COLUMNプリセールスはきつい?つまらない?仕事内容・年収などを解説!

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プリセールスはきつい?つまらない?仕事内容・年収などを解説!

プリセールス
  • 「プリセールスとはどのような仕事?」
  • 「具体的な仕事内容や就職先は?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問点に役立つ内容を
・プリセールスの概要や仕事内容
・年収や向いている人の特徴
・具体的な就職先の例
の順番に解説していきます。
プリセールスを目指す人や、プリセールスの業務内容に興味のある人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

プリセールスとは?

プリセールスとは、顧客に対して製品やサービスの専門的な説明をして、営業担当者を支援する仕事です。
営業担当者に同行して、契約を獲得しやすくするのが主な役割です。
ここからは、以下の2つにわけてプリセールスを紹介します。
  • プリセールスの仕事概要
  • 技術営業との違い

プリセールスの仕事概要

プリセールスは、営業が顧客と商談する際に同行し、具体的な提案時にIT製品の技術の説明、顧客のIT環境に関するヒアリングなどを担当します。
専門的な知識を有することで、ヒアリングした内容から実現性の高い提案を行えます。
営業とエンジニアの間に位置して支援するため、要望を適切に開発者へ伝えられますし、営業の場においては詳しく技術を説明することで、より具体的なイメージを掴んでもらいやすくなります。

技術営業との違い

技術営業(セールスエンジニア)とプリセールスの違いは、主体性にあります。
技術営業は、自らが保有する専門的な知識を生かして営業活動を実施します。
そのため、プリセールスを必要とせず、営業力に加えて知識・スキルを持っているのが大きな特徴です。
一方で、プリセールスは営業を技術面から支援します。
あくまでも営業の支援者として同行し、適切に質疑応答・提案へ対応します。

プリセールスの仕事内容とは?

プリセールスの主な仕事内容は、以下の4つが挙げられます。
  • 顧客への製品・サービスの説明
  • 顧客の課題解決
  • サービス導入プランの提示
  • サービス全体の支援

顧客への製品・サービスの説明

プリセールスでは、顧客へ製品やサービスの説明を行います。
顧客のニーズに合った説明を行うことで、営業を支援して販売を促進する役割を担うためです。
例えば、顧客のニーズに対応した製品やサービスを適切に見極め、特徴を理解しやすく説明して購入意欲を高めていきます。
顧客に対して実施する説明において、どれだけ製品およびサービスに興味を持ってもらえるかが重要視されるでしょう。

顧客の課題解決

プリセールスは、顧客の課題を解決するため、自社製品を絡めた提案を行います。
例えば、顧客との会話で得られる内容に加えて、適切な問いかけによってヒアリングしながら情報を収集し、自社製品・サービスの特徴と照らし合わせて適切に提案します。
実務で困っていることを引き出しつつその場で素早く課題を分析し、提案によって魅力を伝えることで、営業の支援および販売の促進へ貢献します。

サービス導入プランの提示

プリセールスの仕事では、ヒアリングで得られた顧客のニーズに合わせて、商品およびサービスの導入プランの提示も行います。
必要に応じて顧客に製品やサービスのデモを提供し、顧客がその製品やサービスを理解できるようにサポートする必要があるでしょう。
コミュニケーションによって顧客との信頼関係を築き、製品やサービスを販売するための基盤を作ることもプランの提示に含まれます。

サービス全体の支援

プリセールスは営業の支援やプランの提案に限らず、サービス全体の支援にも対応します。
例えば、サービスの導入から運用までに必要な要件を適切に言語化し、開発者に伝えてプロダクトの推進を支援したり、顧客のニーズにあったサービスをその都度提案したりしていきます。
問題が発生した場合に技術的な支援に加えて、導入したサービスを適切に利用するためのサポートを担うこともあるでしょう。

プリセールスの年収とは?

項目 年収
プリセールス 約635.8万円
IT/通信系エンジニア 450.7万円
日本の平均年収(全年代) 403万円
日本の平均年収(男性) 449万円
日本の平均年収(女性) 347万円
プリセールスの年収を、以下の2つにわけて詳しく紹介します。
  • プリセールスの年収
  • 日本の平均年収

プリセールスの年収

プリセールスの年収は、求人サイトDodaの調査結果で「約635.8万円」です。
「IT/通信系エンジニア」が450.7万円となっており、年収においては高い水準と言えるでしょう。
なお、年収の推移では500〜600万円未満が22%と一番割合が高く、次いで400〜500万円未満、600〜700万円未満であることから、400〜700万円の間が一つの目安となるでしょう。

日本の平均年収

日本の平均年収は、全年代の平均値である「443万円」が目安です。
そのため、プリセールスのほうが高い結果となります。

プリセールスはきつい・つまらない?向いている人とは

プリセールスは、きつい・つまらないといったイメージを持つ人もいますが、以下のような人に向いている仕事といえます。
  • コミュニケーション能力が高い
  • 人付き合いが得意
  • 技術的な知識や理解力が高い
  • 変化するIT技術を吸収する向上心がある
  • 新しい技術やトレンドに敏感
  • チームプレイが得意
  • 柔軟に考えて対応できる
顧客と直接やりとりできる場所で課題を受け止めて解決策を提案したり、適切に説明したりする必要があることから対人関係に苦手意識がない人に向いています。
加えて、変化するIT技術を常に吸収し続け、新しい技術やトレンドに敏感な人も、適切な提案を検討する際に引き出しを増やせるので向いているでしょう。
さらに、営業とのチームプレイが苦でない人、顧客の返答へ柔軟に考えて適切に対応できる力を持っている人にも向いています。

未経験からプリセールスになるには

未経験からプリセールスになるには、営業またはエンジニアとしての経験を積むのが良いでしょう。
例えば、エンジニアとして基幹システムの開発を経験できれば、どのような技術で何ができるのかの知識・スキルを身につけられます。
すでにエンジニアやプログラマーの経験者の場合は、顧客との打ち合わせに同行したり、トークスクリプトによって話し方を学んだりするなどの顧客折衝経験を積みましょう。
実際の仕事内容では、適切に課題や問題点などの情報をヒアリングで獲得し、それに合わせて提案するための高いコミュニケーション能力に加えて、魅力的に伝えるプレゼンテーション能力も求められます。
自分のキャリアパスを見直して、不足している経験を補い、能力・スキルを伸ばしながらプリセールスを目指すと良いでしょう。

プリセールスに必要なスキル・資格

プリセールスに必要なスキル・資格の代表例を以下にわけて紹介します。
  • 英語は必要?必要な5つのスキル
  • 役立つ資格

英語は必要?必要な5つのスキル

  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • IT関係の知識
  • 課題解決力
  • 英語力
多くの人が気になる英語力も含めて、詳しく紹介します。

コミュニケーション能力

プリセールスに必要な能力として、聞き取る力、理解力、表現力などのコミュニケーション能力が挙げられます。
業務において、客先のニーズを適切に理解し、説明するためには正確に情報を収集する必要があるためです。
また、表現力を高めて顧客に自社のサービスを適切に伝える力も求められます。

プレゼンテーション能力

プリセールスの業務では、資料作成力、論理的な説明力、話し方など、プレゼンテーション能力を高めることが必要です。
資料を作成する際には、情報を伝えるために効果的なレイアウトを考える必要がありますし、ニーズや課題に合わせて論理的な説明力も求められます。
難しいシステム要件を伝える際にも必要なため、相手への伝え方・伝わり方を意識しておきましょう。

IT関係の知識

プリセールスでは、商品のデモや資料の作成など、IT関係の知識を活用する場面があります。
顧客のニーズを適切に読み解き、適切なソリューションを提案するにはそれぞれ細かい用語まで説明できる必要があるでしょう。
実際の製品・サービスによって異なりますが、業界における最新情報に加えて、自社で使用するソフトウェアなどを勉強しておくことが大切です。

課題解決力

プリセールスが営業を支援するためには、問題や課題を明確に定義し、その商品・サービスでどのように解決できるのかを伝えられる「課題解決力」も求められます。
また、不足している情報があったとしても知識等で補いつつ原因を分析し、適切な解決策を提案し実行する能力も一つの要素です。
加えて、導入後にどのような利益が得られるのかを伝えることで、顧客のニーズを満たして購入意欲を高められますし、サポート内容・対応時間などを明確に伝えることで、顧客の不安も解消できるでしょう。

英語力

プリセールスでの英語力は、コミュニケーションに活用するのではなく、海外のITサービスなどを理解するために必要です。
どのような機能を持っているのか、何に活用できるのかを説明するなどのアウトプットに加えて、システム等の要件を決める際のインプットにおいても役立ちます。

役立つ資格

プリセールスで役立つ資格の代表例は、以下が挙げられます。
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者
  • 応用情報技術者
  • マイクロソフト認定資格(MCP)
  • システムアーキテクト
  • PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
  • MOS(マイクロオフィススペシャリスト)
  • TOEIC
これらは一例であり、他にも役立つ資格があります。
プリセールスで従事する内容に応じて、必要なスキルや知識に基づいた資格を選択しましょう。
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プリセールスの就職先は?

プリセールスの就職先には、自社製品・サービスを取り扱うことから、IT企業やソフトウェア企業、通信企業などが挙げられます。
プリセールスの就職先を探す場合は、自身の技術的なスキルや知識、コミュニケーション能力を最大限に発揮できる業種を探しましょう。
役職といったものはありませんが、主に営業の補佐として活動します。
また、顧客とエンジニアを繋ぐ架け橋としての活躍から、技術職として求められていることもあるでしょう。

まとめ

プリセールスは、主に営業と一緒に顧客とやりとりをし、IT技術に関する知識・スキルに基づいて質疑応答や提案を行う仕事です。
自社の商品・サービスを効果的に販売するために欠かせない業務であり、営業活動を支援する上で重要な役割を果たします。
必要に応じてスキルや資格を身に付け、自身の強みを活かせる企業での就職を目指しましょう。
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