COLUMN情報セキュリティに関するおすすめの資格9選!その選び方も解説

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情報セキュリティに関するおすすめの資格9選!その選び方も解説

情報セキュリティ
情報セキュリティの資格に興味があるけど、
  • 「資格を取得するメリットは?」
  • 「情報セキュリティの資格のどの資格を取得すれば良い?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・情報セキュリティの資格を取得するメリット3選
・情報セキュリティにおすすめの資格9選
・情報セキュリティの資格の選び方
の順番に解説していきます。
情報セキュリティの資格の取得を考えている人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも「情報セキュリティ」とは?

そもそも、情報セキュリティとは、企業などが保有する情報資産が盗まれないよう安全な状態を維持することを指します。
企業が保有する情報は、使い方次第で大きな利益を生みます。
しかし、サイバー攻撃などの外部からの攻撃や人的ミスで情報が流出してしまうと、大きな損失や信用失墜につながってしまうため、注意が必要です。
情報セキュリティは、これらのトラブルから情報を守るのが仕事で、円滑に仕事を行うには基本的な知識やスキルを身につける必要があり、それらを証明するためにも資格の取得をおすすめします。

情報セキュリティの分野

情報セキュリティには、「エンジニア分野」と「マネジメント分野」の2つの分野があります。
そのため、必要な知識やスキル、取得する資格も異なります。

エンジニア分野

エンジニア分野の情報セキュリティとは、サイバー攻撃から企業などの情報を守るために外部からの攻撃に強いネットワークの構築やシステムの開発に必要な知識・スキルが求められます。
そのため、シスコ技術者認定や情報処理安全確保支援士試験などの取得を目指すと良いでしょう。

マネジメント分野

マネジメント分野では、情報セキュリティに関連する法律を含めた基本的な知識が求められます。
マネジメント分野の資格は、情報セキュリティマネジメント試験や個人情報保護士認定試験などがおすすめです。
これらの資格の詳細については、後ほど解説します。

情報セキュリティの資格を取得するメリット3選

情報セキュリティの資格を取得する主なメリットを3つ説明します。

知識が身につき、提案に活かすことができる

資格を取得している人の提案は、必要とされる知識をもとにした提案内容となるため、無資格の人の提案よりも説得力があり、提案が採用されやすくなります。
チームで仕事を行い、指示を出す必要がある時は、戦略的で的確な指示を出すことができるので、リーダーを任される可能性も高くなり、優位なポジションをとりやすいと言えるでしょう。

社内の評価につながる

資格を取得することで、社内での評価につなげることができます。
社内の査定項目に入っている資格を取得すれば、人事評価でプラスに働き、昇進や昇給の可能性、資格手当などの支給を受けられることもあります。
取得の難易度が高い資格を取得すれば、評価はさらにプラスに働きます。
プラスの評価を受ければ、仕事へのモチベーションアップや自分に自信を持つことにもつながるので、資格を取得する大きなメリットと言えるかもしれません。

スキルの証明になる

資格は、知識やスキルの証明になります。資格を取得しなくても資格を取得している人よりも、高い知識・スキルを持つことはできます。
しかし、客観的に証明できなければ、評価や信頼を得るのは難しくなります。
一緒に働いている同僚なら、資格がなくても評価や信頼を得られますが、クライアント相手では、資格がある方が信頼されやすく、案件を獲得しやすくなることがあります。
また、資格は履歴書に記載できます。
資格を取得していると、就職や転職で有利になることもあるでしょう。

情報セキュリティにおすすめの資格9選

次に情報セキュリティにおすすめの資格・検定・試験など、計9つ紹介します。

エンジニア分野でおすすめの資格3選

エンジニアとして働くのであれば、こちらの3つの資格をおすすめします。

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、サイバー攻撃への対応に必要な知識とスキルを持つ人材の育成・確保を目的にした情報セキュリティの分野で国内初となる国家資格です。
受験資格はないので受験しやすい試験ですが、合格率は20%以下と難易度が高いので、入念な受験対策が必須です。
合格後に登録手続きを行うことで、「情報処理安全確保支援士」の国家資格保持者になることができます。
難易度が高い試験なので、合格すれば高い評価を得ることができます。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、アメリカの大手ネットワーク機器メーカー、シスコシステムズ社が実施するベンダー試験です。
エンジニア分野では「CCENT」「CCNA Security」「CCNP Security」「CCIE Security」の4つがおすすめです。
「CCENT」は基礎的な試験で、上記の並び順で難易度が上がります。
「CCIE Security」は、情報セキュリティで国際的に認められる非常に難易度が高い試験です。
シスコ技術者認定は、高度で専門的な知識とスキルの証明ができるので、エンジニアに人気の資格です。

SPREAD情報セキュリティサポーター能力検定

一般社団法人セキュリティ対策推進協議会が実施しているのが、SPREAD情報セキュリティサポーター能力検定です。SPREADとは、同法人の略称です。
企業などで、ITサポートの担当者が取得する資格と言われていて、難易度もそれほど高くないので、取得を目指しやすい資格です。
上位資格に「SPREAD情報セキュリティマイスター能力検定」があり、こちらはSPREAD情報セキュリティサポーター能力検定の合格者で、SPREADの会員登録者でないと受験できません。

マネジメント分野でおすすめの資格6選

次にマネジメントの分野で、おすすめの資格を6つ紹介します。

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティに関する基本となる知識の有無、トラブルが発生した場合に適切な対応が可能かなど、情報セキュリティの管理・運用が可能な人材を認定する国家資格です。
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティに関する資格の中で初級レベルの試験です。合格率は50%弱と難易度も低めです。
情報セキュリティのマネジメントの基本的な内容なので、エンジニアにもおすすめの資格です。

情報セキュリティ管理士認定試験

情報セキュリティ管理士認定試験は、情報セキュリティの担当者以外に、事務職や管理業務などに就く人にもおすすめの資格です。
情報セキュリティに関する知識は、業種や職種に関係なく求められます。
情報セキュリティ管理士認定試験は、情報セキュリティに関する幅広い知識の証明になるので、IT業界だけでなく、どの業種・職種にも有効な資格と言えます。
合格率が約50%、受験資格も特になく、合格を目指しやすいのも、おすすめする理由です。

公認情報セキュリティマネージャー(CISM)

公認情報セキュリティマネージャー(CISM)は、情報システムコントロール協会(ISACA)が実施している国際的な資格です。
主に情報セキュリティの役職者や担当役員、情報セキュリティのコンサルタントを対象にした資格です。
試験に合格後、情報セキュリティに関する実務経験を5年以上、情報セキュリティのマネジメント経験を3年以上、経験することで主催者CISMから認定を受けられる知識と実務経験が求められる難易度が高い資格です。

個人情報保護士認定試験

個人情報保護士認定試験は、名称に個人情報とあるように個人情報保護に特化した試験です。IT関連の資格というより、法律系の資格として区分されやすい資格です。
個人情報は情報セキュリティの担当者だけでなく、総務や人事など、その他の部署でも取り扱うため、業種や職種を問わず、取得しておいて損はない資格です。
合格率は過去平均37.3%と低めですが、試験は年に4回行われており、再受験しやすいので諦めずに繰り返し受験することで合格率を高めやすくなります。

AWS認定セキュリティ

AWS認定セキュリティは、AmazonのクラウドサービスであるAWSのアクセス管理、データ保護など、AWSのセキュリティに関する幅広い知識が問われる資格です。
実務経験がなくても受験できますが、AWS認定セキュリティは2年以上の実務経験者を対象としているので、実務経験がないと難易度が高く感じるかもしれません。
AWS認定セキュリティを取得すると、Amazonのクラウドサービスを使用している開発現場で、高い評価が受けられます。

(ISC)²資格

(ISC)²資格は、アメリカの(ISC)²と呼ばれる団体が実施している資格で、国際的に高い権威があるセキュリティのプロフェッショナルとしての認定資格とされています。
そのため、難易度は高くなりますが、取得すれば高い評価が受けられます。
(ISC)²資格は、CSSLP・SSCP・CCSP・CISSPの4つがあります。
取得を目指すなら、この中では難易度が低いCSSLPから目指しましょう。
ただし、4つの中で難易度が低いだけで、(ISC)²資格自体、非常に難易度が高い資格です。
また、受験には年単位の実務経験などが必要です。
受験する時は受験資格についても確認しましょう。

情報セキュリティの資格の選び方

取得する資格を選ぶ時は、以下の2つの点に注意して選びましょう。

現在の業務に合わせて選ぶ

苦労して情報セキュリティの資格を取得しても、現在の業務に合う資格でなければ、努力した意味がなくなってしまう可能性があります。
現在、担当している業務に最適な資格はどれか、資格を取得することでどのような知識・スキルを証明できるのか確認した上で、業務に役立つ最適な資格を選びましょう。

将来の目的に合わせて選ぶ

将来の目的に合わせた選び方も大切です。
しかし、いきなり難易度が高い資格に挑んでも、時間と労力がかかり、途中で諦めてしまうかもしれません。
おなじ情報セキュリティとはいえ、エンジニア向けの実務試験とマネジメント向けの管理系の試験があります。
まずは、そのどちらに進むかを自分で判断し今後のキャリアを決めていきましょう。

まとめ

情報セキュリティの資格には、さまざまな種類があります。
現在の業務や将来に役立つ資格が取得できるよう、本記事を参考にしてみてください。
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