある場合もありますが、このような体制があれば上手く活用できることが望ましいのです。
また、トラブルにうまく対応できなかった場合は顧客からクレームを受ける可能性があり、ストレスを感じる可能性があります。

出張が多い

フィールドエンジニアは出張が多いと言われています。
基本的にはお客様のもとに出向く必要があり、頻繁に移動をするため、精神的に落ち着きづらいと感じるフィールドエンジニアも少なくありません。
ただ、さまざまな環境で仕事を行えるため、色々な経験を積みたい方にとってはやりがいを感じられるでしょう。

高いコミュニケーション能力が求められる

フィールドエンジニアはお客様とコミュニケーションを取る機会が多いです。
お客様から必要な情報を聞き出したり、状況をわかりやすく説明したりする必要があり、高いコミュニケーション能力が欠かせません。
そのため、コミュニケーションが苦手な方にとっては、ストレスが大きいでしょう。

安心して休日を過ごしにくい

フィールドエンジニアは休日も落ち着きづらいと言われています。
トラブルが発生した場合 は、すぐにお客様のもとに出向いて対応する必要があるためです。
就業後や休日であっても対応が必要なケースがあり、完全に休みづらい点が懸念されるでしょう。
フィールドエンジニアの仕事がきついと言われる理由については、以下の記事もあわせてご確認ください。

フィールドエンジニアは底辺と言われる?

上記で紹介した「フィールドエンジニアはやめとけ」という意見の他に「フィールドエンジニアは底辺」という意見を見かけることがあります(一部の意見です)。
では、どうしてフィールドエンジニアに対してネガティブなイメージが持たれているのでしょうか?

年収が仕事内容と釣り合っていない

下記でも説明しますが、フィールドエンジニアの平均年収は「497万円 」です。
日本における全体の平均年収と比較すると、高い傾向にありますが、フィールドエンジニアは体力的・精神的にタフな業務に対応する必要があり、時には残業や休日出勤をすることもあります。
そのため、年収と仕事内容が釣り合っていないと感じるフィールドエンジニアも多く見受けられるのです。

フィールドエンジニアの認知度が低い

フィールドエンジニアが世間にあまり認知されていない点も、フィールドエンジニアに対してネガティブなイメージが持たれている理由のひとつです。
エンジニアといえば、システムエンジニアやWebエンジニアなどの職種をイメージする人が多く、フィールドエンジニアがどのような仕事かを理解していない方も少なくありません。
職種を聞かれた際は仕事内容も説明する必要があり、面倒に感じるフィールドエンジニアも多く見られます。

キャリアアップが難しいと思われがち

フィールドエンジニアに対して、キャリアの幅を広げにくいと感じる人が多いようです。
「現場で仕事を続けなくてはいけない」というイメージが関係しているでしょう。
しかし、実際にはコンサルタントやプロジェクトマネージャー、管理職などさまざまなキャリアを実現できます。
顧客とコミュニケーションを取る機会も多く、ビジネススキルを成長させることができるでしょう。
さらに、フィールドエンジニアの仕事には達成感が大きい、人の役に立てるなどのメリットも多くあり、決して底辺の仕事ではありません。
キャリア選択で後悔しないためにも、フィールドエンジニアの仕事への適性を確認することが大切です。
フィールドエンジニアに向いている人については、下記の記事で詳しく紹介しているため参考にしてください。

大手企業のフィールドエンジニアの年収

一般的な企業の場合、フィールドエンジニアの平均年収は「497万円」です。
一方、大手企業で働くフィールドエンジニアの平均年収は「800万円以上 」におよぶとも言われています。
令和5年度における日本全国の平均年収は「460万円」であることから、一般的な企業で働く場合は平均もしくは平均以下の年収となります。
しかし、大手企業におけるフィールドエンジニアは全国平均を大幅に上回る年収の水準であるため、高収入を目指したい方は大手企業を目指すと良いでしょう。

参照:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査

フィールドエンジニアに関するよくある質問

ここでは、フィールドエンジニアに関するよくある質問に回答します。

半導体業界のフィールドエンジニアはきつい?

半導体業界で働くフィールドエンジニアは、半導体製品を扱う専門性の高い仕事です。
クリーンルーム内で作業を行うことが多く、クリーンスーツを着用する必要があり、動きづらくてきついという意見も見受けられます。
しかし、専門知識を活かせる、スキルや経験によっては高収入を目指せるなどのメリットも多いため、仕事がきついと感じるかには個人差があるでしょう。

フィールドエンジニアをやっていて楽しいと思う瞬間は?

フィールドエンジニアは顧客との関わりが多い仕事であり、トラブルに対応した際などに顧客から直接感謝されることがあります。
人の役に立っている感覚を味わえるだけでなく、仕事へのモチベーションにもつながるため、フィールドエンジニアのやりがいのひとつと言えるでしょう。

女性でもフィールドエンジニアになれる?

体力的な面できついと感じる可能性もありますが、ジェンダーを問わずフィールドエンジニアを目指すことは可能です。
専門性を活かせたり、お客様の役に立ったりなど、やりがいを感じる機会も多い仕事なので、フィールドエンジニアに興味がある方は、キャリアの選択肢として検討してみることをおすすめします。

まとめ

今回の記事では、フィールドエンジニアの仕事内容やフィールドエンジニアはやめとけと言われる理由、大手企業におけるフィールドエンジニアの年収などについて解説しました。
フィールドエンジニアはお客様のもとに出向いて現場で働く仕事です。
そのため、プレッシャーを感じたり、体力的にきついと感じたりする場面も少なくありません。
しかし、専門性を活かせる、お客様から感謝される機会が多いなど、やりがいを感じる機会も多いです。
フィールドエンジニアの仕事に興味がある方は、テクノジョブサーチの活用をおすすめします。
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