COLUMNシステムエンジニアはきつい?AIによりいらないと言われている理由

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システムエンジニアはきつい?AIによりいらないと言われている理由

「システムエンジニアになりたいけどきついって本当?」
「システムエンジニアはAIによっていらないと言われている?」
という疑問をお持ちではないですか?

本記事では、疑問解決に役立つ内容を
  • システムエンジニア(SE)がきつい、やめとけと言われる理由
  • システムエンジニアがAIによりいらないと言われている理由
  • システムエンジニア(SE)がきついと感じる人の特徴
  • システムエンジニアがきついと感じたときの対処方法
の順番に解説していきます。
システムエンジニアになりたいけど不安、すでにシステムエンジニアできつさを感じている人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

システムエンジニアが「きつい」「やめとけ」と言われる理由5選

絶え間ない学習が求められる

IT技術は日進月歩で進化しており、数年前の知識がすぐに陳腐化することも珍しくありません。
そのため、システムエンジニアは常に最新技術を学び続ける必要があります。

例えば、新しいプログラミング言語やフレームワークが登場すると、これを理解し実践できるようにならなければ競争に遅れをとります。最近では、AIの発展も加速しており、幅広い知識を求められるのが現状です。
新しい技術に関する知識をキャッチアップするのが好きな人こそシステムエンジニアに向いています。

業務量が多く、納期のプレッシャーが大きい

システム開発はプロジェクト単位で進行するため、納期が迫ると業務が集中し、長時間労働になりやすいです。また、仕様変更やトラブル対応が発生すると、さらに業務量が増えます。

ある企業では、システムのリリース直前にバグが見つかり、数日間徹夜で修正作業を行ったというケースもあります。最近は働き方の見直しがされていますが、納期前のプレッシャーによるストレスは決して軽くありません。

夜間や休日の対応が発生することがある

システムのメンテナンスやアップデートは、ユーザーが少ない夜間や休日に行われることが多いため、システムエンジニアは不規則な勤務を強いられることがあります。
金融機関やECサイトなど、24時間稼働するシステムでは、夜間の障害対応や緊急メンテナンスが必要になることがあります。

高度なコミュニケーション能力が求められる

システムエンジニアは単なる技術者ではなく、顧客の要望を理解し、チームと円滑に連携する必要があります。そのため、技術がわかる人と技術がわからない人の橋渡し役となります。技術をわかりやすく伝えるコミュニケーションが苦手な人にとっては大きなハードルとなります。
例えば、顧客が「使いやすいシステムを作ってほしい」と要望しても、そのまま開発に移るわけにはいきません。具体的な仕様を明確にし、技術的な説明を噛み砕いて伝えるスキルが求められます。

多重下請け構造による薄利多忙

IT業界は多重下請け構造が一般的であり、下流工程になるほど報酬が低く、業務負担が大きくなる傾向にあります。
一次請け企業がクライアントから受注し、さらに二次請け、三次請けへと業務を発注するケースがあります。下流に行くほど給与が低く、長時間労働になりやすいのが実態です。

しかし、なるべく元請けや一次請け企業で働くことで、給与面や待遇の改善が期待できます。待遇の良い安定した求人が気になる場合は、以下よりチェックしてみてください。

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システムエンジニアはAIの発展によりいらなくなると言われている?

「システムエンジニアはAIによっていらなくなる」と言われることがありますが、実際には完全になくなるわけではなく、役割が変化すると考えられています。

AIがシステムエンジニアの仕事に与える影響

AIがシステムエンジニアの仕事に与える影響は、自動化が進むことだと言えます。

AIや自動化ツールの発展により、単純なコーディングやテスト、保守業務の一部は自動化されつつあります。

例えば、コード生成です。GitHub CopilotやChatGPTのようなAIがコードを自動生成することで、エンジニアの負担が軽減されます。さらに、テスト自動化も注目されています。AIがバグ検出やテストケースの作成をサポートすることで、手作業のテスト業務が減っています。

また、運用保守などもAIの活用が見込まれます。 AIOps(AIを活用した運用)により、システム障害の予測や自動復旧が可能になり、運用エンジニアの負担が減ります。

なくならない仕事(人間が必要な部分)が多い

AIはあくまで「補助ツール」であり、創造的な設計や、顧客との調整、AIを活用したシステム構築など、人間の判断が必要な業務は残ります。


例えば、要件定義です。顧客のニーズを的確にヒアリングし、システム設計に落とし込む作業はAIでは難しく、絶対に代替できないと言えます。
さらに、アーキテクチャ設計なども同様です。システム全体の構造を考え、最適な技術を組み合わせるのは、経験と知識が求められる分野です。
AIシステムの開発・運用: AI自体を活用したシステム開発や、AIの精度を維持するための調整作業はエンジニアの仕事として重要なのです。
つまり、AIの発展により、システムエンジニアは「手を動かす仕事」から「AIを活用する仕事」にシフトすると考えられます。

システムエンジニアがきついと感じる人の特徴

システムエンジニアがきついと感じる人の特徴には、以下が挙げられます。
  • コミュニケーションが苦手な人
  • マルチタスクが苦手な人
  • 時間管理が苦手な人

コミュニケーションが苦手な人

コミュニケーションが苦手な人は、システムエンジニアの仕事をきついと感じることがあるでしょう。
システムエンジニアは、チームでの協力や顧客とのやり取りが日常的に求められ、情報共有やプロジェクトの進行管理など、円滑なコミュニケーションは業務上不可欠なものです。
そのため、コミュニケーションが苦手な人は、業務の進行に支障をきたし、ストレスを感じやすくなる可能性があるでしょう。

マルチタスクが苦手な人

システムエンジニアの業務は、複数のプロジェクトを同時に進行させることが多く、効率的なタスク管理を求められます。

仮に1つのタスクに集中することが得意でも、同時に複数の作業をこなす必要がある場合、ストレスを感じやすいです。
このように、タスクの優先順位付けや時間管理のスキルが足りなければ、いつも追われる状況にきついと感じる可能性があるでしょう。

時間管理が苦手な人

時間管理が苦手な人は、複数のプロジェクトを同時進行する場合、締切に追われやすく、プレッシャーを強く感じる傾向があります。

また、時間管理が苦手だと結果的に残業が発生してしまうことが多く、労働時間が増え、プライベートの時間も減ってしまうでしょう。

この状況に陥ると、プロジェクトの進行に遅れを生じさせ、チーム全体のスケジュールに影響を与える可能性も捨てきれません。
この結果、強いプレッシャーと周囲への気疲れによって、きついと感じてしまいやすいと言えます。

システムエンジニア(SE)がきついと感じない人の特徴

次にシステムエンジニアに向いている人について紹介します。

AIが好きな人

これからのシステムエンジニアは、コーディングよりもAIが作ったコードをチェック・最適化する役割が増えていきます。このため、AIを活用したシステム開発や、AIモデルのチューニングが求められるようになります。

ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど、顧客と技術の橋渡し役としての重要性が高まっていくでしょう。AIが好きな人こそシステムエンジニアは向いています。

学習意欲が高い人

システムエンジニアは常に最新の知識とスキルを身に付ける必要があります。
そのためには自ら学習する意欲が重要です。

身に付けるのはIT技術に関することだけではありません。
クライアントが求めるシステムの開発には、クライアントの業界・企業・業務に関する知識も必要なので、これらについても勉強しなければいけません。
新たな知識やシステム開発に必要なことを率先して学習できる人は、システムエンジニア向きと言えます。

柔軟な対応力がある人

システム開発では、想定外のトラブルはつきものです。
原因を見つけて解決まで導くには柔軟な対応力が必要です。
例えば、トラブルは技術的な問題だけとは限りません。
納期が繰り上がることもあるので、納期に間に合わせるために作業工程の見直しが必要な場合は、経験や知識を活かした柔軟な対応が求められます。
1つの考えにとらわれずに、柔軟な対応ができるとさまざまなトラブルに対処し、業務を回していくことができます。

ものを作ることが好きな人

ものを作ることが好きな人もシステムエンジニアに向いているといえます。
システムやサービスは目に見えて形があるものではありませんが、存在しなかったものを1から作り上げるという意味ではシステム開発も、もの作りといえます。
クライアントが求めているシステムやサービスを実現できるように、設計から完成するまでの作業に対して楽しさや、やりがいを感じられるのであれば、システムエンジニアに向いています。

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力が高い人もシステムエンジニアに向いています。
システムエンジニアはクライアントとの交渉や、プロジェクトメンバーをまとめることも仕事です。
クライアントとの交渉や、プロジェクトの進行をしていくにあたり、関係者と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力は必要不可欠です。

システムエンジニアに向いている人については下記で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

システムエンジニアがきついと感じたときの対処方法

システムエンジニアがきついと感じたときの対処方法には、以下が挙げられます。
  • より条件の良い企業へ転職する
  • 時間管理を改善する
  • 資格を取得するなどスキルアップを行う
  • 自己分析を行い、キャリアパスを再構築する

より条件の良い企業へ転職する

システムエンジニアの仕事がきついと感じたら福利厚生が充実しているなど、より条件の良い企業へ転職することが一つの解決策です。

そのためには、効率的に求人情報を入手する必要があります。
株式会社FGLテクノソリューションズが運営する求人サービス「テクノジョブサーチ」は、勤務形態やエリア、職種などから自分に適した求人を探すことができます。
一時的に現役から遠のく場合でも、週末・短期集中型の仕事を紹介することも可能です。

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自己分析を行い、キャリアパスを再構築する

自己分析を行い、キャリアパスを再構築する方法も、システムエンジニアがきついと感じたときに有効です。

例えば、自分の強みや弱み、価値観を理解し、長期的および短期的なキャリア目標を設定します。

その後、スキルギャップを特定し、それを埋めるための学習計画を立てましょう。

また、業界の専門家や同じ目標を持つ人々とのネットワークを通じて、新たな視点を得ることも役立ちます。
システムエンジニアは、主に以下のキャリアパスを目指すことができます。
  • スペシャリスト
  • ジェネラリスト
  • マネジメント
  • フリーランス
キャリアパスについて詳しくは、ぜひ下記ページもご覧ください。

時間管理を改善する

時間管理を改善することも、システムエンジニアが仕事の負担を軽減する際に有効な手段です。
具体的には、タイムブロッキングやマネジメントツールを活用してスケジュールを管理し、大きなタスクを小さなステップに分割して取り組むことなどが挙げられます。

例えば、タイムブロッキングで1日を時間に分割し、その時間だけ特定のタスクに集中します。

また、プロジェクト管理ツールなどを用いて業務や優先順位を可視化する方法も効果的です。
それぞれの手法を実践することで、きついと感じる仕事の負担を軽減し、ワークライフバランスを改善できれば働きやすくなるでしょう。

資格を取得するなどスキルアップを行う

資格取得やスキルアップも、システムエンジニアの専門知識を証明し、キャリアアップの機会を広げる対策方法です。

また、スキルアップは収入を増加させたり、自己成長、自信の向上を実現できたりすることも利点です。

例えば、以下の資格はシステムエンジニアとしての能力を示すのに役立ちます。
  • 基本情報技術者試験(FE)
  • ネットワークスペシャリスト試験(NW)
  • システムアーキテクト試験(SA)
  • オラクルマスター(ORACLE MASTER)
  • Linux技術者認定試験(LinuC)
  • シスコ技術者認定
  • DB2エンジニア
その他、オンラインコースの受講、専門学校や大学での学習、実務経験を通じた学習など、多様な方法でスキルアップが可能です。

詳しくは、下記ページもぜひご覧ください。

システムエンジニア(SE)のやりがい

システムエンジニア(SE)のやりがいには、以下が挙げられます。
  • 顧客からの声を直接聞くことができる
  • プロジェクトが完了した時に達成感を得られる
  • 努力次第で年収を高めることができる

顧客からの声を直接聞くことができる

製品を使っていただいたお客様からのフィードバックは、開発の励みになるものです。
特に、コンシューマー向け製品を手がける場合、実際に製品を使用している人々からの生の声を聞けることは、改良のヒントにもなります。

また、顧客との綿密なコミュニケーションを通じて、専門的な技術や用語をわかりやすく説明するスキルも磨かれます。
このように、顧客の要望を形に変えていく過程は、仕事のきつさを乗り越える大きな動機付けとなるでしょう。

プロジェクトが完了した時に達成感を得られる

開発に携わったシステムが無事リリースされ、クライアントから感謝の言葉をいただくことは多くあります。
また、実際に稼働しているシステムを見ると、満足感や達成感も得られるでしょう。
特に、プロジェクトの規模が大きいほど、その達成感や感動も総じて大きくなるものです。
きついと感じる瞬間もあるかもしれませんが、チームで力を合わせて成果を出す過程は大きなやりがいとなります。

努力次第で年収を高めることができる

システムエンジニアは、経験や実力で評価されることが多いため、スキルアップや資格取得により、昇進や給料アップが実現しやすいです。

また、専門技術の習得は転職市場での価値を高め、より良い条件での転職も可能になるでしょう。

さらに、DXが進み、エンジニアの人材不足で企業はエンジニアを多く採用し、年収も上げ始めています。

年収が上がるとモチベーションも上がりやすいでしょう。
このように、努力次第で得られる結果を数字化できることも、やりがいと言えます。

システムエンジニア(SE)の年収

システムエンジニアの年収は、550万円程度です。
また、20代であっても他の職種と20〜30万円ほどの差があるほか、600万円以上の年収を目指すことができます。

さらに、経験を積みつつスキルを高めることで、1000万円を超える年収を得ることも可能です。

未経験からシステムエンジニア(SE)になるには

未経験からシステムエンジニアになるには、プログラミングの学習から始まることが一般的ですが、参考書や動画教材を利用した独学と、スクールで学ぶ方法などがあります。
確実にスキルを身に付けるなら、サポートがあるスクールで学ぶことをおすすめします。

費用がかかるものの、講師から学べるので学習効率が良く、途中で挫折するリスクを抑えることができます。
スクールで知識・スキルが身に付いたら、案件を受注してみましょう。

最初はコーディング案件から始めて、慣れてきたら上流工程の案件を受けて経験を積んでいきます。
知識を身に付けるのも重要ですが、実際の業務を経験することも大切です。

就職・転職して、会社の一員になる前にITエンジニア向けの案件を受注して業務を体験してみましょう。

まとめ

システムエンジニアについて解説しました。
システムエンジニアは必要な知識・スキル、業務量の多さから「きつい」と感じることがありますが高年収を目指すことができ、キャリアの選択肢も幅広いので長く活躍できる職種です。
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