COLUMNITサポート事務の将来性はない?年収やその後のキャリアについて解説

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ITサポート事務の将来性はない?年収やその後のキャリアについて解説

ITサポート事務
・「ITサポート事務は将来性の高い職種なの?」
・「ITサポート事務を続けていくことはできるの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
  • ITサポート事務の基本的な知識
  • ITサポート事務の現状と将来性
  • ITサポート事務の年収
  • ITサポート事務の大変さ
  • ITサポート事務からの転職やキャリアアップ
の順番に解説していきます。
ITサポート事務を目指したい人に役立つ記事になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

ITサポート事務とは?

ITサポート事務とは、システム開発に関連する庶務を行う職種のことです。
ITサポート事務は、IT事務と呼ばれることもあります。
一般的な事務職といえば、資料作成や電話・メール対応、ファイリングなどの業務をイメージする人が多いのではないでしょうか。
しかし、ITサポート事務の場合は、エンジニアのアシスタントとして簡単な作業を行ったり、上記のような一般的な事務の仕事を引き受けたりします。
ITサポート事務には、IT関連の知識が求められるため、仕事の幅が広がるだけでなく、一般事務に比べて給与が高い傾向にある点が特徴と言えるでしょう。

ITサポート事務の現状と将来性は?

ITサポート事務の将来性が気になっている人は多いのではないでしょうか。
ここでは、現状を踏まえた上で、ITサポート事務の将来性を確認していきましょう。

現状

現在、ITサポート事務という仕事に対するニーズは増えていると言えます。
株式会社矢野経済研究所が2022年に実施した「国内企業のIT投資実態と予測」では、2021年度の国内民間企業におけるIT市場規模は、13兆5,500億円にまで拡大したことが明らかになりました。
前年度から4.5%増加しており、将来的にもITの市場規模は拡大していくと予想されています。
新型コロナウイルスの影響により、テレワークを取り入れた企業が多く、企業のデジタル化に拍車がかかっているのです。
つまり、市場拡大に伴って、IT人材へのニーズも増えていくということです。
IT関連の仕事だけでなく、一般的な事務の業務を行えるITサポート事務への需要も将来的に高まると言えます。

将来性

現在、ITサポート事務を含むIT人材へのニーズが高まっていると説明しましたが、将来的にも需要が低下する可能性は低いでしょう。
IT業界が発展しているだけでなく、ITサポート事務での経験を通じてキャリアアップを目指しやすいためです。
ただ、他の職種でもよく懸念されているように、ITサポート事務の仕事がAIに置き換わる可能性を完全に否定することはできません。
しかし、ITサポート事務には、トラブル対応や顧客・社内メンバーとの調整業務など、人の手が必要な仕事もあり、完全にAIに置き換わることはないと言えるでしょう。
そのため、ITサポート事務の将来性に関しては、過度に心配する必要はありません。

ITサポート事務の年収は?

ITサポート事務の年収は、一般的な事務と比較すると高い傾向にあります。

その理由として、IT事務は、一般的な事務よりも専門的な知識やスキルを必要とすることや、IT業界の著しい成長に伴い、ITサポート事務へのニーズが高まっていることなどが挙げられます。
ITサポート事務の平均年収は、約380万円となっています。
一方、一般事務の平均年収は、337万円となっており、ITサポート事務の年収は、一般事務に比べて約40万円高くなっています。
また、ITサポート事務での経験を活かしてキャリアアップを実現すれば、さらに年収が上がる可能性があります。

ITサポート事務はきつい?その理由をご紹介

「ITサポート事務の仕事はきつい」という声も見受けられます。
ここでは、その理由を確認していきましょう。

単調な仕事が多い

ITサポート事務の仕事がきついと言われる理由として、単調な仕事が多いことが挙げられます。
ITサポート事務は、クライアントの現場に常駐して仕事をすることが多いです。
そのため、業務マニュアルが既に準備されており、マニュアル通りに動く必要があります。
ITサポート事務は、単調な仕事が得意な人には向いていますが、よりイノベーティブな仕事がしたい人には、ITサポート事務は向いていないかもしれません。

電話対応が多い

所属する企業や現場によっては、電話対応が多いことも、ITサポート事務がきついと言われる理由の一つです。
中には、電話対応に追われてしまい、他の事務作業に集中できない人も見受けられます。
特に、クレーム対応の場合、ストレスを感じやすくなり、きついと感じる人が多いようです。
電話対応があまり得意ではない人は、プログラマーやインフラエンジニアなどを目指して、より専門的な仕事につくという選択肢もあります。

専門用語が多い

ITサポート事務の仕事がきついと言われる理由には、専門用語が多いことが挙げられます。
ITサポート事務は、エンジニアと一般事務の中間のような役割を担うため、IT関連の専門用語を知っておく必要があるのです。
そのため、ITサポート事務を目指すには、ある程度IT業界に関する勉強をしなくてはいけません。
また、最新技術にも対応できるように継続的に勉強する必要があります。

不規則な勤務になる可能性がある

一般事務の場合、定時出社・退社で安定した働き方を実現しやすいイメージがありますが、ITサポート事務の場合は、不規則な勤務になりやすいです。
エンジニアと一緒に働くことが多く、プロジェクトの納期によっては土日勤務が発生してしまう可能性や、ユーザーが動かない時間帯にメンテナンスを行う都合上夜勤をしなくてはならなかったりするケースもあります。

ITサポート事務からの転職やキャリアアップも可能

ITサポート事務から転職やキャリアアップを目指すことが可能です。
ここでは、どのような職種を目指せるのかを確認しましょう。

ヘルプデスク

ヘルプデスクは、サービスや製品の使用に関して、ユーザーからの疑問やトラブルの解決をサポートする仕事です。
ヘルプデスクはITサポート事務と仕事内容が似ているため、ITサポート事務のスキルを活かすことができる可能性が高いです。

営業アシスタント

営業アシスタントは、電話やメール、資料作成などの営業職のサポートをする職種です。
ITサポート事務もエンジニアなどをサポートする役割を担うため、アシスタントとしての経験を活かすことができます。

テクニカルサポート

テクニカルサポートとは、技術サポートを行う問い合わせ窓口のような役割を担う職種です。
例えば、社内システムの不具合対応やインストール、IT製品の問い合わせなどの業務を行います。
テクニカルサポートには、電話対応や資料作成などの細かい作業が求められることが多く、ITサポート事務の経験を活かすことができます。

システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントにヒアリングして、要望に沿ったシステムなどを開発する職種です。
システム設計やプログラミングだけでなく、プロジェクトのマネジメントスキルやコミュニケーションスキルも求められます。
ITサポート事務は、来客対応や電話対応なども行うため、IT知識をつけながらコミュニケーションスキルを強化できるので、システムエンジニアを目指す上で役立つでしょう。

インフラエンジニア

ITサポート事務の中には、ネットワークやサーバーに携わるインフラエンジニアを目指す人もいます。
水道や電気のことをインフラと呼びますが、IT領域におけるインフラエンジニアは、ITに欠かせない基礎であるネットワークやサーバーに関するエンジニアです。
ITサポート事務の仕事をしながら、基本情報技術者などの資格取得を目指すことも可能です。

まとめ

今回の記事では、ITサポート事務の基本的な知識や、ITサポート事務の現状と将来性、年収などについて紹介しました。
ITサポート事務とは、エンジニアやIT担当者をサポートする職種です。
一般事務よりも専門的な知識が求められることが多く、ITサポート事務の経験を通じて、専門性を高めることができます。
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